柘植久慶のレビュー一覧

  • 常勝将軍 立見尚文(下)

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    下巻では、日清戦争から日露戦争を経て、立見の死に至るまでの足跡を辿っている。

    日清戦争・日露戦争を通じて面白かったのが、職字率も含めた国民の平均能力の差。義務教育の普及で誰もが文字を読めて命令の伝達も可能な日本に対し、清国軍では漢字が書けるものが少なく、ロシアも文盲が多く、きちんとした教育を受けているのは指揮官クラスのみ。そうした軍隊は指揮官が倒れると烏合の衆となって崩壊する。一方、日本国は将帥の指示を兵達までが理解して行動するところに差があったようだ。後年、日本軍はアメリカから、兵は一流、下士官二流、将校三流と言われてしまうが、軍人教育が普及して陸士・陸大卒が少将まで輩出した日露戦争におい

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    2025年06月27日
  • 撃墜王・坂井三郎から学んだ戦いの極意と技術

    mac

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    健康の大切さ

    ・立ち技で戦うこと。複数を相手する時、一人を組み伏せても、残った者に背後から狙われるからである。
    ・頭を低い位置に置くほど、頭部を一撃される。
    ・足は最も重要。腕力が強くとも、行動中にスタミナを使い果たして、動けなくなったら意味がない。
    ・剣:敵の足首~膝の間に蹴り、または剣で突くか斬る。あるいは柄で殴る。
    ・前蹴り:押し倒されそうになった時、相手の股間や脛周辺を蹴る。
    ・膝蹴り:体が密着したときに
    ・組み伏せられた時:掌底で相手の肋骨の一番下を突く→頭突きで顔面を潰す→何でもいいから武器を手にし、頭部を強打→とどめを刺す
    ・「他人は他人。我は我なり。我が事について後悔せず」。他

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    2022年09月30日
  • あなたの身を護る「危機管理大全」 日本人の全リスクに対応できる1000の視点

    mac

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    生き残るためのミニ辞典

    辞典のように、興味を持った項目や、緊急性の高い箇所から、読んでみるといいです。
    一部ご紹介します。
    ・多数意見は、災害時には、正しくない。
    ・籠城戦で最も注意すべきは、疫病の流行だ。
    ・木が傾くような植生の変化は、危機の前兆だ。
    ・備蓄品は、一週間分は確保すべし。水は1日二リットル以上だ。
    ・中国産の食料品は要注意。遺伝子組み換え農産物は、避けた方が無難。
    ・何を食べようか迷ったら、食中毒対策に、昼食はカレー。夕食は和食で鍋物。
    ・睡眠時間を確保する。7〜9時間欲しい。睡眠不足はアルツハイマー病への一里塚。
    ・車に積むべきは、サバイバルキット、杖、ジョギングシューズ。
    ・健

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    2022年09月30日
  • 近未来ノベル 東京大地震2023

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    首都圏直下型地震とプレート型地震が重なり、火災と津波が東京を襲うという設定。実際の地名が多用されている。恐いが、あり得るシナリオと感じた。

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    2012年04月05日
  • 常勝将軍 立見尚文(下)

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    本書は、史上まれに見る天才指揮官であった立見尚文の生涯を、少年時代から永眠までを克明に描いた渾身の歴史大河小説(上下巻)です。

    上巻では桑名藩内で頭角を現わし、戊辰戦争では鳥羽伏見の戦いからやがて北越方面へ転戦、雷神隊という精強な部隊を率いて新政府軍を恐れさせた立見の前半生を描きます。

    旧幕府軍の降伏後は謹慎を経て司法省へ出仕、やがて指揮官としての能力を買われて陸軍に招かれます。西南戦争では西郷隆盛の本軍を追い込む活躍をし、陸軍軍人として立見の評価は一気に高まり、出世街道を駆け上がります。

    下巻では日清・日露戦争での活躍を描きます。日清戦争が勃発すると、立見は歩兵第十旅団長として出征し、

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    2011年12月16日
  • 常勝将軍 立見尚文(下)

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    あの「八甲田山雪中行軍」が、立見中将在任時だとは知らなかった。。日露戦争では目を掛けていた部下を失いながらも、黒溝台の激戦を戦い抜いたのは、結果を知っているとはいえ非常に痛快だった。賊軍から陸軍大将にまでなった事も、立見さんの人柄や、信念に薩長閥の人間も魅せられた結果だと感じた。
    僕も、こんな上司の元で仕事がしたいし、また、立見さんの様な上司になりたいとも思った。

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    2011年09月21日
  • 常勝将軍 立見尚文(上)

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    当然ながら、薩長閥以外でも優秀だが不遇な人物はいたんです。「坂の上の雲」で知った秋山兄弟(松山)。日露戦争の第2軍司令官である奥保鞏大将(小倉)、そしてこの本の主役である立見尚文大将(桑名)。
    上巻は、生まれてから日清戦争突入までがテンポよく進む。勿論、幕府側からの視点で描かれているので、新鮮味を感じた。正直、もっと昇進が早くてもと憤りを感じる。そんな感情移入してしまうほど、好人物として描かれている。下巻が楽しみ。

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    2011年09月04日
  • 近未来ノベル 東京大津波 東海・東南海連鎖地震、ついに発生す!

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    4569663923 299p 2005・5・23 1版1刷
    ◎津波のシーンは東日本大震災を思い出す。
    小説としては大味な気がしますが著者のライフワークとしてみると各所にサバイバル(生存術)が多く見られる。

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    2013年02月08日
  • 逆撃 三方ケ原合戦

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    時代小説、フィクションの話。現代に生きる御厨が過去に戻り武田軍の軍師として三方ヶ原の戦いに参加するというもの。勝頼が駄目すぎて嫌悪感を覚えてしまった。

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    2009年10月04日
  • 常勝将軍 立見尚文(上)

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    桑名藩出身の立見鑑三郎(尚文)の伝記。上巻では、日清戦争に入るところまでを扱う。

    冒頭、日露戦争の鉄嶺駅での秋山好古少将とシーンに始まり、そこから時代をグッと遡って八丁堀の町田家に生まれる。少年時代に立見家に婿養子として入った鑑三郎は、身長172センチと当時では大柄で体格にも恵まれ、更に頭脳明晰で武道もできる少年であった。才能を見出されて若くして藩主松平定敬に仕え、京都所司代時代には20そこそこで藩の外交官たる公用方として薩長や会津など各藩の公用方とやりあう中で、土方歳三とも親交を結ぶ。

    最初の戦功は蛤御門の変であったが、その後、鳥羽伏見で藩主定敬(と会津藩主松平容保)を引き連れた慶喜の脱

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    2025年06月22日
  • 世界全戦争史

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    全世界の戦争の歴史

    全世界の歴史上における「戦争」を、年を追うようにコンパクトにまとめた、資料的ともガイドブックとも言える本。
    歴史・戦史ものが好きで、戦争と年代の関わりを知りたい・勉強したい方におすすめです。

    筆者のクセやこだわりがやや見える(特に近・現代)ので少し注意ですが、逆に、どうすれば良かったかを考察してみたい、もしくは単純にもっと詳しく知りたいという意欲が生まれるかもしれません。

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    2022年03月12日
  • 世界全戦争史

    mac

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    世界の戦争のミニ辞典

    戦争の歴史のミニ辞典として読むといいと思います。第二次世界大戦及び対米戦争より、一部ご紹介します。
    ・アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領は、経済再建に戦争が不可欠と考えた。そこで、日本を標的にした。このため、屑鉄や石油の禁輸に追い込み、苦境に陥らせた。そして、ハルノートにより、日本を対米開戦に踏み切らせた。
    ・もし、真珠湾を攻撃するなら、燃料タンクも破壊するべきだった。
    ・「海軍の疫病神 」南雲忠一が、真珠湾の失敗だけでなく、ミッドウェイ島攻略作戦を付け焼き刃に立案、図上演習もせずに作戦を実施したことで、大敗北に繋がった。
    ・「作戦の貧乏神」辻政信が無謀なガダルカナル作戦をやら

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    2022年09月30日
  • 近未来ノベル 東京大地震2023

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    「近未来ノベル」なので雑学カテゴリに分類してしまいましたが,大地震,津波の恐ろしさをとてもリアルに物語っています.

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    2012年11月26日
  • 小部隊指揮官バイブル いかに部下を統率し、目標を達成するか?

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    小部隊の指揮官が頭に叩き込んでおくべき事項。著者が戦場を生き延びてきた経験に根ざしているところに説得力がある。書いてあることは合理的で、実戦的かつ簡潔にまとまっている。身を守る技術として覚えておいた方が良いことは多い。何より有事を常に想定して備えるという心構えこそが、未然に敵の侮りを防ぎ、平和を続けるためには必要なことだろう。そういう意味では、十分な武器が得られない状況でどうすればよいかについても知りたいところである。

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    2012年07月31日
  • 近未来ノベル 東京大地震2023

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    実際の地名で書かれていることもあり、イメージがわきやすく一気に読むことができた。

    2種類の地震が同時に起こるという極単な設定ではあるが、読書に危機感をもたせるという意味では コレはこれでアリかもしれない。

    恥ずかしながらあの地震の後でも大きな備えをしているわけではないので、まずは防災グッズをそろえておこうと思った。

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    2012年04月06日
  • 近未来ノベル 東京大地震2023

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    東京湾直下型地震と房総沖地震がわずかなタイムラグで発生したと仮定した上でのシミュレーションノベル。今回の震災で多くの人が防災意識を高める中、予想されていた以上の事態が発生したときにどのようなことが起きうるか、大変興味深く拝読しました。
    いたずらに煽ることもなく、淡々と記されている筆致がいろいろと考えさせられます。
    ちなみに作中の舞台では日本国総理は「ベビーギャング」と陰口される人物で、おそらくあの人がモデルですが、かの人の実績を見るに2023年といわず次の選挙で国民の審判を食らうと思われるので、恐らくこの人物が首相と言うことはあり得ないでしょう。

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    2012年03月07日
  • 身近な危機から身を守る本

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    著者には多くのサバイバル本場あるが、これは入門編との位置づけだろう。
    集英社文庫の『21世紀サバイバルバイブル』やその他の著書の方が内容が深かったように感じる。しかし、一般的にどのような対処方法が必要かはわかる本である。

    確か、いろいろなグッツを豊富に引用しながら紹介した文庫本もあったように記憶する。
    それらも再度読んでみようと思う。

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    2011年06月26日
  • 首都直下地震〈震度7〉

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    「震災時帰宅支援マップ」と付き合わせながら読み進めた。
    地震対策の重要性、死ぬか助かるかの分岐点を鋭く指摘している。

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    2012年02月21日
  • 北朝鮮暴発の恐怖を知らなすぎる日本人

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    北朝鮮内の権力闘争から暴発に発展する可能性や飢餓の発生から戦端が開かれるシナリオなど北朝鮮情勢を語る

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    2011年04月24日
  • 皇女アナスタシアの真実(小学館文庫)

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    「自分はアナスタシアだ」と最期まで信じていた女性の実話。真実は小説よりも奇なり。決してハッピーエンドのファンタジーじゃありません。

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    2009年10月04日