灰谷健次郎のレビュー一覧

  • 天の瞳 成長編I

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    こども達は先生を選ぶことはできません。先生も生身の人間だけど、こどもの将来に、大きな影響を与えることは確か。こどもにとって、身近な大人って、親と先生くらい。親や教師以外の大人と関わりがあるかどうかも、とてもだいじなことなのかも。

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    2012年05月13日
  • 林先生に伝えたいこと

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    灰谷さんはやはり本業の文学の方が断然いい。
    生き方としては、ちょっと超然としているというか、気を遣う。
    と言いながら、ところどころ、うなずけるところもあるので、☆3つ。

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    2012年04月26日
  • 天の瞳 最終話

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    ネタバレ

    本当に「未完」だった。
    灰谷さんが逝ってしまったんだということをあらためて感じた。
    鎌田慧さんの解説が良かった。

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    2011年10月02日
  • 天の瞳 幼年編I

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    灰谷健次郎が亡くなって5年経ちました、その作品の数々を思い出してました。
    『兎の眼』『太陽の子』など読んだのはかなり前です。

    『天の瞳』はかなり後に読んだのですが、強い衝撃を受けました。
    子どもを見る目は大人にとって、都合のよい子という考えになってないか、子どもに教える立場、導く立場という大人だから偉いのだ、と思い込んでいないか。。。

    実は子どもと同じ目線で見ることが出来る、寄り添うことが出来る人こそ大人だといえるでしょう。
    それは、とても難しいことです。

    でも主人公の倫太郎を取り巻く人たち、特にじいちゃんのありのままの偽りない言葉に、真実があるのに心打たれました。
    子どもは素直な心で、

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    2011年09月09日
  • 海の物語

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    海の近くで暮らす人たちの生活を描いた作品。
    主人公は小学5年生の漁師の子健太。
    健太が魚をさばいたり、大きな船を操縦したり、海のことを研究したり、父親とじゃれあったり。
    健太だけじゃなくて、この小説に出てくる子どもは、もう小さな大人だった。大人もそれを受け入れて対等に接してる。
    だから、読んでて気持ちいい、のかも。

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    2011年06月08日
  • 子どもの隣り

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    「人間は 自分のしていることに 意味が持てないときほど、
     つらいことはない…」

    「作られたものを楽しむのは 少しも悪いことじゃない。
     作られたものの中にも、
     ほんとうらしいものも いっぱいあるもの」

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    2011年05月09日
  • 天の瞳 幼年編I

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    灰谷先生の描く子供は、一生懸命に生きているところが好き。
    真剣に他者や世界と向き合っているその姿勢に見習うものは多い。
    子供達の母親同士の会話や、
    長々とした現代の教師批判など冗長な箇所もあるし、
    「流石に平成の時代にこんな子供は存在しないだろう」
    という思いもあるけれど、
    読んでいて心が洗われるような素敵な物語です。

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    2010年04月26日
  • 遅れてきたランナー

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    2010.02.27. 読んでて、まず走りたくなった。走るのっていいんだろうな、体にも心にも。灰谷さんは、亡くなってしまったのだな…と改めて残念に思う。

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    2010年03月01日
  • 少女の器

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    絣が繊細で、鋭敏で、純粋過ぎて…。読むと切ない気分になります。上野くんはあの年で「時代おくれ」が持ち歌だなんて、渋い。

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    2010年03月01日
  • 海の物語

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    素朴で心温まる。
    世界平和なんておっきなこといわなくたって
    小さな幸せでじゅーーぶん!って心いっぱい

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    2009年10月23日
  • わたしの出会った子どもたち

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    こどもたちの姿、気持ち等、伝わってきます。
    なかでも「チューインガム一つ」は、何度読んでも心につきささります。

    「チューインガム一つ」  

    せんせい おこらんとって
    せんせい おこらんとってね
    わたし ものすごいわるいことした
    わたし おみせやさんの
    チューインガム とってん
    1年生の子 と ふたりで
    チューインガム とってしもてん…

    つづく

    この先の展開は、ぜひ機会があれば読んでみてください。

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    2009年10月04日
  • 風の耳たぶ

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    〜「むずかしいものですね」「むずかしい。人は試行錯誤してこなければわからぬという厄介さを抱えておる。だから人生派といういい方も出てくる」〜


    ほんとうに…ほんとうに…

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    2009年10月04日
  • 天の瞳 幼年編I

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    年少組なのに年長組の子を泣かせたり、突拍子もないいたずらを考えついたりと、いつも保育園の先生を手こずらせてばかりの倫太郎。大人たちからはとんでもない悪ガキだと思われることが多いが、実は鋭い感受性とさりげないやさしさをあわせもった個性的な子だ。倫太郎はどのように成長していくのか、そして周りの大人たちは倫太郎をどう見守っていくのか。灰谷文学の集大成、感動の大河小説の開幕。

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    2009年10月07日
  • 海の物語

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    心落ち着く物語。
    漁師の子供に生まれた子の、繊細な心が描かれている。

    クラスを上手くまとめる先生の姿もよい。

    なんていうんだろうな。こういうの。 田舎のよさか。

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    2009年10月04日
  • 手と目と声と

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    最後の話が印象的だった。

    生徒と教師。子供と大人。

    子供を見たら、ああうるさいなー子供嫌い。

    とかいう風にしか見てなかった私にとってすごく新鮮で、色鮮やかな世界に驚かされ引き込まれた。

    子供の世界に引き戻されたり、また逆に大人からの視点で感情移入してたり10代最後の今出会えてよかったと思う。

    またいつか読み返したい。

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    2009年10月04日
  • 少女の器

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    主人公をはじめ魅力的な登場人物ばかり。
     人の考えを知ること、そして自分で考えることの大切さを教えられた気がします。

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    2009年10月04日
  • わたしの出会った子どもたち

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    自分とは違う子どもたちの存在について、知ることは、その内容を理解することよりも、実は大きなことだったのかも知れません。

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    2009年10月04日
  • わたしの出会った子どもたち

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    小学校のとき、学級文庫にたまたまあって読んだ。ガン泣き。自分で自由に本を買える位の大人になってから買ったよ。いろいろな本読んでも、いつかこういうきれいなところへ帰って、また子供のころと同じ本を読んで、ふんどしの紐をしめなおす人でありたい。

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    2009年10月04日
  • いま、島で

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    灰谷さんの自給自足の生活の模様。それを通して感じられるのは“命の大切さ”。“添う”の灰谷精神がひたひたと感じ取れる。

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    2009年10月04日
  • 風の耳たぶ

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    夫が妹のようにかわいがっていた従妹が亡くなり、静かに静かに声を殺して泣いているのを見たとき、この人はわたしが死んだときにも、こんなふうに泣くだろうかと、とてもかわいそうに思えた。夫はわたしがカゼなんかひいたりして寝るととてもキゲンが悪い。きっと、心配で不安になるんだろうなと思う。だからわたしは、自分の体のことをいまだに夫に話せないでいる。わたしが死んだら、夫は、こんなふうに泣くだろうか……。「風の耳たぶ」の老夫婦のような静かな気持ちにはなれないんだろうな、最期まで。

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    2009年10月04日