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Posted by ブクログ 2011年09月22日
「第一章では、私はなにを書くか、迷いに迷って、題名もつけられない」―長篇怪奇小説の執筆依頼を受けた作家だったが、原稿は遅々として進まない。あれこれとプロットを案じながら街をさまようが、そこで見かけたのは30年前に死んだ従姉にそっくりの女だった。謎めいた女の正体を追ううちに、作家は悪夢のような迷宮世界...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月16日
メタぶりに引き込まれ、一気に読み終えたのが、夕方の薄暗がりの部屋の中だったため、しばし色んな意味で現実と虚構を彷徨う感じすらあった。この作品に影響を受けたという道尾秀介さんは登場する異形のものを中国神話に出てくる混沌と例えているが、私はF・ポール・ウィルソンの『始末屋ジャック』に出てくるインドの魔物...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月21日
【本の内容】
「第一章では、私はなにを書くか、迷いに迷って、題名もつけられない」―長篇怪奇小説の執筆依頼を受けた作家だったが、原稿は遅々として進まない。
あれこれとプロットを案じながら街をさまようが、そこで見かけたのは30年前に死んだ従姉にそっくりの女だった。
謎めいた女の正体を追ううちに、作家...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月16日
近所の本屋の道尾秀介関連コーナーに平積みされていたので何となく手に取ってしまった。これが大当たりだった。
つかみどころのない導入から、気づけば、主人公と一緒に異世界に迷いこんでいる自分がいた。気持ち悪いのに、ページをめくる手が止まらない。
現実と妄想の境界があいまいなまま、クライマックスになだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月07日
解説で道尾秀介さんが言われている通り、まさに「渾沌」の書である。
タイトルからして人を喰っており「怪しげ」であるが、その中身はもっともっと「怪奇」そのものである。
どこへ連れていかれるのかわからない。
どこへ向かっているのかもわからない。
そして今、どこにいるかもわからない。
いわゆる「先が見え...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月17日
タイトルにひかれて買いました。
各章の最初に書かれている言葉がおもしろかったです。
初めはなんてふざけた作品なんだと思いましたが、
終わりに近づくにつれて、ちゃんと怪奇小説になっていきました。
サイレントヒルというゲームをプレイしていたときのような気分になりました。
(ストーリーが似ているというわけ...続きを読む
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