常勝将軍 立見尚文(下)
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常勝将軍 立見尚文(下)

950円 (税込)

4pt

5.0

日清戦争が勃発すると、陸軍少将になっていた立見尚文は歩兵第十旅団長として出征、平壌攻防戦などで、またも戦功を重ねていった。戦後は中将となり、第八師団を任されたが、麾下の歩兵第5連隊が八甲田山の雪中行軍で全滅する事件もあった。しかし立見の真骨頂は、日露戦争における「黒溝台の戦い」で発揮された。第八師団を率いた立見中将は、多くの部下を失いながら全滅寸前という激戦を続け、ロシアの大軍を黒溝台から撤退せしめたのである。これによって全体の戦局は一気に好転し、奉天会戦勝利への道筋が付けられたのだ。戦後は陸軍大将に昇進、61歳のことである。賊軍として謹慎を余儀なくされてから38年後のことであった。一度はどん底に沈んだ人生を、自らの力だけで取り返した立見の生き方は、現代人にも通じる多くの示唆にあふれている。傭兵経験を持つ著者のならではの、戦場の空気感を損なわない見事な描写も圧巻。大河長篇、堂々完結。

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常勝将軍 立見尚文 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 常勝将軍 立見尚文(上)
    950円 (税込)
    陸軍大将・立見尚文は、元桑名藩士である。桑名藩は会津藩の盟友として幕末から佐幕派の雄として行動した。いわば賊軍出身者で大将まで立身するのはきわめて稀であり、しかも立見の場合、戊辰戦争・西南戦争・日清・日露の戦役と、つねに最前線にあって戦い、かついかなる厳しい状況下でも立見個人は敗走を知らない。まさに「常勝将軍」なのである。本書は、史上まれに見る天才指揮官であった立見尚文の生涯を、少年時代から永眠までを克明に描いた渾身の歴史大河小説である。上巻は、桑名藩内で頭角を現わし、戊辰戦争では鳥羽伏見の戦いからやがて北越方面へ転戦、雷神隊という精強な部隊を率いて新政府軍を恐れさせた立見の前半生を描く。旧幕府軍の降伏後は謹慎を経て司法省へ出仕、やがて指揮官としての能力を買われて陸軍に招かれる。西南戦争では西郷隆盛の本軍を追い込む活躍。陸軍軍人として立見の評価は一気に高まり、出世街道を駆け上がっていく。
  • 常勝将軍 立見尚文(下)
    950円 (税込)
    日清戦争が勃発すると、陸軍少将になっていた立見尚文は歩兵第十旅団長として出征、平壌攻防戦などで、またも戦功を重ねていった。戦後は中将となり、第八師団を任されたが、麾下の歩兵第5連隊が八甲田山の雪中行軍で全滅する事件もあった。しかし立見の真骨頂は、日露戦争における「黒溝台の戦い」で発揮された。第八師団を率いた立見中将は、多くの部下を失いながら全滅寸前という激戦を続け、ロシアの大軍を黒溝台から撤退せしめたのである。これによって全体の戦局は一気に好転し、奉天会戦勝利への道筋が付けられたのだ。戦後は陸軍大将に昇進、61歳のことである。賊軍として謹慎を余儀なくされてから38年後のことであった。一度はどん底に沈んだ人生を、自らの力だけで取り返した立見の生き方は、現代人にも通じる多くの示唆にあふれている。傭兵経験を持つ著者のならではの、戦場の空気感を損なわない見事な描写も圧巻。大河長篇、堂々完結。

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常勝将軍 立見尚文(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    下巻では、日清戦争から日露戦争を経て、立見の死に至るまでの足跡を辿っている。

    日清戦争・日露戦争を通じて面白かったのが、職字率も含めた国民の平均能力の差。義務教育の普及で誰もが文字を読めて命令の伝達も可能な日本に対し、清国軍では漢字が書けるものが少なく、ロシアも文盲が多く、きちんとした教育を受けて

    0
    2025年06月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は、史上まれに見る天才指揮官であった立見尚文の生涯を、少年時代から永眠までを克明に描いた渾身の歴史大河小説(上下巻)です。

    上巻では桑名藩内で頭角を現わし、戊辰戦争では鳥羽伏見の戦いからやがて北越方面へ転戦、雷神隊という精強な部隊を率いて新政府軍を恐れさせた立見の前半生を描きます。

    旧幕府軍

    0
    2011年12月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あの「八甲田山雪中行軍」が、立見中将在任時だとは知らなかった。。日露戦争では目を掛けていた部下を失いながらも、黒溝台の激戦を戦い抜いたのは、結果を知っているとはいえ非常に痛快だった。賊軍から陸軍大将にまでなった事も、立見さんの人柄や、信念に薩長閥の人間も魅せられた結果だと感じた。
    僕も、こんな上司の

    0
    2011年09月21日

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