コトヤマのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
深夜2時に呼び出す上司はまともじゃない、という真理を教えてくれる夜更かし物語2巻目である。
1巻のゆるーく夜更かしを楽しむ物語を継続しつつ、少しずつ物語の本筋が見えてきた感じのある2巻だろう。
一日に満足すれば気持ちよく眠れる。そのために「夜更かし」という作業にスポットを当てる物語だろうというのは、一巻から継続していて間違いない風に見える。
とはいえ、まだまだ本筋が見えづらい状況であるのも確かである。
謎のツボ知識や「会社の飲み会 これがよくない」(第16夜タイトル)といった名言も生まれた2巻であるが、夜を楽しむ方法については、あくまでまだまだダチとつるんでる領域を出ていない。
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どうなっていくか楽しみ!
眠りという要素が物語の大きなカギを握っている。
眠りたいのに眠れなくて街をさまようコウはナズナとの出会いによって夜の楽しさを知っていき、
吸血鬼に憧れる。
一方、ナズナは眠りにつく直前の人間の血を求めている。
なかでもコウの血は格別のおいしさのようだ。
利害が一致しているようでちぐはぐなふたりの関係、
これからどんな風に発展していくのだろうか。楽しみでしかない! -
Posted by ブクログ
「だがしかし」のコトヤマさんが繰り出し新シリーズの第一巻である。
ちょっとしたことから不登校になった少年・夜守コウが、夜に生きる少女・七草ナズナと出会ってよふかしする、行ってしまえばそれだけの物語である。
ただ、それをコミカルにラブコメで、かつ印象的に描けるのだから、やはりコトヤマさんは達者の一言だ。
14歳の少年の繊細な機微を丁寧に描きつつ、不自由な環境から解放される物語はやや純文学の気風さえ感じさせる。
これからに期待しつつ、ここでは星五つで評価したい。
ただし、物語設定はともかく、物語設計は派手な展開にはなりづらそうなので、その点だけは注意が必要だろう。
要は夜更かしし -
Posted by ブクログ
ネタバレすでに完結済みの人気漫画「だがしかし」のイラスト集である。未収録作品も二作収録された、ファンブック的な一冊となっている。
あくまでここで述べる評価はファンとしての評価であり、ファン以外の方にとっては無益なものなので先に宣言しておきたい。
内容は各種表紙やカラー回などを(もちろんカラーで)収録、イベントや特典などの絵も収録し、落書きなども豊富に収録されている。
そしてそれらに作者自身のコメントが加えられているのだから、ファンとしては恐ろしく価値のある一冊だろう。
本編未収録の完結後に本誌で掲載されたハジメさんの過去編「いとおかし」と、特別編として(たぶん書き下ろしで)収録されているミ -
購入済み
駄菓子というマニアックなテーマなギャグ漫画最後はフワッとした終わり方でしたが、私は好きです。キャラとしてはほたるさんが好きですが嫁にするならサヤちゃんの方がお似合いだと思う。
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購入済み
私はサンデーの鴨である。
よるに繰り広げられる愉快なやり取りの中に繊細な心の動きが堪らないです。
一見するとヒロインの方が不思議な所が多い気がしますが、主人公も気になる所が多いので目が離せません。 -
購入済み
面白い!
だがしかし のコトヤマ先生の最新作。
前作も女の子がとても可愛かったけど、今回もナズナちゃんが可愛すぎます!
これからどんな展開になるのか、ワクワクです! -
購入済み
さいこう!
おもしろい!
普通に笑ってた!
そして駄菓子の雑学がけっこうためになる
友達に話したくなる
もうちょっと続いて欲しかった!
なんか続きとか出来たら絶対読みたい、そんな作品です! -
購入済み
ちゃんと終わった
最初のころのギャグっぽさが消えて、主人公の将来の選択というシリアスな展開。無駄回に思えた「女子会」が、それなりに意味あったのかと驚く。
この漫画のヒロインはほたるさんだけど、しかし結婚するならダメな時に殴ってくれるさやちゃんの方がいいぞ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ駄菓子系人気コメディ漫画もついに終の巻である。むしろよくぞここまで続いたというべきだろう、実にニッチなシリーズだった。
この最終巻については多少評価が分かれるかもしれない。途中までは「あれ、これはどう〆るつもりなんだ?」と首をかしげるくらい通常モードで進行しているし、エンディングもまたぶん投げエンド的ニュアンスを含んでいる。
ただ、個人的にはこれがこの作品に似つかわしいエンドだとも思う。
この物語は何か選択を強いるような、そうしたシリアスな作品ではないし、一つ一つの選択をしながら日常を続けていくような物語はむしろ望ましい。
物語中にすべての設定が開示されていないのも(例えばハジメさん -
Posted by ブクログ
ネタバレそういえばこれ、漫画も登録できるんだった――。思い立ったが吉日とばかり、本棚にぶち込んだ最初の漫画がコレ。読んだのは昨日。
毎回楽しみにしている「だがしかし」だけど、他のギャグマンガと何が違うか――というか、何が僕の琴線に触れたのかというと、仄かな恋愛要素だ、と思っている。もちろん、キャラクターの魅力、ギャグ自体も非常に好みではあるし、作品の舞台にはノスタルジーも覚える。まあ、どこをとっても凄く僕好みな作品であるのだけれど。
今回は特に、キャラクターの関係性が非常にうまく描かれていたように思う。3巻の夏祭り、4巻の補習の回辺りからなんとも言えない甘酸っぱさが漂っていたけれど、ここ数巻は輪 -
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2018年での二期放映が決まり、物語的にもほたるの帰還により大いに盛り上がった8巻である。
時系列的には編集者に自作漫画を見せに行ったその帰りのほたるとの再会から始まっているが、その重要なシーンもさることながら、彼女がある目的があって姿を消していた点の設定開示や、一方でヒロイン力を大いに高めているサヤの存在感など、見どころの多い一冊になっている。
他方で、相変わらずの脱力系駄菓子漫画としても魅力的であり、一冊のまとまりとしても、個々のネタとしても(特に力作はベビースターの代替わりだろう)、風呂場でバッタリというサービス的にも申し分ない内容であった。
というわけで、文句なしに星五つと評