宝井理人のレビュー一覧
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ラスト巻、すごくよかった!1巻の時点ではあまりぐっとこなかったので、苦手かも…と思っていたんですが、最後まで読んでよかったです。お互いが好きだって分かったらその先、ってなっちゃうけど、そこで有川が言った、「御崎からキスしてくれるくらいになったら続きしてもいい?」ってセリフがよかったです。そして川端さんです。御崎がちゃんと自分の気持ちを素直に言ったからこそ、川端さんも自分の気持ちを出せたんだな〜って。好きって自覚してても認めることってすごく難しくて、誰にも知られたくなかったり、川端さん自身の中で戦いだったことが伝わってきました。一見ずるい人に見えるかもしれないけどしっかり自分の気持ちをもってるか
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Posted by ブクログ
ネタバレドーナツ店店長とちょっと無気力な高校生の話。
年下がっつき攻めが可愛くて可愛くて♡
最初は無気力だった彼も、店長に対する気持ちに気づいてからは若さからのまっすぐさで突き進む感じに、大人としての分別や元彼・・・元彼との思い出から動けない店長が揺り動かされる過程がとても素敵に書かれていました!
「ドーナツの穴」の解釈、なるほどです。
そして「絶対」って言葉は、ホント若いから出る言葉だなぁとしみじみ。
10代と30手前の時間の流れの速度の違いに足を踏み出せない倉林に、それでもまっすぐな心で向かい合う凜生の態度は、そう思えば最初から片鱗は見えていたんだなぁと。
ホンワカだけじゃない、大人のずる -
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月村センセの作品には読み手の心を突き動かす何かが存在しています。
それはひとえに心理描写の上手さではないかと思うんですよね。青くて未熟な恋に、胸がぎゅっと締めつけられながらも眩しくなりました。
憧れの先輩で人タラシな梶×父親の再婚で遅れてきた反抗期真っ只中の凛太。学園モノです。
梶の、誰にでも優しいのにどんなにモテても本命を作らない自由さに心惹かれる凛太です。そんな梶が凛太にだけ特別扱いしてくれるのですが、ただの勘違いかもしれないと思い悩みながらも、気持ちは浮き立ってしまいます。
ささいなことでも気持ちが高揚したり、沈んでしまったり、大変なことになるのが高校生の恋。人気者に恋してしまった凛太 -
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ドーナツの穴は果たしてただの空白なのか、それとも存在するものなのか??
「無」ではないな…と思う今日この頃。
ドーナツ屋チェーン店のバイト高校生と雇われ店長との、甘酸っぱい年の差ラブです。ごくごくありふれた恋物語だけど、高校生の凜生に並外れた特技が備わっているところが、砂原センセらしかったです。
凜生は外見は今どきの高校生なんですが、趣味が超難度の「鉛筆削り」だったり、母親に優しくなれないことに悩んだりしていて、意外に内向的。大人っぽく見えていても素顔は真面目でかわいいところもあって、カッコいいようでまだまだ発展途上なギャップにキュンとさせられます。
第一印象で使えなさそうだと思った凜生をう -
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BLは元々苦手だったが、レビューを見ていると私でも大丈夫そうかなと思い、手にとってみました。
一週間で彼女をとっかえひっかえする、というからもっと悲惨な男の子を想像していたのだけどそうじゃなかった(苦笑)彼にも一応事情があって、さばさばしているので後腐れない(……?)感じで、雰囲気としてあまり重くはなかった。
そんな男の子に関わる、表紙中央の男の子が一応主人公なんだけど、彼が一番女子(男子?)泣かせなんじゃないかなぁ。「一週間しかないから」とか相手が男でも外に連れ出すとかどんだけ男前なのって(笑)
BLとはいえ、あってもキスくらいなので、初心者(?)でも大丈夫!(笑)おだやかに時間が過ぎるので -
Posted by ブクログ
ネタバレ1週間で完結する話の月曜日から木曜日だそうだ。
間違って先にFRIDAY→SUNDAYを買っちゃったので
読むのを我慢するのが大変だった(笑)。
基本的にはあんまりエロくない(爆)ので読みやすかった。
BLにありがちな(失礼)男ばっかりの世界ではないところ、
重要な局面で女の子が出てくる辺りが好きだなーと。
ていうか、1週間限定のお付き合いってのもそもそもは異性だったし、
好きな女云々語ってるってことは、ふたりともゲイというわけじゃなさそうだな。
性別を超えて惹かれあう、というか、
『好き』のカタチが途中で変わってくる雰囲気は個人的にはものすごいツボ(爆)。
木曜日の時点では気持ちのカタチが