せきしろのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあるある! と共感したり笑ったりするだけでなく、なにかひとりじゃないような、あたたかくもないけど寒くも無いような、何かが残る好きなシリーズ。
せきしろさんの句は基本的に自意識が強く、少し冷めていて、なんだか寂しい。物悲しい。観点が絶妙で、共感するのに既視感でうんざりしたりはしないラインをうまくついているし、他の人にありそうで無い行動原理、しかも揺るがないやつを持っているように感じる。
ただ、同じ言い回しが多くて、言葉選びのフィルターをもう1、2枚通して欲しいなという感じはある。文章でも過度な説明や同じ話の繰り返しが多くて、割と飛ばし読みしてしまった。
友人のビデオテープの話、教員の父に大人に -
Posted by ブクログ
いなにわさんの作った、
「普通の文章の中から57577を無作為に切り取って
短歌として抜き出す」
というプログラムを元に、
Wikiを材料に生まれた、
膨大な短歌の中から100首を選りすぐり
せきしろさんのコメントを付けてまとめた本。
視点が面白くて、実際選ばれた短歌も味わいがあって楽しい。
これコメントいるのかなあと。
ツッコミや、そこから妄想を広げる形、
内容と出典のギャップを突くのは面白いと思うけど。
「ときに偶然短歌は○○の事実を教えてくれる」
ってわりと出てくる言葉なんだけど
これ元ネタがWikiだし。
文章が途切れているかたちで切り取られた短歌も
そのまま文章が途切れてると考えて、 -
Posted by ブクログ
世の中の様々な表現は、「たとえ」を加えることでより伝わりやすくなったり、あるいは失礼なことでも笑って済ませてもらえる(本当かな。。)ということで、カテゴリ別に様々な例えを列挙しまくった本。たとえの文字サイズが巨大なので、割とすぐ読み終わります。
正直、ウケ狙い的な感じなので実用性は甚だ低いと思いますが、この本を読んだことで、会話の中の「たとえ」に少しだけ敏感になれたのは事実で、こうやってコトバを楽しむコトは大事だなぁと感じました。
コピーライターの仕事という面でも、インスピレーション一本槍かと思いきやさにあらず。たとえも活用しながら様々な切り口で対象を眺め、多くのコピーを作り出してから集約し