戸田山和久のレビュー一覧
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「哲学入門」で「意味」「機能」「目的」などの「存在もどき」を自然主義・唯物論的に記述するという壮大な試みに挑戦した著者。本作のテーマは人間の恐怖をはじめとした「情動」一般だ。総花的な「哲学入門」よりはテーマも絞られている上有名なメジャーどころのホラー映画が題材に選ばれており、引用も豊富で具体的なイメージが掴みやすい。一方で「哲学入門」同様、ハードプロブレムの回避の仕方にご都合主義な側面が感じられるのがどうしても気になってしまった。
構成としては、恐怖の本質は何かを探る第Ⅰ部、我々はなぜ恐怖を抱くのかについての第Ⅱ部を経て、情動に伴う「感じ」や「意識」の唯物論駅記述を試みる第Ⅲ部に至る。無論 -
Posted by ブクログ
ヒトは何故、怖さを愉しもうとするのか、
また、
フィクションだとわかっていながら
真剣に怖がることができるのか
……という疑問に哲学的にアプローチする本。
ボリューミーだが
砕けた話し言葉で綴られているので読みやすい。
ヒトは進化によって
現前に迫る恐怖の対象だけでなく、
実在しないものまで恐れることが可能になったので、
ホラー映画を観て虚構と承知しつつ
本物の恐怖を体感することが出来るが、
虚構だという信念が行動を制御するから、
怖がりながらも
映画館から逃げ出しはしないのだし、
ホラーを愉しめるのは
怖さそのものが快楽をもたらすからだ――等々。
そして、怖がることによって
危険を回避しよ -
Posted by ブクログ
人の意見を聞いて、自分が気付いてない視点にハッとする事がある。考えが深いとか、視野が広いとか、論理が流れるように組み立てられ、それがそのまま洞察や将来への提案に繋がっているときなんかはとても感心する。恐らく「上手に考える」とはそういう事なのだろう。人は常に考えている。だが、普段はもっとダラッとした思考で、内受容感覚を満たすために短絡的な思考をしているのが常である。ただ、本当に上手に考えなければならない時というのも、案外、自分が損しないようにという、同根の事なのかもしれない。
そう考えると、上手に考えるとは。自分が損しないように考える事。損とは何か。定量的、定性的に相対化されるものにおいて劣後 -
Posted by ブクログ
分厚かったぁー。
でも、話し言葉で書かれた本だったので、比較的読みやすかった!!
この子難しい解説を淡々と普通の教科書みたいにこの厚さ分語られたら、、、!
途中でやめてました。。。
軽く国語の辞書くらいの厚みがあるし、、、
わたしたちはナチュラルボーンアホであるから、上手に考える力が必要。
ナチュラルボーンアホ。笑笑
言い得て妙ですが納得。笑笑
五年生の娘とこの表記にハマりました。
今ちょっとしたブームです。笑笑
物忘れや、勉強しないと!
なんていう会話に挟んで使ってます。笑笑
難しいには難しい本だけど、こんな難しいことばかり書いてある割に読みやすい本でした!!!!
この著者が面白い