天外伺朗のレビュー一覧
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「自分もしくは世界とはこういうものだ」と無意識に決定づけたその人固有の最も深いところにある信念。それが、この本でいう4つのメンタルモデル。
A:「価値なし」モデル(私には価値がない)
B:「愛なし」モデル(私は愛されない)
C:「ひとりぼっち」モデル(私は所詮ひとりぼっちだ)
D:「欠損・欠陥」モデル(私には何かが足りない・欠けている)
人は誰しもこの4つの痛みを共通して持っている。でもその人が保持するメンタルモデルはひとつに絞り込むことができる。メンタルモデルとは、パソコンで言うならOSに相当する部分で大きな影響を与えるプログラムのようなもの。
このメンタルモデルを知ることで、自分の「不 -
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著者の土井利忠氏はソニーの元役員。ソニー在籍中から使用しているペンネームである「天下伺朗」は、1970年代の手塚治虫の名作漫画(怪作?)の「奇子」の登場人物名であり手塚氏本人からの承諾を得て使用しているらしい。
奇子という作品は、手塚作品としては珍しくエログロが明確に描かれている大人向けの作品。戦後のゴタゴタ期から作品執筆当時(1972年)までの東北の豪農ファミリーを舞台とした業の深い話だ。伺朗という人物は、兄の殺人事件を告発しようとする正義感が強い人物なのだが、異母妹(作品タイトル名でもある奇子)との近親相関に悩むという屈折したキャラクターだ。土井氏がどうしてこのペンネームを使用しているか -
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U理論の前に読むとよい本。U理論でやりたかった抽象的で学術的に記載された内容の一端を覗くことができる本。文字数も少なく、講座の対話形式を元に記載されているためかなり読みやすい。4つのタイプに分かれることや、瞑想の仕方などは全く重要な要点ではなく、むしろ今まで続いてきた宗教の意味や、それにつながる人間の性を感じとることができたと思う。ベースとしてはやりたかったことをやりなさいや、7つの習慣のまず終わりから考える、などの考え方をベースに感じたほうが分かりやすいと思う。また感じるための手段はやはり瞑想や、宗教系の修行が手っ取り早い方法ぽい。(この手っ取り早いという考え方がすでに囚われてるっぽいが。。
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ネタバレお子さんがいる方、保育士や教師など子供に関するお仕事をされている方にとって、もしかしたら、ご自身の考えている教育方針、子育ての考え方に迷いが出てしまうかもしれないけど、自分の頭に新しいアンテナがニョキって出てくる感じがした。
以下、転載です。(自分用メモとして)
■この著者が定義する「生きる力」の特徴:
人間の大脳の中で、爬虫類時代までに発達した「古い脳」のはたらきがコアになっている能力や資質のみを「生きる力」と呼んでいる。
逆にいうと、理性、論理、知識などの大脳新皮質のはたらきだけで完結している表面的な能力は「生きる力」に含めていない。外から強制された枠に従って実行している正義感、倫 -
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就職してから、どうせ仕事するならば成果を上げて評価されたいと頑張ってきた。評価されれば仕事が楽しく幸せになると思い込んでいたけれど、そうはならなかった。その理由が本書を読んでわかり、納得できた。評価されたその一瞬は嬉しくても、それは毎日の仕事の楽しさには繋がらないものだったのだ。
ではどうしたら幸せになれるのか?
まず個人レベルでは、本書で挙げられている「幸せの4つの因子」を満たすように、仕事を通して自己実現を図りながら成長し、自己否定ではなく自己受容し、人の目を気にせず自分らしさを追求することが必要となる。
これを実行していくためには、まず自分を理解しなければならない。自己実現で目指した -
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☆4(付箋18枚/P258→割合6.98%)
四国トヨタビスタの社長とソニーで重役をやった天外のコラボ本。
仕事でどれだけ内発的動機を高めるマネジメントをできるか。
ここまでやってる人がいるんだな!という驚き。
・ああ、褒めるというのはね、すごく難しい…。教育学の本(「生きる力」の強い子を育てる)で書きましたけど、ある程度のところは褒めて伸びるんです、才能がね…。ところがそればかりやっていると、結局人の評価に依存するようになって、“フロー”に入りにくくなる。
…チクセントミハイという心理学者が1960年代から研究しており、“フロー理論”として集大成しています。それによると、心の底から湧き -
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ネタバレまだざっくりのななめ読みしかしてないけれど、
つまりは生き物としての本能を高めるってことかな?
古い脳の担当している部分を鍛えるって、
人間としての高度(というのが適切かなぞだけど)な教育を施すのではなく、
野性を取り戻すような、ありのままの状態で保育するということのように感じられた。
「無条件の受容」が伴うから、動物とは違うのかもしれないけど。
でも生きる力=本能を高める、って考えてみれば当たり前のことのような気もする!
思っていたのとは少し違ったけど、
早期教育はやはり必要なさそうって改めて思った。
心や脳、自己肯定を高めてあげることが大事だね!
お勉強はやる気になればいくらでも出 -
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単にペーパーテストでいい点を取るようにトレーニングするのではなく、大地をしっかりと二本の足で踏みしめ、自らの存在を肯定し、自らを常に磨き、自己実現へ挑戦し、明確な意思を持って、物事を前向きに解決するように積極的に行動する事。
大自然を畏敬し、周囲と調和し、全体の中で適切で調和的な立ち位置を確保し、人生を楽しむ事ができる。感受性と独創性が豊かで、好奇心が旺盛で創造する喜びを知っている者が育つ教育が望ましい。
「生きる力」の定義
1、大地をしっかりと二本の足で踏みしめて立つ力
2、自らを肯定する力
3、自らを常に磨く力
4、自己実現へ挑戦する力
5、意思の力
6、物事を前向きに解決する力
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ネッツ南国の横田さんに薦められて拝読。天外さんの深層に流れるフロー理論に軸足を置き、フロイト、ユング、ランク、、ニイルの心理学ををベースに、真の教育について書かれている。
私自身は、一人息子を40歳で出産したが、お腹にいるとき胎動を感じてから、子どもというのは自分の子どもでありながらそうではない、神様からの預かり物だと体感した。添えまで、自分の人生は自分で計画し、自分の思い通りに作り上げていくものと考えていたが、お腹の中で自分の意思とは関係なく動くわが子を感じ、それは驕りであると理解した。妊娠、出産を通して、自分も宇宙の一部であり、大きな自然の摂理の中に組み込まれていると考えるようになった