灰谷健次郎のレビュー一覧

  • 天の瞳 あすなろ編II

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    P247?「あたしが独りでいるのは欲が深いからかもしれんナ。あれもしたい、これもしたいと心急くし、一人好きになるよりは百人好きになりたいというくちやし、成長のともなわない恋愛は嫌だし…、自分の心を持てあましているね、あたしは」?

    『天の瞳』にたくさんのことを学んだ。初めて読んだ小学生のときも最後の一冊を読んだ大学生の今も。続きが読みたかったって心の底から思います。

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    2009年10月04日
  • いま、島で

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    灰谷さんの作品には、大切なひとすじの考えみたいなものが感じられる。子どもたち、いのち、自然、戦争のない世界、家族、…、その他。そこが好き。

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    2009年10月07日
  • 天の瞳 成長編I

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    読みすすめていくうちに、自分が慣れてきてしまっただけかもしれないが、やっぱりシリーズの初めの頃の方が心に直接迫るものがあった。少しくどいというか、表現が遠回しになっている感じがした。全体的には好きなんだけれど。

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    2009年10月07日
  • わたしの出会った子どもたち

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    高校生で『太陽の子』を読んで、灰谷さんの作品を知った。そして、それからむさぼるように灰谷さんの本を読んだ。
    幸運にも高校3年生の修学旅行が沖縄で、しかもたまたま選んだ離島が渡嘉敷島で、ある夕方、浜辺で灰谷さんを囲んで話をする機会に恵まれた。本当にすばらしいひとときだった。あまりの出来事に、そして時間が経ってしまったこともあり、その内容は残念ながらはっきりとは覚えていないが、こんなに感動を与えてくれたご本人と会って、話をする機会に恵まれるなど、本当に幸せで、本当にうれしかった。

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    2009年10月07日
  • 少女の器

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    「太陽の子」がおもしろくて、読んだことない灰谷作品を読もうと思って手にとった本。

    灰谷作品の子どもたちは深いなあと思うこともあれば、ここまできちんとしてるのかなあ、理想的すぎるというか、作者の言いたいことを言わされてるというか、そんな感じもするけれど、自分もこんなに心がまっすぐで、深く考えられるといいなあと思う。疲れるかもしれないけれど。
     会話が深くて、説教くささを感じなかったらぐんぐん読めると思う。
     あと、子どものエピソードが読みたくて読んでるようなところがある。話にはっとさせられることも多いし。
     ちなみに「天の瞳」は途中で断念してしまった。

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    2009年10月04日
  • とんぼがえりで日がくれて

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    どこにでもいる、まだまだ小さい子どもと子どもたちを見守る大人の話。クマさんの話が一番好きです。灰谷さんの本は、読むと心がほっこりします。そして、いつも背中がしゃんとなります。

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    2009年10月04日
  • 天の瞳 少年編I

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    倫太郎の、成長していく様が本を通して直に伝わってくる、倫太郎を取り巻く大人達、仲間達の友情にジーンとくる作品。

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    2009年10月04日
  • 我利馬の船出

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    前半、とても良かった。
    船の作り方のリアルさや我利馬の境遇や心境など、読んで泣いたが、後半のパラレルな話の展開に唖然とした。できれば前半のみの話で涙して終わらせてほしかった。

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    2009年10月04日
  • 天の瞳 少年編II

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    倫太郎の、心の成長を描いている。灰谷先生だから描けたんだと思ってます。
    大人と、子供の間にある何かを、結びつけてくれるものを教えてくれたような気がします。

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    2009年10月04日
  • 天の瞳 少年編II

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    私が中学生のころ、こんな強い意志はなかったし、考えることもレベルの低いものだった。
    もっと早くこの本に出会っていたら、もっと早く強い人間になれたと思います。

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    2009年10月04日
  • せんせいけらいになれ

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    子どもたちの詩がユニークなら、灰谷先生もとても面白い!こんな風に言われれば、「よしっ!書いてやろう」と思うだろう。
    私自身は詩の授業が苦手だったが、詩の何が大切かということがわかり、好きになった。「書きたい!」という気持ちがわくテーマ・方法を選んで授業に臨みたい。詩の授業前に必読!

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    2009年10月07日
  • 我利馬の船出

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    2006.01. 貧乏でどん底の生活から別れを告げるため、自分の名前を捨て“我利馬”となり脱出を計る少年。しかし、だれでものおっさんに出会い心が解かれていく。大変な嵐の末辿り着いた島は、心優しい大きな人々が住んでいた。
    彼の心の成長を見守りつつも、自分の大きなエゴに気づかされる。

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    2009年10月17日
  • せんせいけらいになれ

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    小学4年生のとき薦められた本
    これもなかなかいい というか灰谷さんらしい!
    小学4年生んときの先生大好きだから
    その影響もすごくありそう

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    2009年10月04日
  • 砂場の少年

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    灰谷健次郎氏は最も尊敬する作家の一人です。教師になるなら一度は読むべきじゃないかと思う。そういう環境に置かれる置かれざるに関わらず。奥さんはその後どうなったんでしょう…

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    2009年10月04日
  • 天の瞳 少年編I

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    小学校を卒業し 中学に入学した倫太郎たち。
    そこでもまたまたこれまで以上の理不尽が彼らを待ち受けている。

    人間関係もより複雑になり 話し合いの予知さえ許されない体制とのせめぎあいや 「不良」という名をお与えられている先輩たちとの関わり方を 彼らなりに真正面から受け止め悩む中学時代が始まったのだ。
    親としての芽衣や潤子の葛藤も 小学生時代のそれとは格段に違っている。
    これからどんな風に倫太郎たちが立ちはだかる壁を打ち破っていくのかが興味深い。
    続く成長編も楽しみである。

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    2009年10月07日
  • 天の瞳 幼年編I

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    ――可能性のかたまりが、ここにひかり輝いている。
    ――破天荒な行動力、自由闊達な心が生み出した倫太郎の魅力を描く。
                            帯より

    小瀬倫太郎と彼を取り巻く人びととの 長い長い時間を描いた大河小説。
    まずは 保育園入園から小学校高学年までの 幼年編。

    倫太郎の生きる力の源はなんだろう――と考えてみる。
    初めて出会った大人の彼に向かう心積もりが 天性のものを認め伸ばしてこうなったのだろう。
    子供を産み育てるとき こうありたい、というあれこれが この作品にはいたるところに散りばめられている。それは自分の身に引き比べると 痛いことでもある。

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    2009年10月07日
  • 少女の器

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    高校の課題図書でした。
    何が好きって、東京の女の子と大阪の男の子の純粋な恋模様が描かれているとこ。何度も何度も読み返してニンマリしていました。
    灰谷さんは他にも子どもを中心とした図書を何冊も出していて、幼稚園教諭として勉強させられる本が沢山あります。

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    2009年10月04日
  • 太陽の子

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    戦争で傷ついて、心に深い傷を負った人たちはたくさんいると思う。沖縄も、理不尽な扱いを受け苦しんだ人がたくさんいたんだと思う。そういった苦しみを、子供のふうちゃんの目線で昇華していくお話だった。
    戦争の苦しみという点では他にない児童文学であったと思うけど、沖縄の人達は苦しんだから、みんな良い人で優しいみたいな文章が多くて違和感を覚えた。本土の人間は、苦しんでないから分からないみたいな言い方。人間には良い人もいるし悪い人もいる。沖縄だから特別ってことはないでしょ、と。
    作者はふうちゃんみたいな慈愛の心のある人に育てよというメッセージをこめたのか、ふうちゃんが特別に優しく強い女性であるかのように書か

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    2025年07月28日
  • 兎の眼

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    独特な文調で
    視点が少しわかりづらい部分はあるものの
    あっという間に読み切ってしまった

    教育の場(小学校)が舞台なのだけれど
    色々と考えさせられるお話だった

    障害児教育に限らない気づきの多い作品

    児童文学だけど大人の方が響くものがあるのでは?

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    2025年04月10日
  • 兎の眼

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    心に残った一節
    「効果があればやる。効果がなければやらないという考え方は合理主義といえるでしょうが、これを人間の生き方にあてはめるのはまちがいです。この子どもたちは、ここでの毎日毎日が人生なのです。その人生をこの子どもたちなりに喜びをもって、充実していきていくことが大切なのです。わたしたちの努力の目標もそこにあります。」

    学校って素晴らしい学びの場で、きっと効果がないようなことをしている日々も全て効果なのだと思う。
    小谷先生が鉄三と向き合おうと決めた時、この子は宝ものを持っていると成長を期待していましたが、小谷学級の生徒たちも同じように変わっていきました。どんな子ども宝ものをもっていると考え

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    2024年10月06日