都筑道夫のレビュー一覧

  • なめくじに聞いてみろ 新装版

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    色々な殺人術が登場するのが面白かった。
    凧とかが登場する殺人術は、この小説が書かれた時代が昔である事を象徴していると思いました。

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    2025年01月27日
  • 猫の舌に釘をうて

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    「私はこの事件の犯人であり、探偵であり、どうやら被害者にもなりそうだ」なんと興味惹かれる物語の始まりだろう。設定が面白いだけにその後の内容に期待しすぎて、あまり楽しめなかった。仕掛けは面白かったが。

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    2023年11月13日
  • 猫の舌に釘をうて

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    「猫の舌に釘を打て」という小説の束見本(つかみほん)白紙の製本サンプルみたいなもの?に主人公が手記を書いてるという構成のミステリ作品!
    初っ端から主人公が犯人=探偵=被害者の三つともになる!!ってどういうこと??どうやってやるん??なんで束見本に書かれてるん??ってワクワクしながら読み進めていけた!!

    1961に刊行された作品を今読んでも楽しめるってほんまにすごいなぁ〜!!!何故か昔の作品の方が現代の作品よりもゴリゴリに尖ってるミステリIQ高めの作品が多いんなぁって毎回感心する!!(誰が言うてるねんって話やけど)

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    2022年10月14日
  • 誘拐作戦

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    ネタバレ

    ● 感想・評価
     二人の人物が、誘拐について交互に書いた手記を、都筑道夫が発表しているというスタイルの作品。「あんまり、ありのままに書くと、迷惑する人がいる。だから、適当に嘘を交えて、交替で書くことにする。」として、いわゆる「信頼できない語り手」の作品であることを示している。
     かつて、女を襲い、自殺させたこともあるチンピラ三人組に、顔見知り程度の中だったが、麻雀をして意気投合した栗野。この4人が、道路で倒れている女性を見つけているところに、栗野の知人である桑山が現れ、その女性に似た人物を利用した誘拐をでっち上げようという計画。この計画が、実は、栗野による3人のチンピラへの復讐劇と、桑山=茜一

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    2022年09月18日
  • やぶにらみの時計

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    ネタバレ

    ● 感想
     妻、隣人、兄といったこれまで親しくしていた人が、「きみ」の存在を否定し、見も知らぬ人が「きみ」を会社の社長雨宮毅だと決めつける。極めて不可解で魅力的な謎である。この謎をテーマにしたミステリ
     一人称を「きみ」として語り掛ける文体となっている。筆者の都筑道夫自らが実況放送スタイルといった形式だが、この点は別段、いいとも悪いとも思わなかった。しかし、何の脈絡もなく場面転換をしたり、一人称が誰か分からなかったりするなど、短い作品ながら読みにくい部分がある。翻訳モノのミステリでもときおり感じた印象であり、都筑道夫が多くのミステリを翻訳していたことにも関係しているかもしれない。
     謎は魅力的

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    2022年09月10日
  • なめくじに聞いてみろ 新装版

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    桔梗信治(ききょう・しんじ)は、さまざまな殺人方法を研究していた父親が死んだあと、殺し屋として活動をしている父の弟子たちと決闘し、父ののこした「飢えた遺産」をこの世から抹消しようとします。そんな彼が、自動車泥棒の大友や情報収集組織の鶴巻啓子、女スリ師の佐原竜子などの協力者を得て、つぎつぎと奇抜な殺人方法を駆使する相手と戦うエンターテインメント作品です。

    著者がミステリ作品を執筆しているということもあって、さまざまな殺人の方法があつかわれているのが読みどころでしょうか。とはいえ、リアリティを重視するよりも、アクション・シーンのおもしろさに重点が置かれています。テンポの良い展開もあいまって、一気

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    2022年01月20日
  • きまぐれ砂絵 かげろう砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(三)~

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    カタカナ語の漢字表記や、カタカナ表記の人名など独特の表現の時代推理小説。
    著者のあとがきにもあるように、落語を題材に書かれた捕物帳だが主人公は岡っ引きでも同心でもなく、センセーと呼ばれる砂絵師が探偵役で手下は同じ長屋に住む、特異なアウトローたちという設定。

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    2021年04月25日
  • 怪奇小説という題名の怪奇小説

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    都筑道夫さんの「怪奇小説という題名の怪奇小説」を読みました。

    完全にタイトル買い。気になっている作家さんではあったけれど、そもそもこういうよくわからない題名に弱い。

    怪奇小説の執筆に頭を悩ませる主人公が、それどころではなくなるような怪奇な現象に遭遇していく。

    思考と執筆内容が入り乱れて境目がわかりづらいのが、面白い。ジョン・スタインベックという作家の短編「蛇」が(たぶん)まるまる挿入されているシーンがあったり、各章のタイトルにインパクト強めの注釈が添えられていたり、古い作品なのに新しさを感じた。

    ストーリーは章を追うごとに怪奇具合が深まって、後半はハラハラしながら読んだ。突飛な展開で収

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    2021年02月24日
  • 七十五羽の烏~都筑道夫コレクション〈本格推理篇〉~

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    表題作の三番目の事件の真相に、もったいないことをするものだと登場人物ならずも思った。シリーズの他作品はしばらく読めそうにもないのが残念だが、他シリーズに手を伸ばしてみようとは思う。ことに解説で持ち上げられていた「黄色い部屋はいかに改装されたか?」が気になる。

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    2020年12月02日
  • ちみどろ砂絵 くらやみ砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(一)~

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    一風変わった時代小説。ナメクジ長屋に住む砂絵芸人のセンセーを中心に其々独特の特技を持つ非人達が江戸の町に起る謎の事件を解決して行く短編シリーズの第1作。
    事件解決の動機には金が絡んでおり、この点は必殺シリーズと共通するアウトローの面白さがある。
    一時期テレビ化されたようだが記憶ない。

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    2020年10月03日
  • 怪奇小説という題名の怪奇小説

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    主人公の「私」は、長編怪奇小説を執筆しなければならないにもかかわらず、アイディアが浮かばず、海外の小説をもとに剽窃することで急場をしのごうとします。その一方で彼は、30年前に死んだはずの従姉にそっくりの女性を見かけ、その後を追います。「ムリ」と名乗った彼女は、まもなく「私」の前からすがたを消してしまいます。彼女が、「私」の故郷である長野へ向かったということを知った「私」は、知人の妻である狭霧という女性とともに長野に旅をすることになりますが、しだいに「私」の読んだ海外の小説のストーリーが現実に絡んでくることになり、二人は不思議な出来事に巻き込まれていきます。

    タイトルからも、メタフィクショナル

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    2020年09月22日
  • 目撃者は月

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    著者がさまざまな雑誌などに発表した短編をまとめた本です。ミステリではなく、著者のことばで「ふしぎ小説」、いわゆる怪奇小説と呼ばれる作風のものばかりで、ロジカルな解決策があたえられるわけではありませんが、本作のかもし出す不思議な雰囲気をたのしむことができました。

    ただ、著者がミステリ作家として高名だということもあって、「あるいは叙述トリックのような仕掛けがあるかもしれない」と身構えながら読んでしまったため、本作の雰囲気を堪能するというところにまでは行き着けなかったという思いがあります。どちらかというと、乙一のホラー小説のように、もうすこし肩の力を抜いて読むことのできる内容だったように感じました

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    2020年09月21日
  • ベッド・ディテクティヴ

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    「泡姫シルビア」シリーズの一冊です。吉原のソープランドに「シルビア」という源氏名で務めている女性が主人公の連作短編となっています。

    七編が収録されていますが、殺人現場に居合わせるものだけでなく、シルビアの身のまわりで起こったちょっと奇妙な出来事の謎を解き明かすような、ライトな作風のものも含まれていて、気軽にたのしんで読むことができる内容でした。

    トルコ風呂がソープランドに名称を変えてまもない時代の作品で、ちょっとはすっぱな風俗嬢の一人称語りは、さすがに古さを感じます。

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    2020年09月21日
  • 退職刑事4

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    退職刑事第四弾。

    推理作家が第三の登場人物になりつつある。
    その推理作家が、本への書き込みを持ち込んで、
    友人が殺人を犯したのではないかと心配する話が良かった。

    ショートショートの脇に書き込まれた内容から
    退職刑事は推理をしたが、
    実際には真実の近似値を話し、
    作家の気持ちをおもんばかったところが。
    作家から、推理のお礼にお寿司が配達されたところも。

    「線香花火にあいにいく」といって殺された男の話でも、
    真実よりも情を重んじていて、趣があったかな。

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    2019年12月27日
  • 前後不覚殺人事件

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    「マンション探偵滝沢紅子」シリーズの長編第3弾。

    美智留のクラスメイトだった寺西徳治(てらにし・とくじ)という少年が、メゾン多摩由良近くの工場内の密室で殺害されるという事件が起こります。彼は死の直前に美智留に会っており、彼女に小さな紙包を預けていました。一方、徳治の兄の寺西慶太(てらにし・けいた)はタミイの後輩で、彼に事件の解決を依頼したことで、彼は俄然捜査に熱を入れて事件の解決へ向かって猛進します。

    今回は紅子がメゾン多摩由良を出てどこかへ行ってしまい、タミイ、春江、美智留らの視点を交代しつつ物語が語られていきます。となると、叙述トリックが用意されているのではないかと身構える読者が多いの

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    2019年08月02日
  • まだ死んでいる

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    「マンション探偵滝沢紅子」シリーズの長編第2弾。

    メゾン多摩由良の空き室を訪れた不動産屋と客二人が死体を発見しますが、彼らが警備主任に連絡して部屋にもどってみると、忽然と死体は消え失せていました。さらに、マンションの住人の兼坂という男や平岡民雄までもが、死体を見かけるもほんのわずかな時間その場所を離れているあいだに死体が消えてしまうという出来事がつづきます。

    直感猛進のタミイ、国文学研究者の春江、天才美少女の美智留といった主要なキャラクターが魅力的で、ユーモア・ミステリ寄りの作風ですが、随所にミステリ史や文学作品などへの言及が見られるのもたのしみのひとつです。

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    2019年08月02日
  • 殺人現場へ二十八歩

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    「ホテル・ディック」シリーズの第一弾です。

    元刑事で現在は浅草のホテル「ハイライズ下町」の警備をしている主人公の田辺素直(たなべ・すなお)という男が、ホテルで起こる事件を解決していく連作短編となっています。

    トリックは本格的ですが、登場人物たちのキャラクター造形はユーモア・ミステリ風で、浅草の変化についていくことができない「仙人」と呼ばれる老人や、古美術店「一寸八分」の主人の比田井(ひだい)など、魅力的な脇役が作品に彩りを添えています。

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    2019年08月02日
  • 怪奇小説という題名の怪奇小説

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    初めましての作家さんだったらしい。
    読んだつもりになってました。

    知らないうちに怪しくて不気味な世界に迷い込み
    先が知りたくて、どんな結末が訪れるのか
    気になってしょうがない。
    そしてたどり着いた結末は・・・
    これは悪夢ですか?
    面白いじゃないですかぁ~
    たまにはこんな本もいいですね

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    2018年09月17日
  • 宇宙大密室

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    タイトルに反し、ミステリはほんの一部。
    SF も半分くらいかな?
    都筑作品は中学生の頃にかなり読んだので、この本も懐かしい感じで楽しめました。
    天狗の話と民話のパロディが楽しいですね。
    現代を舞台にした SF は流石に古くさく感じるかもしれません。
    ま、ノスタルジックなエピソードだと思うことにしましょうか。(^^;

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    2017年02月05日
  • 未来警察殺人課[完全版]

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    Psycho-Passと設定が似ているとのことで読んでみたけれど、まったく別の作品でしたね。(当然だけど。)SFでハードボイルドな刑事ものということで、これはこれで面白かったのだけど、Psycho-Passがいかに面白かったというのを再認識することになってしまった(^^;未来警察殺人課敵な流れから、ディストピアものへとうまく融合させたよなぁ。と…。およ、なんか全然関係ない感想になってしまったぞ( ゚Д゚)

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    2016年08月20日