戸田山和久のレビュー一覧

  • 思考の教室 じょうずに考えるレッスン

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    同じ筆者が書いた『教養の書』の実践スキルの項目をより具体的に説明したものが、本書にあたるだろう。なので、個人的には『教養の書』を読んだ方は、本書を読む必要がないように感じた。

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    2021年02月25日
  • 教養の書

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    文体もお気楽な雰囲気だし軽くサクサク読めるかと思いきや、意外とググッと深いところもあってよかったです。

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    2021年01月17日
  • 思考の教室 じょうずに考えるレッスン

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    凡百の「クリシン」を掲げたコンサル出身者の書き飛ばし本よりも、こういうテキストをこそ読むべきなのですが、本屋でもビジネス本のセクションではなく「哲学」の棚に並んでしまうので、埋もれてしまう。もったいない。

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    2020年11月22日
  • 思考の教室 じょうずに考えるレッスン

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    じょうずに考える方法、具体的には、主に論理的に考える方法について説明した本。

    とても基礎的な内容だけど、一度きちんと基礎を教わっておくのは重要だと感じた。
    適度にくだけた話し言葉で書かれており、読みやすかった。

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    2020年11月17日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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    経験値不足なので、途中意味がわからず集中力が切れる部分があったが、概ね読みやすかった。
    現在特段学術論文を書く予定はないが、小論文の問題提起を考えるだけでも非常に役に立った。

    読み方としては、論文を書くのに悩んだ際に一度読み、描き終わったあと、もう一度自分の論文と照らし合わせながら読むといいと思う。

    実用的で、分かりやすく、論文が書けないと悩んでいる人にはおすすめです。

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    2020年09月20日
  • 教養の書

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    若いときに(できれば10代で)出会うべき内容。内容が実感レベルでわかるかどうかは別として、インテリジェンスのベースとなる考え方が、ラフで読みやすい文体で示されている。いくつもの文献が薦められており、そちらも読んでいきたくなる。

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    2020年08月10日
  • 恐怖の哲学 ホラーで人間を読む

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    「哲学入門」で「意味」「機能」「目的」などの「存在もどき」を自然主義・唯物論的に記述するという壮大な試みに挑戦した著者。本作のテーマは人間の恐怖をはじめとした「情動」一般だ。総花的な「哲学入門」よりはテーマも絞られている上有名なメジャーどころのホラー映画が題材に選ばれており、引用も豊富で具体的なイメージが掴みやすい。一方で「哲学入門」同様、ハードプロブレムの回避の仕方にご都合主義な側面が感じられるのがどうしても気になってしまった。

     構成としては、恐怖の本質は何かを探る第Ⅰ部、我々はなぜ恐怖を抱くのかについての第Ⅱ部を経て、情動に伴う「感じ」や「意識」の唯物論駅記述を試みる第Ⅲ部に至る。無論この第Ⅲ部が本論だ。

     第Ⅰ部は、恐怖ならびに情動一般の在り方を問う諸説の比較考量が主体。その中から情動が身体的反応に起因するとする「身体説」と、中枢の認知に起因するとする「評価理論」のハイブリッドであり、ダマシオの「ソマティックマーカー仮説」を一部内包した「身体化された評価説(プリンツ)」が以降の議論の軸に置かれる。ここで用いられる、情動を状況(「中核的関係命題」)をいかに情動が表象するのかについての議論は「哲学入門」で紹介されているミリカン「目的論的意味論」がベースとなっている。第Ⅱ部もその大部分が「哲学入門」と重なっており、同書を読んでいれば議論の流れを掴むのは容易だろう。最後に第Ⅰ部とつながる形で、身体的反応を知覚する「扁桃体」が恐怖と快楽の座であるため、恐怖と快楽を峻別できないまま身体的反応を「感じ」ていることが、我々がホラー映画に恐怖を感じつつ楽しめる理由だとされる。

     そして山場の第Ⅲ部は、詰まるところあの古き良き「ハードプロブレム」を扱うものだ。正面からこの問題を扱うにはページが少ないな、と思ったが、結論からいうと本著でも「哲学入門」同様、「真正面からハードプロブレムを解くことは労多くして功少なしであるので、少しでも果実の多い答えが得られるよう問いを立て直そう」という、ルース・ミリカン「理論的定義」の枠組みに沿った議論が展開されている。つまりここで議論の対象となっているのは通常の意味でのハードプロブレムではないのだ。確かにプラグマティックではあるが、こういった「『得られるべき答え』を超越論的に問いに前置するやり方」を多用するのはあまりフェアでないのではないかという疑念が、どうしても頭をもたげてきてしまう。

     確かに表象に伴う「感じ」の現象的説明は困難だろう。「感じ」を現象的に説明しようとするとどうしても無限後退に陥ってしまうし、正面から向き合っても実入りが少ないというのも理解できる。そのため著者は鈴木貴之という哲学者の「意識の表象理論」に基づき、「表象に伴う感じは表象対象のもつ性質に他ならない」とし、「感じ」を知覚体験から切り離すことでこの問題を回避するのだが、問題はこの説に説得力があまり感じられないところにある。結論に合わせてあらかじめお膳立てされた設定に思えてしまうのだ。確かに「感じ=対象の性質」とすることで志向性の自然化はし易くなるだろうが、これで得られた知見に本当に汎用性があるのだろうか。
     同じ疑念は著者が「反物理主義ゾンビ」を扱う場面でも感じられた。著者は、我々が反物理主義ゾンビが「ありうる」と考えてしまうのは「意識」に関しての知識蓄積が十分でないからだとし、むしろ「意識」の概念を反物理主義ゾンビ問題が生じないよう改定すべし、とするのだが、僕のような素人にはどうしてもこれが「ズルイ」と思えてしまう。

     ただ、プリンツの「AIR理論」と「身体化された評価説」を組み合わせた、身体的反応をひとまとまりの「感じ」として保持した中間レベルの表象が生み出され、それが熟慮の場であるワーキングメモリに送られることで「意識」が生ずるという説明には共感を持つことができた。もちろん前述の通り「感じ」が身体的反応側にあるという部分には説得力を感じないのだが、そのような「自分が自分をモニターする」というフィードバックループが意識の座であるという考え方は、ダグラス・ホフスタッターの思索ともオーバラップするところが多いように思えた。全くの素人考えだが、「意識」だけでなく「感じ」もこのフィードバック機構全体に根拠を求めることで、意外に問題がクリアになるのでは、と思ったり。

     結局、著者が「意識には現時点で既に神経科学的根拠があり、感じには今のところない」と結論づけるほどには、現在の神経科学がまだ発達していない、ということなのではないだろうか。その未だ未発達な見地から、唯物論的・自然主義的な説明をミリカンのロジックを多用して捻り出したとこで、さほど説得力あるものが出てこないような気がする。僕は基本的に唯物論的説明にシンパシーを感じる立場で著者のファンだが、問いを立て直した上での「用意された」結論よりも、正面からの議論のぶつかり合いをもっと見てみたいと思うのだ。

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    2020年07月06日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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    論文の書き方がわかりやすく書いてある。しかし僕は本を読み終えて、自信をなくしてしまった。僕に良い論文が書けるだろうか。

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    2019年07月05日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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     論文の書き方を事細かに解説している。あまり論文がうまくない大学生をターゲットにしているようで、会話体で書かれていたり、細かなジョークがちりばめられていたりする。
     論文の作法には不文律のようなものがあって詳しく教えてくれないことが多いのだが、本書はそういう詳細情報が含まれているのが面白い。
     勉強不熱心の学生に向けたと書いているが、この本を楽しむこと自体にかなりの読解力がいる。おそらく入門書というよりは一ひねりある内容を楽しむことのできる結構読書好きの学生向けである。

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    2019年01月17日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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    ネタバレ

    論文を書くことになって購入しました。論文の書き方の講習を受けたときに薦められて購入したんですが、すごく解りやすくて良かったです。いい論文が書けそうな気になりました。

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    2019年06月02日
  • 恐怖の哲学 ホラーで人間を読む

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    哲学という記載はありますが、人が何故恐怖を欲するのか等に関して重点的に記載しております。
    何故怖いのは嫌なはずなのについ見てしまうのか、そこには脳みそから興奮作用をもたらす成分が分泌されているからということがわかりました。
    かなり分厚い書物で敬遠される方もいらっしゃるかと思いますが著者の独特な書きぶりにより飽きることなく読み通すことが出来ました。

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    2017年11月07日
  • 恐怖の哲学 ホラーで人間を読む

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    「哲学入門」並みの分厚さだが、「哲学入門」よりも具体的な問題設定であるため、わかりやすい。
    緻密な、というか「いやもうそこは”常識”で飛ばしゃいいじゃん」ってとこまでしつこくしつこく突き詰める論理展開は、ああ、これって哲学の醍醐味だなあ、と思わせる。本書もまた形を変えた「哲学入門」なのだ。

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    2017年03月04日
  • 哲学入門

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    最近流行りの「認知科学の哲学」入門といえる。新書のわりには分厚いが、内容が盛りだくさんすぎて記述が荒いところもある。同じ著者による『知識の哲学』と併せて読むと互いの足りないところが補完されていい気がする。

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    2017年01月30日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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    レポートを書く準備として、なにをすれば良いかの参考とした。短い文であっても、何かを調べて書くならば、レポートの作法を知らないことは怖い。

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    2016年09月30日
  • 恐怖の哲学 ホラーで人間を読む

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    ヒトは何故、怖さを愉しもうとするのか、
    また、
    フィクションだとわかっていながら
    真剣に怖がることができるのか
    ……という疑問に哲学的にアプローチする本。
    ボリューミーだが
    砕けた話し言葉で綴られているので読みやすい。

    ヒトは進化によって
    現前に迫る恐怖の対象だけでなく、
    実在しないものまで恐れることが可能になったので、
    ホラー映画を観て虚構と承知しつつ
    本物の恐怖を体感することが出来るが、
    虚構だという信念が行動を制御するから、
    怖がりながらも
    映画館から逃げ出しはしないのだし、
    ホラーを愉しめるのは
    怖さそのものが快楽をもたらすからだ――等々。
    そして、怖がることによって
    危険を回避しようとするアクションは
    脳の働きが生み出すものだ、という話。
    ヒトの行動を司るのは「魂」なんかじゃないよ
    「脳」なんだよ、と。

    > 唯物論というのは、大雑把に言うと、
    > 心身の二元論を否定する立場のことだ。
    > 脳のような物質の他に、
    > 心という実体が存在するわけではない。
    > だから、意識も含めて、
    > 心のさまざまな性質は究極的には
    > 物質だけがこの世に存在するという前提に基づいて
    > 理解できるはずだ、と考えているなら、
    > その人は唯物論者である。
    (p.341)

    それなら私もそうです。
    以前、目の前に実在しないものを見てしまったとき、
    処方薬の副作用だと直感し、
    ああ、脳が誤った信号を発したのだなと
    納得した経験がある。
    決して「心」が「魂」が、
    どうにかなってしまったのではない、と。
    ちなみに、後日主治医に報告したら
    薬の量を減らされ、結果、
    面妖な物体を目撃することはなくなったのだった。

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    2016年04月12日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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    大学時代に読んでいたら文句なく☆5つ。
    社会人になった今も十分に役立つし、特に論証の分類をしたいという僕のニーズにもかなり答えてくれた。

    戸田山さんには名著が多い。
    今、「期待はずれがない著者10傑」に(僕の中で)入っている人。

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    2015年05月27日
  • 哲学入門

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    すごい。労作。著者の意気込みがガシガシ伝わってくる内容。
    「哲学入門」と聞いて普通にイメージする哲学史の振り返りではなく、著者自身の問題意識を一歩一歩、深く深く掘り下げたもの。
    だいたい10頁に1か所くらいは「なるほど!そういう考えがあるか!」とゆかいな知的興奮に包まれる。

    惜しむらくは、文章が多すぎたせいか、加えて、僕の頭の限界のせいか、全体像が完全に把握できたとは言えないこと。部分的にはかなり面白い議論があることは理解できたんだけど。

    いつかまた、再読してみたいな。
    そのときは全部理解して、星が一つ増えるかもしれない。

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    2015年02月28日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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    独特の語り口調がおもしろくて読みやすかった。それだけでなく、論文の書き方の点もきちんとおさえられてる。これからは、この本を片手にレポートに取り組もうっと。

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    2014年10月20日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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    大学生向けのレポートの書き方。「作文ヘタ夫くん」のレポートを先生が指導して直していく対話形式で、とても読みやすい。
    学期末に恥を忍んで買ったのだが、とても役に立った。基本的なことばかりだけど、案外できていないことが多かった。論文やレポートを書くのに重要なのは、「問題の立て方」なんだな、と改めてわかった。

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    2014年07月31日
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで

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    論文の書き方が対話形式で説明されていて、分かりやすいです。
    論文を書く前に読んでおくといいと思います。

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    2014年06月03日