せきしろのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
又吉(直樹)くんが超絶に好き。
その文脈で知った文筆家、せきしろさん。
タイトルには良い意味で裏切られて、まったく実用的ではないのだけど、
筆者の幅広い例え技術にじわじわ笑えます。
西加奈子、又吉直樹という芥川・直木賞と仲良い理由が
ほんの少しわかったような引き出しの多さ。
こういうゆるい引き出し、好きです。
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《ニヤついてしまったたとえ》
▼三角
・夜食で握ってくれたおにぎりのように三角
・白川郷のように三角
▼違う
・若貴兄弟それぞれの人生のように違う
・マナカナそれぞれの人生のように違う
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Posted by ブクログ
何で手にしたのか覚えてないが、タイトルからしてビジネス書や自己啓発のような薄っぺらい本を想像していた。
だが読んでみると良い意味での薄っぺらさというかユーモアがあった。
それこそ人は話すときや文章を書くときに比喩を使ってなにかに例えてわかりやすく物事を表現するが、その例えって大体の場合誰かが使っていたり聞き馴染みのある表現が多い。はっきり言って手垢に塗れていて新鮮な例えに触れることって滅多にない。
本書はそんな例えの新鮮さを新しい例えを使って引き出すのではなく、既存の例えにプラスαを付き足すことで新鮮さを引き出している。
なかなか耳にすることはないが、言われれば理解できる例えが多く出てくる。
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Posted by ブクログ
文筆家のせきしろさんと
芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんによる
エッセイ&自由律俳句の本。
自意識過剰なおふたりの爆笑エッセイには大笑いして楽しめた。
せきしろさんのお父さんとの思い出話はうるっとしたり。自意識過剰話はまるで、自分の事かと思わせるテクニックは太宰作品を思い出させるようだった。
又吉さんの自意識過剰はせきしろさんと違って、独特の又吉ワールドが広がっている。
若かりし頃の平成ノブシコブシの吉村さんとのエピソードもあり。
自由律俳句ゾーンはパラパラと何も考えずに読めて、くすっと笑える。
私のベスト・オブ・自由律俳句は、又吉さんの
【手拍子されると狂う】
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Posted by ブクログ
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ちょっとズレたこと書くけど又吉くんが好き。サッカーできて、頭良くて、ファッションにも明るくて、おもしろいって、最強じゃないですか。
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AIR-G(FM)の番組で紹介されてて、
聴きながらニヤついちゃうおもしろさがあった、せきしろさんとの共著です。
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タイトルからして、切なさ炸裂。
センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集。ところどころに入る、散文も読みごたえありました。
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○賞味期限切れの一味ならある
○靴を入れてた箱と暮らす
○一人足りないが出発することに決まった
○ホチキスでとめられるかの賭け
○翻訳したみたいな謝罪文だ
○本を忘れて浴槽で迷う
○そうだふりか