灰谷健次郎のレビュー一覧

  • 太陽の子

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    まだ戦争を体験していた方が登場人物として登場している。
    「太陽の子」ってこんな話だったんやなと改めて思う。

    30年ぶりに読んだが、最近、生命の尊厳って、なんやろ?実態としてわかりたくって考えていた私へのヒントとなった書となった。
    感慨深い。

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    2024年08月19日
  • 兎の眼

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    国語の教科書を思わせるような本でした。良いことと悪いことは綺麗に線を引くことができなくて、自分と相手両方の視点から、問題を把握していくことが大切だと感じました。小谷先生の生き方はかっこいいと思います。

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    2023年09月29日
  • 子どもに教わったこと

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    子供の素晴らしさを書いた本で、既にNHKブックスで読んだが、もう一度読む機会としてちょうど良いでしょう。(HPの日記より)
    ※2000.12.30購入
     2010.12.21売却済み

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    2021年09月04日
  • 兎の眼 (角川つばさ文庫)

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    新人女性教師と子どもたち、とくに処理場にすむこどもたちとのこころの通い、こどもたちに慕われる足立先生。塵芥処理場。

    「美しくあるためには抵抗が必要」
    じぶんを見つけていったときにだんだん夫とすれ違っていくあたりも、なにかを犠牲に生きていっているんだなと。
    だれかの命を食べて、生きている。

    C8793

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    2019年03月22日
  • 海になみだはいらない

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    児童文学こそ難しい。丁寧な描写に引き込まれた。伝わると思って話してはだめだなぁと反省させられる丁寧な描写がとても勉強になった。力の入れるポイントが違うんですね。

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    2017年07月26日
  • 少女の器

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    少女の成長だけではない。大人も成長していく。子どもの成長は早い。大人のそれは緩慢だ。だけど確かに子どもと歩みゆく親の様子の方がグッときた。それは須らく子どもの成長に誘発されたものである。だから子どもは偉大である。

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    2016年06月21日
  • 海になみだはいらない

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    『キライキライキライキライ』

    いつもなら、先にほかの方のレビューは読まないのだが、今回はなんとなく覗いてすごく驚いた。大勢の人が何度か読み返した。と書いてあるのだ。特別に思い入れがあったわけではないのだけど、かくゆう僕も再読であったのでこの本は二度読ませる力があるのかもしれない。

    強く生きる事もとても素晴らしいことだと思う。だけど、弱くても生きることは素晴らしい事なんだ。つまり、腐らないこと枯れないこと死なないことが素晴らしいんだ。また読むかもしれない。

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    2015年09月28日
  • 少女の器

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    人の温かさが分かる本だと思いました。
    感受性の高い年代の少女の等身大の考えや行動、想いが伝わってくる話です。
    読んでいて、母親と娘、父親と娘の会話会話のキャッチボールが日常的で面白いと感じました。

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    2014年12月22日
  • わたしの出会った子どもたち

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    ・たとえば、朝、養護学校にいく為に、スクールバスが迎えにくる場所まで歩く数百メートルの道のりを見るだけでいい。
    かの女はたくさんの生き物を友達にしていることを知るだろう。
    仕出し屋の猫に、朝のあいさつをする。残飯を食べ過ぎて体が酸性になった猫は機嫌が悪い。そんなとき、かの女は笹の葉を猫にやるということを知っている。
    かの女は一休みする。
    やはり木の葉に止まって一休みしているハチが、体内の余分の水分を口から出すのを見ることがある。
    その小さな水玉は朝日を浴びて、このうえなく美しい。
    かの女はそれを、ハチのシャボン玉吹きといっている。
    マツバボタンにも、朝のあいさつをする。
    「おはようさん」
    とい

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    2014年01月04日
  • 天の瞳 あすなろ編II

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    実際に存在するのなら、会ってみたいなあと思う人がこのシリーズには必ず登場します。知的障害についても描かれていますが、現在関わっているからこそ伝わってくるものがありました。

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    2013年09月29日
  • 島物語I

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    父のひらめきで、島に移住することになった一家4人。
    大人の勝手だと、猛反発する姉弟だったが、慣れない自給自足の生活の中で、いのちについて、豊かな生活について、考えるようになる。

    自分の生活が、ほんとうに豊かだと言えるのか。
    考え直した一冊。

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    2013年07月17日
  • 島物語I

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    島での生活が始まった。
    いつの間にか自然、動物、虫、隣人と密接にならなくなってしまったことがいいのだろうかと思わせるような気がする。
    わかりやすぎるこのお話、田舎暮らしという視点含めて楽しみです。

    しかしお姉ちゃんの知恵とガッツはすごいな。

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    2013年04月22日
  • 子どもへの恋文

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    共感する部分は多かった。子供から教わるという姿勢は簡単そうでなかなか出来ない。どうしても「こちらは大人だから・・・」という常套句をつけてしまう。それを取っ払うことから全て始まり、それが全て。

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    2013年03月19日
  • 天の瞳 少年編II

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    小学6年生から中学1年生にかけての倫太郎と、倫太郎を取り巻く人々の物語。

    中学生になり、新しい枠組みの中で、新しいタイプの先生方と出会う倫太郎たち。

    自分たちの枠組みから外れる子どもたちを許そうとはしない先生方。
    その一方で、子どもたちのために豊かな引き出しを準備して下さっている先生方。

    そして引き続き、ほどよい距離をもちながら、見守ってくれる大人たち。

    批判に流されるでもなく、
    力による解決に走るのでもなく、
    地に足をつけて、恥ずかしくない生き方を選び取っていく倫太郎がかっこいいです。

    中学校の先生たちのあまりの頼りなさにガッカリしますが、がっつり頼りになる先生が出てきちゃうと物語

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    2013年03月12日
  • 天の瞳 少年編I

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    小学5年生の倫太郎と、倫太郎を取り巻く人々の物語。

    それぞれの家族の複雑な事情、学級で起こった「事件」など、小学生の子どもを持つ身には、他人事とは思えないどきどきの展開でした。

    いろんな事情を抱えながらも、豊かな人間関係の中でのびやかに成長していく子どもたちが愛おしく思えました。

    「いえでぼうや」のような本屋さん、あったらきっと入り浸っちゃうだろうな、、。

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    2013年03月12日
  • 子どもの隣り

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    読後になにかすっきりとしない感が多少強いかも。
    少し暗いような、湿っぽいような雰囲気が、自分にはあまり合わないと感じた。

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    2013年01月21日
  • 子どもの隣り

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    初、灰谷健次郎を読破!
    ちょっと独特。
    読み進めてみると、
    このオブラートの中に
    何があるんだろう、って探検気分。

    江國さんの解説が、どこまでもすてきだ。

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    2012年11月17日
  • わたしの出会った子どもたち

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    灰谷さんの自伝的な小説。
    こどもたちの作文、感想文や手紙がとてもいい。おならという題材を違う学年の子たちが3連続で書いてきたあたりが最高で買ってしまった。
    明るい話ばかりではないが、大らかさなんかは忘れちゃいかんなと。

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    2012年09月28日
  • 天の瞳 あすなろ編I

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    倫太郎達のまわりには、本当に素敵な大人もいっぱいいます。こども達にとって、私もそんなふうになりたいです。

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    2012年08月05日
  • 天の瞳 成長編II

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    人はひとりでも味方がいてくれると、強くなれるのだと思います。自分のことを理解しようとしてくれる人を、もっと大切にしようと思えました。

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    2012年08月05日