恐怖の哲学 ホラーで人間を読む

恐怖の哲学 ホラーで人間を読む

968円 (税込)

4pt

4.0

なぜわれわれはかくも多彩なものを恐れるのか? ときに恐怖と笑いが同居するのはなぜか? そもそもなぜわれわれは恐れるのか? 人間存在のフクザツさを読み解くのに格好の素材がホラーだ。おなじみのホラー映画を鮮やかに分析し、感情の哲学から心理学、脳科学まで多様な知を縦横無尽に駆使、キョーフの正体に迫る。めくるめく読書体験、眠れぬ夜を保証するぜ!

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恐怖の哲学 ホラーで人間を読む のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    借りたもの。
    ホラーを観る(楽しむ)ということ、そこにある「恐怖とは何か」を、哲学の表象として読み解いていく本。
    目次を開いた地点で、文庫なのにその情報量の多さに驚愕……それだけ内容が濃い。

    著者曰く「アラコワイキャー」という一連の流れ、“恐怖”が様々な感情の複合であることに始まり、その“本質”は

    0
    2016年03月30日

    Posted by ブクログ

    相変わらず面白い。恐怖、ホラーがメインテーマであることは間違いないのだが、さもすると陳腐な結論で終わりがちな、「人間とは何か」を問う書でもある。参照される思考体系の接続、一歩引いて考え直すタイミングなど改めて感心。小利口な文体と難解な単語で悦に浸っている輩はアホやなと思いながら読み終えたら、あとがき

    0
    2016年01月27日

    Posted by ブクログ

    ホラーを「楽しむ」ということについて、我々人間は何をやっているのかを哲学や生物学的に検討していく本。
    なかなか歯応えがあった。

    結論としてはホラー作品を楽しむということは、生存本能に根差したリアクションである恐怖を味わいながらも、その恐怖は現実的脅威ではないとい上位的な認知をかけることで、ホラー作

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    「哲学入門」で「意味」「機能」「目的」などの「存在もどき」を自然主義・唯物論的に記述するという壮大な試みに挑戦した著者。本作のテーマは人間の恐怖をはじめとした「情動」一般だ。総花的な「哲学入門」よりはテーマも絞られている上有名なメジャーどころのホラー映画が題材に選ばれており、引用も豊富で具体的なイメ

    0
    2020年07月06日

    Posted by ブクログ

    哲学という記載はありますが、人が何故恐怖を欲するのか等に関して重点的に記載しております。
    何故怖いのは嫌なはずなのについ見てしまうのか、そこには脳みそから興奮作用をもたらす成分が分泌されているからということがわかりました。
    かなり分厚い書物で敬遠される方もいらっしゃるかと思いますが著者の独特な書きぶ

    0
    2017年11月07日

    Posted by ブクログ

    「哲学入門」並みの分厚さだが、「哲学入門」よりも具体的な問題設定であるため、わかりやすい。
    緻密な、というか「いやもうそこは”常識”で飛ばしゃいいじゃん」ってとこまでしつこくしつこく突き詰める論理展開は、ああ、これって哲学の醍醐味だなあ、と思わせる。本書もまた形を変えた「哲学入門」なのだ。

    0
    2017年03月04日

    Posted by ブクログ

    ヒトは何故、怖さを愉しもうとするのか、
    また、
    フィクションだとわかっていながら
    真剣に怖がることができるのか
    ……という疑問に哲学的にアプローチする本。
    ボリューミーだが
    砕けた話し言葉で綴られているので読みやすい。

    ヒトは進化によって
    現前に迫る恐怖の対象だけでなく、
    実在しないものまで恐れる

    0
    2016年04月12日

    Posted by ブクログ

    ホラー映画を分析するようなことだけど、これをわかったところで恐くなくなるわけでもなく、さほどオススメではない。

    0
    2023年01月14日

    Posted by ブクログ

    恐怖という「感じ」を手がかりに感情や意識について。

    おもしろいのだけど、快・不快のいわゆる快原則と恐怖の因果が中心で「他に恐怖と結び付けられるものはないの」と途中で思ってしまった。

    自分はたのしめたけど、ホラー(映画)が好きでないとおもしろくないと思う。最後まで読んで思ったのだけど、認知のところ

    0
    2020年12月13日

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