灰谷健次郎のレビュー一覧

  • 太陽の子

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    自分の視界の中にあるものだけで自分ができていると思ってしまうけど、本当はたくさんの人々の歴史や犠牲があって今私たちが生きているんだなと思う。優しい人の表に見せない悲しみに胸が痛くなり、温かくもなった。

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    2026年06月07日
  • 太陽の子

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    ふぅちゃんが小6の設定だが、人として出来すぎていて末恐ろしい。
    まさかの最後の1章でドンデン返し。
    沖縄に対する差別とも取れる扱いと、戦争が終わっても尚残された者たちを蝕む戦争の後遺症。
    失われた手で叩かれている話のシーンと、季節はずれの蛾のシーンが心が痛む。

    ひかれ星。てだのふぁ。
    後書きに全てが詰まっている。

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    2026年06月04日
  • 少女の器

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    太陽の子、兎の眼など代表作品、40年45年前に読んでいます。再読しておかないと死ぬ前に後悔する気がして一通り買い集めていますが本書は初読。灰谷先生作品は改めて素晴らしい事を再認識した。思春期の子供いてるけど息子だからわからない。娘とビール飲めたら究極の幸せだろな。本書は多分、死ぬ前に来世を予想してニヤニヤしながらも病院で読む一冊、あー、
    それ200冊超えてるから余命一年は欲しいですね。

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    2026年05月24日
  • 兎の眼

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    心が温かくなる話。
    子どもの純粋さやその子が持っている力は、大人の型で教育することで埋もれてしまうこともある。対話しながら一緒に考える、相手のことを思う、そういう道徳的なことを改めて大事にしたいと思えた。

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    2026年03月14日
  • 太陽の子

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    学生の頃、何度も読みました。明るい主人公をとりまく、個性的な大人たちの中に、精神病を患った父親の闇の部分、戦争の傷跡が見え隠れする。
    学生時代に読んで衝撃を受けました。

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    2026年01月30日
  • 兎の眼

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    12歳に初めて読んで以来、45年振りに読みました。余命何年とか言われたら必ずもう一度読みます。最高の小説

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    2025年12月19日
  • 太陽の子

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    ネタバレ

     ふうちゃんはキヨシに会ってからすごく心が不安定になった。この文章は、‘人と出逢う事’というのはどういう事なのか、どんな意味があるのか考え直すきっかけとなった。
     キヨシは今までふうちゃんが想像もしなかった世界で生きてきて、ふうちゃんとは違う価値観を持っている。それを受け入れようとしたからふうちゃんは一時不安定になったんだと思う。また、それに伴って今まで悪口を言わなかったふうちゃんが人の悪口を言うようになったという描写もある。これはふうちゃんがおとなになっていっていることを示しているのではないか。
     自分にとって嫌な人を遠ざけるのは身を守る手段として妥当である。でも、私達は幼い頃、そんなことを

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    2025年11月25日
  • 太陽の子

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    ネタバレ

    沖縄の人々の温かい性格と、戦争の残酷さを強く感じた。戦争は終わったとされても、全てを奪われた人々にとっては決して終わりではなく、苦しみが続いていくという現実に胸を打たれた。

    そんな中で登場するふうちゃんは、子どもでありながらとても聡明で、人の気持ちを深く理解できる存在だった。最後におとうさんを亡くしてしまっても自暴自棄になることなく、キヨシ少年の思いを受け止めようとする姿に感動した。

    この作品を通して、私自身もふうちゃんのように他人を思いやれる人間になりたいと強く感じた。戦争の悲惨さと同時に、人を信じて支え合うことの大切さを学んだ一冊だった。

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    2025年08月17日
  • 太陽の子

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    主人公は、小学6年生で、沖縄2世の女の子です。ときは、1975年、家は神戸の下町にある沖縄居酒屋で、沖縄出身者が集まる場所。
    みんなに可愛がられて、優しい人たちに囲まれていて幸せだと思う反面、大人には、子供に話さない、なにか事情のようなものがあることを、なんとなく感じるようになっていた。
    戦後、沖縄出身者の心情に迫る小説である。

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    2025年08月08日
  • 少女の器

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    読んでから10年ほど経ったが、未だにこの本のフレーズがふと浮かぶことがある。主人公の絣がとても魅力的で印象に残っている。

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    2025年05月11日
  • 太陽の子

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    ・親に勧められるもなかなか機会がなく、ようやく読むことができた。戦争に翻弄された沖縄と沖縄の人々。その悲惨さと悲しみを描きつつも、てだのふあ・おきなわ亭に集う人の温かさに心が慰められた。

    ・p.340 「沖縄の人間が戦争をはじめたわけやなし、まして、子どもになんの関係があるねん。みんな戦争のあったことなんかすっかり忘れて暮らしているときに、なんにも悪いことをしてえへん沖縄の人間が、まだ戦争をさせられとるわけやろ」

    ・今年はちょうど戦後80年。もう80年なのか、まだ80年なのか。戦争はまだ終わってない。

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    2025年03月16日
  • 太陽の子

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    ふうちゃんのまっすぐな気持ち、てだのふあに集う人々のあたたかさ、辛い沖縄の記憶 泣けてしかたない。八重山諸島行きたいな。神戸港町も行きたい。

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    2025年03月12日
  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    齋藤孝先生おすすめ。高度経済成長のときに書かれた名著。
    小学校の先生と、ゴミ処理場の近くで住む生徒たち、特にはたから見ると問題児と見える生徒を中心に、いさかいや問題が生じ、それに取り組む中で成長していく先生と生徒を描いている。
    主人公の小谷先生はよく泣くが、読んでいるこちらも泣かされる。
    現実はこの本ほどはうまく進まないかもしれないが、小学校のすべての先生が読んでくれたら、小学校に居辛さを感じる子が少なくなるのではと感じた。

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    2025年03月01日
  • 兎の眼

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    ネタバレ

    なんという美しい話だろう

    登場人物がみなわけもなくハエを捕獲できるのには、時代を感じた。私、まだ生涯一度もハエ叩きすら成功したことないです。

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    2024年11月21日
  • 太陽の子

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    児童書?
    いえ これは今の大人へのメッセージです

    我が家のわりと近くに「太陽の子保育園」がある
    神戸出身の灰谷健次郎さんが理想の保育園を目指して創設されたとか
    昔読んだ本を再読した

    〈 ふうちゃんが六年生になった頃、お父さんが心の病気にかかった。お父さんの病気は、どうやら沖縄と戦争に原因があるらしい。なぜ、お父さんの心の中だけ戦争は続くのだろう?〉

    本当のやさしさとは?
    絶望から?

    沖縄にまだ平和はない
    美しすぎる海
    海岸に巨大な基地がどんどんつくられている
    報道はない

    神戸を愛し、何よりも沖縄を愛した灰谷健次郎
    この本はもっと読まれるべきだと

    ≪ ひっそりと 考えるのよ かなしい

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    2024年08月04日
  • 兎の眼

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    古さは感じたけどおもしろかった、小谷先生かっこよくて、こんな先生がいたらいいなと思った
    小学校で学ぶのは勉強だけじゃなくて、はなから切り捨てないとか、自分だけがよければいいんじゃないとか、ずっと必ずじゃなくても、そういう考え方が身に付いてるのは大事だと思った

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    2024年05月30日
  • 兎の眼

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    社会弱者の視点に気付かされる 予備知識なしに読み始め、まず児童小説であることを知り、プロレタリア文学に分類されるものであると分かった。社会的弱者について知った風な顔をしている自分たちが、まったく実際を理解していないことに気付かされる。裕福な家の娘であった小谷先生が、純粋な性格から様々な経験を通して子供達に分かり合えるようになっていく過程が描かれている。夫は一般社会ではごく普通とされる人物だが、弱者の視点からいえば何もわかっていない、下らない人間だという見方になり、読者の側も大いに恥じ入ることになる。タイトルの兎の眼は物語のストーリーとは一見直接の関連はないが、写真で善財童子の顔を見ると、そこに

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    2025年12月03日
  • 兎の眼

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    ネタバレ

    「人間が美しくあるために抵抗の精神をわすれてはいけません」
    「そんなだれでもやるようなことはやるな、たちまち人が困るようなことをとくとくとしてやるな。どんなに苦しくてもこの仕事をやりぬけ。それが抵抗というものじゃ。」

    心に残った言葉です。気に食わないからやらない、そんなことをしていた自分が恥ずかしい。やり抜く、それは自分への抵抗。卑怯で怠ける自分への抵抗。私も善財童子の美しさ、バクじいさんの優しさがほしい。

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    2024年02月26日
  • 太陽の子

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    沖縄の友人はたくさんいましたし、沖縄の歴史についても知ったつもりでした。優しい人が多いし、おおらかでとても気が合う仲間が多い。
    でも、その人たちや、その人たちの祖先が沖縄戦のつらい悲しい経験をしてきたからこそ、強く優しいのだと思いました。
    ふうちゃんの明るさと素直さ、見習いたいほど魅力のあるとても良い子。こういう子が、この作品を通して増えたらいいなと思います。
    心が温かくも悲しく、優しい気持ちになれた不思議な良書です。世の中から悲惨な経験をする人が少しでも減りますように‥また思い出したときに読みたいです。

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    2024年01月27日
  • 兎の眼

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    ネタバレ

    "「学校の先生をやめます。きょうから、ただのオッサンになります。さようなら」"。この後書に辿り着くために読み始めました。
    学校に通う中で出会うひとつひとつの出来事に触れ、向き合い、少しずつ逞しくなる小谷先生。子供達の成長がみずみずしくもあり、また、最後の闘いは何か人間の根本に触れているようで、心にシンとくるものがありました。心の素直さ、が描かれていました。

    1番心が振れたのは、鉄三ちゃんの書いた文章を小谷先生が読めたこと。ふたりの関係の表れなのだなと。

    少しずつでも毎日を積み重ねて生まれたつながりの強さは、彼らの等身大の姿でもありながらひとつ教科書のように尊かったです。

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    2024年01月27日