戸田山和久のレビュー一覧
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最近、若いひとたちと話すと”考える”という言葉の内容が「思いつくのを待つ」になっていることを感じることが時々ある。確かに”考える方法”を学ぶことがない中で、「発想」とか「イノベーション」といった言葉が流行るので、”考える”=”思いつく”と間違って思いこんでしまうのだろうか。
”考える”ということには...続きを読むPosted by ブクログ -
大学生の時に読めばよかったと後悔。
小学校の先生も国語で「説明文」の授業をするんだら、こういう本を読むのもいいかもしれない。Posted by ブクログ -
大学生向けの論文執筆の指南書だが、わざとアホでも読みやすい文体で書かれていながら、きちんとした論文作成の基本を抑えている。真面目な学生のみならず、普段本など読まない学生をも対象として読ませようとする筆者の努力が伝わる。
そもそも、まともに文章の書き方などならわず作文のようにベタに最初から最後まで書...続きを読むPosted by ブクログ -
著者のユーモアがふんだんに盛り込まれており読みやすい。
ポイントごとに練習問題があり、理解が深まるよう配慮されている。(僕は面倒くさいのでやってない)Posted by ブクログ -
大学入学後、実験レポートを書くことになり、取り敢えず入門書ということで急いで読んだ本。
軽いタッチで、何よりも文章が読みやすい。それでいて、内容もしっかりしている(…気がする)。熟練するのにはこれから実際の経験を重ねていく必要があるだろうが、書き方のイメージは掴めたように思う。
ぜひ手元に置いてお...続きを読むPosted by ブクログ -
借りたもの。
ホラーを観る(楽しむ)ということ、そこにある「恐怖とは何か」を、哲学の表象として読み解いていく本。
目次を開いた地点で、文庫なのにその情報量の多さに驚愕……それだけ内容が濃い。
著者曰く「アラコワイキャー」という一連の流れ、“恐怖”が様々な感情の複合であることに始まり、その“本質”は...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらず面白い。恐怖、ホラーがメインテーマであることは間違いないのだが、さもすると陳腐な結論で終わりがちな、「人間とは何か」を問う書でもある。参照される思考体系の接続、一歩引いて考え直すタイミングなど改めて感心。小利口な文体と難解な単語で悦に浸っている輩はアホやなと思いながら読み終えたら、あとがき...続きを読むPosted by ブクログ
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本書の初版や科学哲学で著名な戸田和久氏の論文作成術指南。
論説文を構成するための段取りを軽妙な語り口で紹介する。
様々な論文作成本から参照されており口ングセラーとなっている。Posted by ブクログ