雪広うたこのレビュー一覧
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ネタバレイギーって! 可愛すぎない…? なんかのマスコットキャラの名前みたい…。
そして「あなたに会えてとても嬉しい」までに至るあのやりとり。はあ~ありがたやありがたや…。
冒頭からピリついていたので、船に乗り合わせた凄腕宝石商たちによる宝石を賭けたデスゲームでもはじまるのか…? とおののいていたのですが、そういう方向でのピリつきではなかったので安心しました。正義くんが絶対怒って自分を助けにくると踏んでいるあたり、よくわかっているなあという感じ。
ヴィンスさん、良い人なのだろうなと思いつつ、腹の底がまだ見えない感じもありますね。自分の誇れる分野に対して、自分以上に輝かしい才能と努力を発揮する相手がすぐそばにいたら…その人のせいではないと分かっているからこそ余計つらいんですよね、こういうのは。あんなに輝いていた自分の大事なものがくすんで見えてしまう。そばを離れるというのも確かに選択のひとつなんですよね。
…ってさ、こういうテンションで読み終えようかという最後にさ、ああいうことするでしょう…。「お返し」って。「お返し」って!
途中で察してひとりざわざわしていたら、正義くんも正義くんですごいこと言ってましたよね。「ここにいてくれたらいいのにな」の英文四行詩。愛……。あれには胸がいっぱいになってしまった。 -
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ネタバレ表紙を見た私「ついに結婚するのか……?」
●コンクパール
ミルクマン中田に笑っていたらすごい目にあった。
具体的に言うと「あなたと食事をして帰りたい」のくだり、あれ本当、ずるいと思う。正義くんと食事をとっても平気なよう予定を入れていないだとかの辺りからそわそわしてたんだけど、まさか一度流れた食事の話を引き戻してくるとは思わなかった。壁を殴ったあたりで私は一度本を閉じた。胸がいっぱいになった。。。そしてその様子を目の当たりにしてキレる子どもを思い出す中田正義よ…。ここのリチャード視点が読みたくてたまらない。
●スピネル
フットマン正義! 出喰わすリチャード! 待っていた展開がちゃんと用意されるの、最高すぎてにやけた。そしてすごく好きなのが、ヤラセ会話なんだけれども、「あなたの言葉はその都度私の顔を撫でては去ってゆくいたずらな風のようなもの」「あなたが喜んでいることをとんちんかんな語彙で教えてくれる」の辺りのセリフ。お愛想とはいえリチャードの優しさがそよそよ漂うようないいセリフだった…。あやめさんと板垣さんの2人の関係性もよかったな。
●パライバ・トルマリン
ついに天使と天使のご対面! 怪盗パライバのエピソードも、そのあとのリチャードと谷本さんのやりとりも、よいなあ…じんわり…。
そしてすごく心にきたのが谷本さんの「自分のことをエトランジェだと思っている人にとても優しくしてくれるお店」というセリフ。リチャードが、自分は異邦人だから、という理由でつけた店名に、あたたかい意味を宿してくれた。うっ正義くん…人を見る目がありすぎる…。谷本さんをお見送りして、戻ってからのリチャードと正義くんのやりとりもよかったです。恋ではなかったけど、正義くんと谷本さんのあいだにも確かに通じ合うものがあったんだよな。大事な人なんだよなあ。
…といういい話で終わると思いきや、ですね。いやフラグが立ってはいましたが…。
●タンザナイト
ああーううー。幼いころのトラウマって大きくなっても蘇ると厄介なんですよね。しかも本人が目の前に現れるわけだし…ホームセンターで包丁を用意するくだり、ひやひやした。正義くんいつも人をばびゅんと助けに行くのに、いざ自分が窮地に陥ると一人でなんとかしようとする。というか、人を助けるということも一人でやっているし、たぶん誰かを頼るというのができないんだと思う。
シャウルさんとのメールで、「こういう言葉を返してくれる人もいる」と正義くんが泣きそうになるシーンにぐっときた。なんだかすごくリアルで胸に迫った…。
ジェフリーさんがストーカーでよかった! って思ったのはまあまあまあ置いておいて、やっぱりさ、びっくりするよね。「あなたを帰したくない」だよ。「何階?」だよ。断るかと思ったじゃないんだよ状況的にそんなん言う感じじゃなかったじゃんありがとね!!!
そして一室での怒涛の愛のムチ……。ラピスラズリで正義くんがぶつけた叫びに返歌するかのような言葉たち。包丁まで持ち出して崖っぷちで耐えた正義くんのことを、ああいうふうに救い上げてくれて嬉しかった。リチャードが、正義くんが思っている以上に正義くんのことを理解して、見守っていてくれて嬉しかった。そしてそのことが、きちんと正義くんに伝わってよかった。
解決方法も鮮やか…。正義くんは自分が思っているよりずっと大事にされているのだよ。
●シンハライト
これさあ~~~これさあ!!! どう受け止めたらいい…?
第三者視点により明らかになる正義くんの顔面偏差値、血縁のある身内はおそらく一人しか持たないはずの正義くんの「親戚」の話、出てこない彼のフルネーム、同居、付き合っている人はいないが好きな人はいる…………。
う、うーん。すごくすごく勝手な妄想を展開すると、付き合ってないけど結婚しており姓が変わったのでフルネームが出てこない。親戚はクレアモントの血筋の方の話で、褒め殺しの達人は正義くんのことではない。
うーん……しっくりこない! 気になりすぎる…。フルネーム出てこないのは単なるミスリードという気もするし。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ谷本さんと正義くんの関係性が好きです。もちろん正義くん的には片思いなのであれなのだけど…だから友情ともちょっと違う、でも確かにお互いを大事にしている、尊い関係だと思う。
それと同じで、正義くんとリチャードの関係も、恋だとか友情だとか一言では表せられなくて、いいなあって思う。もちろん「それは恋では?」のくだり、そうだよ恋だよ!GO!正義くんGO!という気持ちにめいっぱいなりましたが、でも人と人との間に芽生える気持ちって、恋か、そうではないか、だけでは絶対ないと思うし、だから着地点が「愛」だったことが、こう、「言葉では言い表せないこと」をあえて言葉にすると「愛」になるのか、と思って、空を仰ぎたくなりました。でっけえ。恋より厄介。ありがとう正義くん。
というかこの巻…言いたいことがありすぎる…。
リチャードの「名前で呼ぶと懐くから呼ぶな」もそうだし、渡英したのもそうだし、ジェフリーの登場もそうだし、う、うう、ホテルでのハグ、家宝の投擲、二度目のハグ、宝石の交換、ほっぺチュー…………う、ううう、うううう。英会話までこぎつけたのも…よかったよね…。なんだかこれだけを見るとカップル誕生としか思えないんですが、実際には玄関先での足踏みからようやく家の中に一歩踏み入ったという進展で、こそばゆくていい。 -
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ネタバレ伝説のバクスチャー先生と山田さん回。めちゃめちゃ笑いましたが、ギャク回ではなく、リチャードの過去をにおわせる何かがあってそわそわもしました。
オークションの話でタキシードを褒めるくだりも好きです。あんなの私あの場にいたら付き合ってるのかな? と誤解してしまう。正義くんのリチャードの容貌に対する「夜明けの空や夕焼けの海を見て飽きたと感じることがあるか」という評価が天才すぎて何も言えない。きれいなものは何度見てもきれいだよね。
そしてやっとリチャードの事情をすこし知ることができた貴重な回…。「こんな些細な情報でも俺にとっては新情報なのだ」と正義くんがかみしめるシーンがなんだか胸に残っている。キスをする前に顔をひっこめる云々のくだりは…もう…いいたとえ話ですね(にっこりにやにや)という気持ちになりました。シリアスだったのに表情筋が気持ちに正直ににやけてしまって悔しい。
でさあそしてフラグどおり本当にいなくなっちゃうんだもんな…一気読みできる巻数になってから出会えてよかったような…この状態で新刊待っていた人たちの心中、察してあまりある。 -
ネタバレ 購入済み
1番好きなBL小説!
大好きすぎて何度読み返したか分かりません!
友達から急に告白された攻めの入江視点で物語は進んでいきます。
告白を断った後も受けの遥は一見淡々と過ごしている感じなんだけど、揺れ動く心が入江を通して見えてとても切ない。想いが叶うとは思ってもいない遥が離れて行こうとした時、2人に急展開が訪れます。
田舎へ帰る前日にアパートへやってきた入江にディッシャーのことを指摘され抱きしめられたとき、それまでの押し殺し続けてきた想いが溢れるシーンは何度読んでも泣けます。
2人の後日談でしっかり入江も遥に惚れ込んでいるのが伝わってきて、最後はとても幸せな気持ちになれます。続編があったら絶対買う作品! -
Posted by ブクログ
ネタバレ正義の就活決着編。大学四年生時代をすっ飛ばしてるけど。
正義が今まで心の奥底に持っていた傷が実父の出現によって吹き出す。実父がゲス過ぎて口が塞がらない。
母親へのDVを目にして育った正義の中には、くすぶる父親への恐怖と、母親を守らなくてはという使命感、そして自分にも実父と同じように相手に暴力をふるう血が流れていて、いつか最低野郎に成り下がってしまうだろう、という強い自己不信感がある。
正義がヘドロと称したこれらの気持ちをリチャードに吐き出せて良かった。
自分をよく見せたい、格好いいところを見せたい、役に立ちたい。でも自分の醜い本性がバレるから、好きになってもらうのは怖い。相手の好意を受け取れない。
自分のような不要な人間だから、何かあっても周りがそこまで悲しむことはないだろうって、、リチャードにしてみればそれは悲しいよね。
正義がどんな心持ちでお家騒動に関わったのだとしても、それはリチャードへの好意からであって、リチャードの救いになったのだから。
自分も正義に何か返したいのに。
リチャードには正義の窮地を救える財力と人材と能力を持っていて良かったよ。
今回の事件解決で、より絆が深まってハッピーエンドっぽい。まだつづくようだけど。
…ジェフの監視力に恐怖を覚える。。
実際問題こういうときに警察に行って、どれくらい助力を請えるものなんだろう。
本人への接近禁止令がでても、友人や学校へ近づかれたら迷惑だし。
正義が追い詰められるのもわかる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレBLだ怪しげな雰囲気だと誤解を招く数々の言動はここへの布石だったのか!?
と4巻かけて行われたリチャード父方お家騒動事件。
リチャードの人生を狂わせた遺産相続条件を残した、酷い人種差別主義者のひいお祖父さんだとばかり思っていたよ。
正義の決死の行動で、遺産の謎も、リチャードの呪いの相続の件も解決した。
リチャードは人を呪わば穴二つと結論付けたけど、ひいお祖父さんの人種差別主義者への報復が、まさか愛する息子の子孫に向かうとはなんたる皮肉か。
解決したとしても、しこりは残る。
金のために愛しい人と引き裂かれ、復縁することもできなくなったリチャードも、
それを行ったことでこれからも罪の意識に苛まれるであろうヘンリー。
間に挟まれて道化を演じ続けたジェフリーも。
でもなんとなく温かい気持ちで読み終えられたのは、正義がずっとリチャードを褒め続けた(愛をささやいた?)からかな。
無意識だろうと天然だろうとストレートな好意の言葉は嬉しいよね。上には上がいる(笑)
正義の無意識の自己犠牲が過ぎる行動に、彼の闇が見えたけれど、リチャードが吹き飛ばしたようだ。
序盤密かにナイスアシストした谷本さんも好きだわー。読み終えてスッキリ爽快なんだけど、まだ次巻があるんだー。
新章もたのしみ。
アクロスティック(リチャード)リング
(ルビー、アイオライト、クリソコラ、アメシスト、ローズクォーツ、ダイアモンド)
アレキサンドライト
ラピスラズリ
ホワイトサファイヤ
バイカラートルマリン -
Posted by ブクログ
好きすぎて、もう何回読み返したか分からない1冊!
すごくドラマチックな展開とかはなく、大学生活の最後の一年に、ずっと思いを寄せてた超ノンケ、彼女アリの親友と、思いが通じるまでのお話です。
本編はノンケのアキ(攻)視点で、BLなのにそこがもう珍しいです。
なのに、ハル(受)の超切なくて健気な気持ちが痛いほど伝わってきます。
もう、ぼろぼろ泣いてしまってヤバイです。
彼女がハルにヤキモチ焼いてハルが追いかけさせるとこ、クリスマスの廃墟の展望台、二人が初めて結ばれるとき、ハルが実家に戻って段ボールだらけの部屋で初めて感情を爆発させて泣くところ、アキがハルを追いかけていくところ、、、
ほぼすべてのシーンで泣けて涙腺崩壊します。
帯の「俺が勝手に好きになったんだ」は、最初はハルの台詞だと思ってたんですが、意外なことにこれはアキの台詞でした。
二人の続編読みたいけど、他のシリーズが人気過ぎてこの作品はけっこう地味みたいで、なかなか取り上げられないのが残念です。
私的には全てのBL作品のなかで一番好きかもです。
好きすぎて感想も書けないぐらいです(笑) -
Posted by ブクログ
評価は今までの4冊分をトータルして、文句なしの✩5つ。
最初はうたこ先生の表紙に釣られて買っただけだったけど、ほんとに読んでよかった~~(;;)!てなりました!
時間があるなら1~4巻まとめて読むのが良いと思います。1.2巻は短編構成強めだったのに、3巻後半からは、もしかして、これって繋がってる?といった感じに。
どこかであった、リチャード氏が部屋に篭ってクッションを叩いてた?シーンを思い出す。
リチャード氏と正義くんがかわいくて、思わず床を叩きたくなる(笑)
いかにもこれでハッピーエンドでおしまい!といった感じですが、どうやら辻村先生のTwitterによると、4巻が最終巻ということではないそうなので、続きがたのしみです✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝