ダン・ブラウンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
下巻。隕石が氷に埋められた?というところで幕切れになった下巻は、割と静かに始まる。
しかし、そこから三転四転五転と行く、ジェットコースターのような展開が来るのがダン・ブラウンの楽しみ。しかし急に名前が出てこなくなる、叙情トリック的なのには引っかかりませんでした。
でまあ、面白いんですが、いつもと同じく上巻ほどは面白く無いんですよね。中間がないからダレないのは幸いなくらい。以前の作からそうだったんですが、戦闘機などの記述がものすごくしっかりしているのにもかかわらず、生物や鉱物の記載となるとからっきしダメ。ダビンチ・コードでも、絵画に関する記述でダメ出し。しましたっけねえ。
また、クライマックスでアレコレやるところで支離滅裂になって、何を書きたいのか苦笑しか出ないのも相変わらず。潜水艇がどうしたのか、どっちが上でどっちが下になったのか、要領を掴めない。ダビンチ・コードの箱の鍵の話もそうだった、と思いだした。
知り合いから「原著の英語も優しいから、そちらを読んだほうがいいよ」と奨められているのだけど、訳がいいのじゃなくて、元々文がわかりやすいらしい。その分アクションシーンの記述が、原作から追いついていないのであろう。
その他、オチが投げやりだった以外は、陰謀と捏造のストーリーは面白く読むことが出来ました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレダン・ブラウンのラングドン教授シリーズの第一作(ダ・ヴィンチ・コードは、映画化は逆になったが後に書かれている)。この物語にはCERN(欧州原子核研究機構)が登場する。ここで創られた反物質(普通の物質と出会うと爆発的エネルギーになる)が盗み出され、ヴァチカンのサン・ピエトロ寺院のどこかに隠される。4分の1グラムの反物質。通常物質と反応すると2分の1グラムの質量がエネルギーに変わる。広島の原爆の半分である。紆余曲折のあとヘリコプターで運ばれた反物質がサン・ピエトロ寺院の上空で爆発。地上に影響はなく、めでたしとなるわけだが、ヘリコプター高度で、広島原爆の半分のエネルギーが放出されて地上が無事であるか否かは疑問である。
ミスれリーであるから犯人がいるわけだが、ちょうどバチカンの新法王決定のコンクラーヴェと重なっているという設定。物語としては面白いが、物理学的には疑問多し。(野暮は承知) -
Posted by ブクログ
文庫化されたのはダ・ヴィンチ・コードや天使と悪魔よりも後のようだが、ダン・ブラウンのデビュー作品のようだ。
数学者の父、宗教音楽家の母、美術史研究者 兼 画家である妻をもつらしい。ダ・ヴィンチ・コードや天使と悪魔のテーマを考えると納得できる。
本作は暗号解読と通信システムを巡る物語であり、情報化社会におけるテロが題材にされている。プライバシーと安全保障は現代社会でもよく取り上げられる問題であるが、本作が発刊された1998年に著されたことを考えると驚きである。
暗号解読のエリートたちと世界有数の頭脳をもつプログラマーの情報通信システムを巡る戦いは一体どのようになるのか、気になるところだ。
誰が嘘をついており、明かされていない事実は何なのか。
考えながら読み進めるのも面白いと思う。 -
Posted by ブクログ
近くアメリカでダン・ブラウンの新作ラングトンシリーズ『インフェルノ(原題)』が出版される。
ダンテの「地獄編」をテーマにした冒険劇らしい。またまた新説で話題を呼びベストセラーになることはまちがいないだろう。
ちょうど、「ダ・ヴィンチ・コード」から「天使と悪魔」そして「ロスト・シンボル」終わりに「デセプション・ポイント」と読み継いできたところだ。
「義経が海を渡ってジンギスカンになった」ほどの眉唾シリーズ小説だが
「デセプション・ポイント」はひと味違って、大統領選挙とNASAがからむSF仕立てになっていて上下2巻をあっという間に読ませてしまう。
マイケル・クライトンの処女作「アンドロメダ病原体」を彷彿とさせる展開になっている。
のちにクライトンは科学的知見はすべて空想上の絵空事である、と発表したが、
「デセプション・ポイント」でダン・ブラウンが描いた2001年のNASAは資金難で苦しんでいる今日のNASAそのままである。
「ロスト・シンボル」の映画化が進んでいるようだが、わたしなら「デセプション・ポイント」の映画を観てみたい。