灰谷健次郎のレビュー一覧

  • 砂場の少年
    ちょうど中学生の時に出会った。これが灰谷作品との初めての出会いでこのあとしばらく読み漁ることに。主人公と自分は全く違うのに彼の心の痛みを自分のことのように感じた。この本に出会ってなかったらもっと冷たい人間になっていたかもしれない。
  • 少女の器
    上野君と絣ちゃんの関係が大好き
    大阪の男の子と東京の女の子
    ぽけっとに手を入れるところ
    最高。
  • 天の瞳 幼年編II
    倫太郎には、モデルがいるみたいです。その方は今、絵本の貸し出しやさん(?)をされてるとか。嬉しいですよね。
  • 天の瞳 あすなろ編I
    「あすなろ編」「少年編」と続きます。倫太郎が素敵で、なんでこんな素敵かといえば倫ちゃんの周りの人たちがまた素敵で・・・。一言一言が心に響きます。
  • 海になみだはいらない
    自分内最高の短編集です。
    対象年齢は低めですが、読めば読むほど色々な発見があり、未だに熱いものがこみ上げてくる作品です。
  • 島物語II
    田舎暮らしがしたい。
    畑を耕したい。
    自然と共に暮らして生きたい。
    と思った本です。灰谷さんらしいですね。
  • 島物語I
    田舎暮らしがしたい。
    畑を耕したい。
    自然と共に暮らして生きたい。
    と思った本です。灰谷さんらしいですね。
  • 少女の器
    決して子供が読むためだけの本ではない。親も子供を通して成長するということがよく描かれている。両親の離婚を経験した中学生の絣の、両親の狭間で動く、そして優しく繊細な心に感動できる 
  • 少女の器
    絣がすごくスキ。父親の優しさや母親とのやりとり。何度繰り返して読んでも面白い。
    絣の繊細さがスキです。強いけど細やかなところ。
  • 天の瞳 最終話
    - 本当に途中でパタっと終わってしまった。タモツが打ち明ける秘密は何だったんだろうか。この中学は変われたんだろうか。小学校のヤマゴリラのように、中学のゴリにも何かしらの変化があったのだろうか。
    - 推敲もちゃんとされていないんだろうな。未完の作品を世に出されるのって多分本人はめっちゃ嫌なんだろうなー...続きを読む
  • 兎の眼
    一気読みしてしまった。(会社の昼休みに読んでいたら、気づいたら休憩時間超していた。)
    人って、人間ってなんだろう。まだ、覚悟を持って生きるのに足りるだろうか。目の前の人を、人としてちゃんと見ているだろうか。私と同じく、生きている人だって、分かっているかな。
    うつくしい人って、
  • 兎の眼
    とにかくジャケットが良い。持っているのに何度も手に取ってしまいます。

    そして小谷先生の言葉遣いが、またたまらなく良い。いまや時代言葉なのでしょうが、全てをひっくるめて、これほど会ってみたいと感じてしまう主人公は、小谷先生の他になかなかいません。
  • わたしの出会った子どもたち
    なぜか本棚にあった本で手に取った。母が好きだった本で実家から持ってきたのだったろうか。子育てに悩んだときに手に取った。自分の悩みが吹き飛ばされるような感覚があった。
  • 兎の眼
    教員になるなら読んだ方がいいのかなと思って買っていた本。

    いよいよ1ヶ月を切り……というところでようやく手をつけた。

    足立先生、かなり好き。
    試行錯誤しながら子どもと必死に向き合おうとする小谷先生のようにありたい
  • 天の瞳 最終話
    どないになりはるんやろうーーーーと楽しみにしていたんですが、未完とはーーーー
    明暗も残念でたまらなかったのにーーーー
    あるのですねぇ、こういう事って
  • 兎の眼
    1974年に出版された小学校の新任女性教師に関するお話。

    もう50年近く前に書かれた本なので今とはかなり時代背景が違いますし、実際に教育現場で働いている方から見ればかなり理想論過ぎるところもあるかとは思います。ただ、それでもやっぱり非常に良い本だと思いました☆

    現実問題として、今の教師が小谷先生...続きを読む
  • 兎の眼
    新人教員の小谷先生と塵芥処理場の子どもたち。ハエ博士の鉄三。バク爺さん。教員になる人にぜひ読んでほしい一冊。
  • 兎の眼
    新任の小谷先生と子どもたちとのやりとりや成長にいちいちうるうるした。

    人のことは表面だけみていてもさっぱりわからない。行動にはそれなりの理由がある。鉄三やミナコ。いろいろなこどもたちがいていろんな立場のおやがいる。
  • 太陽の子
    「お父さん」を殺して欲しくなかった。「お父さん」は最初から最後までのっぺらぼうだった。まるでふうちゃんが見てる幻想のような存在だった。もっと他に描きようがなかったのだろうか。彼の苦しみの原因になかな気づかなかったなんて有り得ない。そして安易に周囲は想像する。結末が自死だなんて。もっと「お父さん」を掘...続きを読む
  • 太陽の子
    古い新潮社版で読んだ。
    予備知識なく読み始めて、沖縄に関連する話だと知り、ちょうどちむどんどんを見ているときだったので、よいめぐり合わせだと思った。

    年代はおそらく1975年頃。
    沖縄出身の両親を持つ12歳の「ふうちゃん」の両親が営む沖縄料理店を舞台に、店に関わりのある人々の交流が描かれる。
    皆、...続きを読む