【感想・ネタバレ】紙の罠のレビュー

あらすじ

紙幣印刷用紙が輸送中のトラックから強奪された。犯人は紙幣贋造を狙ったのだろう。そんな計画を察知した近藤庸三は贋造に必要な“製版の名人”の身柄を押さえ、紙強奪犯へ引き渡す取引を思い立つ。しかし、同じ企みを持つ土方と沖田、さらに強奪犯の一味も動き出していた……。二転三転する物語の“結末”は完全に予測不能。奇想天外アクション小説が遂に復活。シリーズ続編「NG作戦」併録。

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Posted by ブクログ

逆転逆転逆転の連続で最初から退屈なシーンが全くない。

人間の動きが素早いので説明の部分が少なく、人と人がどういった繋がりなのか置いてかれそうになる部分もあったが、次から次へと起こる展開に惹き付けられ登場人物の行動にドキドキする。

最後のシーンで2つのチームに分かれたように見えたがその中でも完全な味方というわけではないのが面白い。

各章の副題がクスッと笑えるのも楽しいポイント。

こういった警察や探偵など正義の味方と思われるような人物ではない話は愉快さ、危うさが入り交じっていて最初から最後まで飽きない。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

『危いことなら銭になる』の原作。ちょーど、読んでる時にガラスのジョーを演じたエースのジョーの訃報を聞いちゃったわ。

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2020年01月27日

Posted by ブクログ

紙幣づくりに使われる紙が大量に強奪された。
これが意味するものをいち早く察知し動き出した近藤だが、ライバルの土方も同じく動き出していた。
二人はある家の前で鉢合わせ。家の主人は坂本という老人で、彫金の名人である。

というはじまり。
軽やかに男や女が金を目当てに入り乱れて、誰が追って誰が追われているのやら、その間にもふざけた会話が飛び交って、まぁまぁの死人も出るというのにコミカルな仕上がり。ただし、書かれた1978年という時代を反映して風俗を表す言葉が古くてよくわからないのが難。映像で見るとちょっとしゃれた軽いノリがかっこよく表現されるのだろうなと思っていたら、どうやら映像化されている模様。
主人公の近藤は、宍戸錠さんだそうです。
近藤、土方、沖田、友子の組合せはなんとなくルパン一味のようだとも思ったのですが、それぞれ敵同士(友子は近藤サイド)というこれもなかなかいいカンジ。
登場人物の名前がなんつーかよくあるなぁと感じていたら、なんとどんぴしゃ、作者先生が「そのころ登場人物の名前を考えるのが面倒だったから」となんとも正直にあとがきに書いていて、笑ってしまった。
プロにもそういうことがあって、そういう時によくある新選組の名前とかって便利なんですねぇ。そうかそうか。おもしろw

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2020年02月24日

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