daichiの作品一覧
「daichi」の「TS衛生兵さんの戦場日記」「リピート・ヴァイス~悪役貴族は死にたくないので四天王になるのをやめました~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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剣と魔法のファンタジーを廃した
傑作(タイトル15文字制限からはみ出た)
個人的に思うところがあり、第一次世界大戦の塹壕戦の悲惨さをメディア作品から得ようと物色した結果、出会ってしまった作品です。
「西部戦線異常なし」などの名作から心動かされる以上に、人間の営みについて深く考えさせられる作品です。厚みのある物語の世界にどっぷり嵌ってしまっております。
この物語は現実の世界地図を反転させたような地理上にある架空の国家が描かれていますが、私たちの現実として在る世界史に対する知識に根付いた作者先生の物語を紡ぐ力に敬服しています。
かと言って暗く、重く、ひたすらに悲惨な話なのかといえば、(それも多分にありますが)物語のリアリティを
実は恋愛小説だった。
個人的には、3巻の展開がちょっとしっくりきませんでしたが、4巻では、ずいぶん盛り返した印象です。
本巻のヒロイン、ユスリカが良かったんだろうなぁ。
あまりヒロインに興味がある方ではないんですが、本作では結構気になります。
今さらですが、恋愛モノだったんだ、と気付きました。
胸部装甲が厚いとか、ボクっ娘とか、無表情とか、ツンデレとか、そういうワンパターンなヒロインがいると真面目に読めませんが、本作は、一人一人が丁寧に描かれています。
匿名
暗いな
日記ではサバトがロシア革命のような地獄のような内戦に突入。
現代ではトウリが最後に何を思ってたのかは不明ですが、既に亡くなっている。汚名を着せられたシルフの姪の登場と救いが全くない。
勝てば官軍、負ければ賊軍は世の常だけれども、このまでくるとハッピーエンドとはほど遠い終わりになりそうですね。
もとより戦争物にハッピーエンドを求めるのはアレですが、主人公に少しでも安らかな終わりを迎えて欲しいのもまた事実。
そういう意味ではトウリの死亡が確定的なのは残念でした。
ヒロインは良い。バトルはペケ。
リルカ巻です。2巻がリルカ巻かと思っていたら、実は5巻だった。ヒロインを描くのが上手いです。
ただ、どうにもバトルが良くない。
まず長い。驚くような展開とかあるなら別でしょうが、そういう訳でも無いので、単に冗長です。
次に勝ち方が不自然。すごく強くて、とても勝てなそうな敵に、最後はたいした理由なく勝ってしまう。散々ピンチを演出しておいて、はっきりした理由なく勝ったりされると、どうにも頭が追い付きません。
1巻もそうでしたから、作者さんはバトルをそういう風に書いてしまうタイプなんでしょうけど、バトル以外の出来が良いだけに、なんとも残念です。