名倉和希のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
総合評価:★4.0
思いのほかコミカル寄りのストーリーだったので概ね楽しく読ませていただいたのですが、とにかく最初の方は攻めの印象が最悪でしたね(笑)
受けの話を聞かない、受けに対する酷い噂話を信じ込んでいる、暴言、デリカシーのない発言、ヤることしか頭にない…などなど、色々最悪過ぎてこの攻めを好きになれるかどうか不安でした。
しかし、読者の心情は攻めの周りにいる脇キャラ達がしっかり代弁してくれたのでそれほどストレスはなかったです。
あと、攻めの名誉の為にも言っておきますが、彼が最悪なのは最初だけで、不器用ながらも少しずつまともになっていくのでご安心ください(笑)
ストーリーについては日常メイン -
Posted by ブクログ
総合評価:★4.0
久しぶりに名倉先生の作品を読みました。
今回は女王が統治する国が舞台のお話で、ストーリー自体は割と王道寄りなんですが、登場キャラクターが皆いきいきとしていて、脇キャラもしっかりストーリーに絡んでくるのが面白かったですね。
特にこの作品に登場する女王は受けの母親でもあるのですが、国を統治しているだけあって非常に勇ましく、その辺の男よりも遥かに逞しいので、強い女性が好きな自分的には読んでて楽しかったです。
肝心な恋愛面については、宰相が絆されていく過程をもう少しじっくり描いてほしかった、というのが正直な感想です。
だって、初っ端から両片想いなんだもん…。それはそれで良いの -
健気過ぎるよ
そこまでして守ろうとした「健気さ」に脱帽です
愛情深いジョシュアも幸せになってほしいよ
しかし、そこまで激甘にならなくてもね
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Posted by ブクログ
ティルダが見た目とは裏腹に勝気で自分をしっかりと持っている所が良いです。
最後のオメガと言われ、過去のオメガは酷い扱いを受けていたけれどティルダは恵まれていてティルダの為にと王が番を探してくれているのが凄いなと。
そしてティルダの元に出向いた3人の王子達。
第3王子であるエイリークは結婚には興味なく国の為に生きると決めていて、でもティルダと出会いオメガとしてよりもティルダの人となりを知り惹かれて行ってしまうのが可愛かった。
それをティルダに悟られたくないがために取ったとある行動はおかしくて笑えました。
ティルダもエイリークとの初対面の印象は最悪だったのに、だからこそなのかエイリークと接するうち -
Posted by ブクログ
商事会社の部長・藤代とその会社のイメージ戦略プロジェクトに起用されたイラストレーター・透の話。イメージを膨らませる為の見学に部長の藤代を希望してオーストラリアの炭鉱に行ってそこで2人は結ばれる。藤代は独占欲を自分が持ってるのを驚く程に透に惚れ込むけど言葉が足りず、透は気持ちに不安を覚えるそんな時にチームの女性担当者の嫌な言葉を聞いてしまい誤解し失恋したと思い込む更に誤解を招く言葉を藤代が言ってしまい、依頼された仕事にも影響が出る。このチームの女性が本当にイライラさせられて少し読むのが疲れたけど、それ以外は藤代の独占欲や愛情の深さ、透の可愛らしさがよくて好きな一冊になりました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ会社員の章生は、カフェでコックをしてる伸哉に一目惚れしてしまいカフェに通い詰めて、晴れて恋人同士に。スゴイ偏食家の章生は伸哉にこの事実を話せず、同棲してお弁当を作って貰っても同期の三輪に食べて貰ったり、それがダメな時は野良猫に食べてもらってた。その最悪な状況をコックの伸哉には話せず、偏食家を隠すがそれが元で浮気を疑われてします。まぁ、伸哉が7歳年下でも章生を包んでくれる包容力と独占欲で無事乗り越えるけと、2作目もやはり嘘をつけないのに隠し事をして伸哉に不安を抱かせる。でも、バカップル話で問題もすぐに解決。重くなくサラリと読めます。ノンヒリ読みたい時には丁度良い小説だと思う
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ネタバレ 購入済み
読みやすくわかりやすい
ある王国の王子と、属国の王子で後宮の人質兼側妃のお話。贅沢三昧の第二側妃を追い落とそうと画策する王子が、後宮の駒として目をつけたところから始まる。不義の証拠を見つけさせる使い捨ての駒だと思いながら、誰も恨まず穏やかで慎ましく暮らす誠実な人柄を知るにつけ想いを募らせるようになる。王道展開で特に酷い場面もなく、安心して読めた。ずっと気になっていたのが、愛妾という呼称。気にも止められていない側妃を愛妾と呼ぶのはかなり違和感。寵愛著しい側妃の事を呼ぶ呼称だと思っていたので。あと、人質の取り方が雑。まるで数を競うように集めた、との記述があり、なかなか酷いと思った。王太子になった王子の婚約破棄も唐突すぎて
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Posted by ブクログ
母親の見合いで亮介に一目惚れし義兄となってますます好きになり告白するも振られ、でも諦めずにいる凛の健気で可愛いくて。
そんな凛を溺愛する亮介がもう義弟としてではなく凛を好きなんだと無自覚で愛情ダダ漏れの馬鹿丸出しで同僚に惚気けるのが笑えます。
そんな時に凛が見知らぬ男と、とあたふたし、凛は凛で亮介への気持ちでアダルトグッズでとゴタゴタしてしまうのはもどかしかった。
ようやく凛への気持ちを認め凛へキチンと想いを伝えられた時にはホッとしました。
凛の喜ぶ姿が可愛くてその後の亮介のHの濃さが凄すぎ。
ちゃんと2人の未来を考えて決意し頑張ろうと決めた亮介はカッコよかったかな。
この先色々あるだろうけれ