クレタのレビュー一覧
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ネタバレ無尽無流のサイアノプVS冬のルクノカ。前巻で星馳せアルスの強さをこれでもかと見せつけて、今巻ではそれを圧倒した冬のルクノカの更なる理不尽を見せつける。強い以上にどうやれば勝てるのかすら分からない。そんな脅威をまざまざと感じさせられました。
試合は新たな勢力、異相の冊のイリオルデと弾火源のハーディによる謀略と軍事でもって冬のルクノカを落とす算段から。魔王自称者による屍魔、毒、上空からの狙撃。新キャララッシュで総攻撃といった有様でしたが、冬のルクノカはその尽くを一顧だにせず強さを見せつけました。その冬のルクノカを倒したのは粘獣の掌底。勝負を挑む事すら無謀な種族差を超え、寿命をギリギリまで削っ -
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ネタバレ星馳せアルスが敵対し、黄都に攻め入る。字面にすれば一匹の修羅が黄都に弓を引いたに過ぎませんが、実態は勇者候補がほぼ総動員する事態にまでなっている。それだけでも星馳せアルスの強さが分かります。
何より恐ろしいのが竜種でありながら学習と対応をしてくる点。2度同じ攻撃を受けないというのは味方なら頼もしい反面、敵対すれば厄介極まりないですね。
初戦はおぞましきトロアとの戦い。生き残ったのは星馳せアルスですが、実際の勝者はおぞましきトロアでしょう。魔剣を奪われた星馳せアルスと、魔剣を全て回収したおぞましきトロア。因縁の対決の総決算として、おぞましきトロアの執念が勝った戦いと言えるでしょう。
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ネタバレ第六試合は黒曜リナリスの暗躍が刺さった試合でしたね。試合場選定の時から仕掛けられた策謀、試合前に会った時の仕込み、そして奈落の巣網のゼルジルガの絶技が合わさり、窮知の箱のメステルエクシルを手の内に収めるという、正に暗躍としか言い様の無い活躍ぶりでした。奈落の巣網のゼルジルガという修羅達には一歩劣るはずの人物ながら、窮知の箱のメステルエクシルのホムンクルス部分を血鬼に感染させるという離れ業を見せてくれて、今後の活躍にも期待が高まります。
続く、第七試合の地平砲メレVS音斬りシャルクは真っ当な試合。地平砲メレの強さは予想以上で、射程、威力、精度が高く、一撃で地を抉る矢を連射し、先読みで撃って -
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ネタバレ第三試合。移り気なオゾネズマの切り札に、〝本物の魔王〟の腕が出てきて驚かされました。死んでなお恐怖を撒き散らし続ける恐ろしさを突きつけられ、それを御していたつもりのオゾネズマすらも、自覚なく自ら死に突き進んでいたという悍ましさを感じました。
第四試合。万能の詞術をもつ世界詞のキアが人を殺す事が出来ずに窮地に追いやられ、逸脱の力を持たぬ絶対なるロスクレイが観客すらも味方につけ敗北から遠ざけられる。強い力を持つから勝てるわけではなく、味方の数が勝敗に直結するというある意味で六合上覧らしい結末になったと思います。
第五試合。通り禍のクゼは自身が赦されようと思っておらず、〝教会〟の罪を全て被 -
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ネタバレ前半、第五節では残りの参戦者が登場。それと同時に〝最初の一行〟や〝本物の魔王〟について、遂に明かされる形になりました。
今まで〝最初の一行〟は当時最も優れた七人であったという事しか明かされていませんでしたが、個々人を見れば確かに時代を作れる英傑英雄が揃っていたと言わざるを得ません。けれど、〝本物の魔王〟はそれを凌駕していたと言えるでしょう。戦力でみればただの少女でしかないのにも関わらず、対面した全てを恐怖に陥れ、しかもその現象に理由が存在しない。〝本物の勇者〟はよくこんな存在を殺せたものだと思います。
後半、第六節は遂に六合上覧の開始。組み合わせに関しては色々と感じるところがありますが -
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ネタバレ災厄が来る。ヤマガ大漠に伝わる微塵嵐の襲来の報が齎され、黄都二十九官がそれに対処する。
そう、評する事は出来るけれど、実態は微塵嵐アトラゼクという、古くから存在する災厄であろうとも修羅には遠く及ばないと示されただけでした。
今巻では、血鬼の特性を活かし微塵嵐を操った黒曜リナリス、黄都そのものを味方に付け微塵嵐の襲来を利用した絶対なるロスクレイ、あらゆる勢力に微塵嵐の情報を売り盤面を作り上げた〝灰髪の子供〟と情報を制し暗躍する方々が目立ってました。
そして、度々名前があがっていた絶対なるロスクレイが黄都が作り上げた人工英雄であったという衝撃の事実も明かされました。
とはいえ、建前と -
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ネタバレ世界から逸脱するほどの力を持った修羅達。それぞれが逸脱の力を持つが故に、誰が一番強いのか気になるしその戦いにも惹かれるものがあります。
けれど、この小説はそれだけではなく、黄都二十九官や魔王自称者の警めのタレンの政治的な事や、月嵐のラナや赤い紙箋のエレアの謀略が絡んできて、武力以外でも世界が動いている事が分かります。
そして、静寂なるハルゲントや遠い鉤爪のユノの様な弱者の側からの視点が加わり、多角的に世界を俯瞰し楽しめる様になっています。
だからこそ、誰が一番強いのかという事以外にも、弱者側がどう世界に関わるのかという面でも続きが楽しみになりました。 -
購入済み
剣と魔法のファンタジーを廃した
傑作(タイトル15文字制限からはみ出た)
個人的に思うところがあり、第一次世界大戦の塹壕戦の悲惨さをメディア作品から得ようと物色した結果、出会ってしまった作品です。
「西部戦線異常なし」などの名作から心動かされる以上に、人間の営みについて深く考えさせられる作品です。厚みのある物語の世界にどっぷり嵌ってしまっております。
この物語は現実の世界地図を反転させたような地理上にある架空の国家が描かれていますが、私たちの現実として在る世界史に対する知識に根付いた作者先生の物語を紡ぐ力に敬服しています。
かと言って暗く、重く、ひたすらに悲惨な話なのかといえば、(それも多分にありますが)物語のリアリティを -
匿名
ネタバレ 購入済み暗いな
日記ではサバトがロシア革命のような地獄のような内戦に突入。
現代ではトウリが最後に何を思ってたのかは不明ですが、既に亡くなっている。汚名を着せられたシルフの姪の登場と救いが全くない。
勝てば官軍、負ければ賊軍は世の常だけれども、このまでくるとハッピーエンドとはほど遠い終わりになりそうですね。
もとより戦争物にハッピーエンドを求めるのはアレですが、主人公に少しでも安らかな終わりを迎えて欲しいのもまた事実。
そういう意味ではトウリの死亡が確定的なのは残念でした。 -
匿名
ネタバレ 購入済み魔法がちょこちょこ入りますが、最前線での激戦や撤退戦等が詳細に描かれており、キャラも立っているので良作だと思います。
時代的には恐らく日露戦争から第一次世界大戦までの期間くらいの技術での戦争であり、主な攻撃は大砲(魔法)、歩兵銃を用いた塹壕戦が多い印象。一部魔法に長けた兵は突撃しますが…
挿絵等は好みが別れるところだと思いますが、個人的にはこの物語に合っていると思います。
唯一欠点として映ったのは方面軍司令官が少佐なところです。
これが少将とかの将官クラスなら分かるのですが、軍の規模感と階級が合っていないように思えます。
勿論、国等によって階級区分や同じ階級でも指揮下の兵力は異なるので一 -
Posted by ブクログ
ネタバレああああぁぁロスクレイ……
一番好きなキャラでした、切ない
黒い音色のカヅキ→音切りシャルク
の時のような演出で
試合中止→第十試合
がこれまた震えました
試合も最後の最後までどちらが勝つか分からないし、ずっとドキドキしながら読んでました
イスカさんもその正体……というか出自がわかって、ニヤニヤとしてしまいつつもそれだけに切なさ悲しさマシマシです
ラストでのニヒロ復活ですが、アニメから異修羅を知った自分からすると謎の箱の声優がちゃんと高橋李依さんだったから中身がバレているようなものだったので(笑、ここまで正体を隠していたのか!という別方向からの驚きがありました
六合上覧もアニメで見