戸田山和久のレビュー一覧

  • 恐怖の哲学 ホラーで人間を読む
    ヒトは何故、怖さを愉しもうとするのか、
    また、
    フィクションだとわかっていながら
    真剣に怖がることができるのか
    ……という疑問に哲学的にアプローチする本。
    ボリューミーだが
    砕けた話し言葉で綴られているので読みやすい。

    ヒトは進化によって
    現前に迫る恐怖の対象だけでなく、
    実在しないものまで恐れる...続きを読む
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで
    大学時代に読んでいたら文句なく☆5つ。
    社会人になった今も十分に役立つし、特に論証の分類をしたいという僕のニーズにもかなり答えてくれた。

    戸田山さんには名著が多い。
    今、「期待はずれがない著者10傑」に(僕の中で)入っている人。
  • 哲学入門
    すごい。労作。著者の意気込みがガシガシ伝わってくる内容。
    「哲学入門」と聞いて普通にイメージする哲学史の振り返りではなく、著者自身の問題意識を一歩一歩、深く深く掘り下げたもの。
    だいたい10頁に1か所くらいは「なるほど!そういう考えがあるか!」とゆかいな知的興奮に包まれる。

    惜しむらくは、文章が多...続きを読む
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで
    独特の語り口調がおもしろくて読みやすかった。それだけでなく、論文の書き方の点もきちんとおさえられてる。これからは、この本を片手にレポートに取り組もうっと。
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで
    大学生向けのレポートの書き方。「作文ヘタ夫くん」のレポートを先生が指導して直していく対話形式で、とても読みやすい。
    学期末に恥を忍んで買ったのだが、とても役に立った。基本的なことばかりだけど、案外できていないことが多かった。論文やレポートを書くのに重要なのは、「問題の立て方」なんだな、と改めてわかっ...続きを読む
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで
    論文の書き方が対話形式で説明されていて、分かりやすいです。
    論文を書く前に読んでおくといいと思います。
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで
    論文の書き方について、形式的に分かりやすく書いてあるが、すぐに実践するのはなかなか難しいように思う。レポートの書き方について触れているのもよかった。
  • 新版 論文の教室 レポートから卒論まで
    戸田山先生の著ということで「えいやっ」と衝動買いした。
    買って正解だった。
    何よりも 読んでいておもしろい!
    方法論も参考になった。
  • 哲学入門
    入門らしく、くだけた語りくちで進むが、論じている内容は割と難しく、ついて行けない部分がちらちら出てきて、結構読むのは大変です。
  • 思考の教室 じょうずに考えるレッスン
    分厚かったぁー。
    でも、話し言葉で書かれた本だったので、比較的読みやすかった!!
    この子難しい解説を淡々と普通の教科書みたいにこの厚さ分語られたら、、、!
    途中でやめてました。。。
    軽く国語の辞書くらいの厚みがあるし、、、

    わたしたちはナチュラルボーンアホであるから、上手に考える力が必要。

    ナチ...続きを読む
  • 恐怖の哲学 ホラーで人間を読む
    ホラー映画を分析するようなことだけど、これをわかったところで恐くなくなるわけでもなく、さほどオススメではない。
  • 教養の書
    違いを保持したまま違いを乗り越える。違いはあって当然だけど、分かり合えるところを模索しながら解決できる道筋を見つけていく努力をしていくことが大切であることを学んだ。
    また、自分の思ったことを自分自身の言葉で表現できるように、語彙力をつけることも大切。自分の発言は自分自身を表すことでもあるから、言葉を...続きを読む
  • 教養の書
    教養とはなんぞや、ということを論じている本。
    別にこの本を読んでも大して教養はつかないけど、
    教養をつけたいというモチベーションはアップする。
  • 思考の教室 じょうずに考えるレッスン
    思考について漠然と感じていたことが、定義付けされているので新発見はないけど腹落ちして納得できる。
    文体が講義口調なので、人によっては嫌悪感を感じると思う。大学の講義を本にしたという、前提の上よめば問題なし。
    ノートの使い方などは実用的ですぐに実践できる。
    一度は読んでおいた方がいい本。
  • 最新版 論文の教室 レポートから卒論まで
    論文の剽窃はすぐにわかる。
    学生が使いそうな言い回しはわかっている。それ以外の文章で検索すれば盗作のソースが出てくる。

    問題意識をもつには、問題意識を捏造する方法を考える。問題意識があるふりをする。問題点を先行研究を読んで、探す。

    先行研究はアブストラクトを読む
    グーグルスカラ―で検索する

    ...続きを読む
  • 思考の教室 じょうずに考えるレッスン
    インフォーマルロジック入門一歩前,あるいはお手軽クリシン本.高校生でも読めるし,こういうの読んでおくと現代文とか英語長文とか含めて,勉強に取り組むモチベーションが変わってくるからじっさいに読むのがよい.人生のうち一度くらいはこういうのをいろいろ読んで啓蒙されるタイミングが必要だろう.
    それにしても戸...続きを読む
  • 哲学入門
    とても難しかった。所々わかったような気がするようなしないような。。。何度か読み返していつか理解できるようになればいいな。ただ最後のメッセージにはとても納得した。
  • 教養の書
    大学教授による、「教養を身につけて人生を豊かにしよう」という啓蒙書。非常に砕けた言葉で、例に挙げるエピソードも身近な話題や映画などを題材にしており、分かりやすく書かれている。

    下敷きにあるのは哲学と歴史がメインだが、他にも横断的にいろんな学問が顔を出している。よほど映画好きなのか、教養とはかけ離れ...続きを読む
  • 恐怖の哲学 ホラーで人間を読む
    恐怖という「感じ」を手がかりに感情や意識について。

    おもしろいのだけど、快・不快のいわゆる快原則と恐怖の因果が中心で「他に恐怖と結び付けられるものはないの」と途中で思ってしまった。

    自分はたのしめたけど、ホラー(映画)が好きでないとおもしろくないと思う。最後まで読んで思ったのだけど、認知のところ...続きを読む
  • 教養の書
    文字によって思考が改善される。批判的思考が可能になる。

    よい遺伝子を残すより、文化を残すことが大事。

    教養とは知識プラスα、系統的に知識が格納されていること。
    知的な「闊達さ」=自分の意見に固執しない
    教養とは雑学ではない。雑学を元にまだ知らないことへフライングする能力。

    読書は、周りの人と同...続きを読む