常見陽平のレビュー一覧
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20年前にTVで放映され、今も根強い人気があるアニメ新世紀エヴァンゲリオンを、近年の労働環境の変化の暗示と説いた意欲作。
労働問題をかじっている私の視点から見て、第2章で社畜の意味の変遷が語られているところが興味深かった。また、『新時代の「日本的経営」』の3類型を主人公たち3人に当てはめてみせた点は、こう使うか!とニヤリとさせられた。
ただ、第4章の「女性の活躍とエヴァ」では、なぜ女性たちがバリキャリにならなければならないのか、という本質に迫ってないと思うので、物足りなかった。
かつて、エヴァンゲリオンに熱狂したが今は冷静に見られるようになった自分も、あとがきにあるようにエヴァンゲリオンが「不 -
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就活については、もはや受ける側ではなく、採用する側に近い立場にありますが、この本の内容には納得です。
学歴フィルターの話は置いておいても、採用基準の変化は、すごく納得できます。
社外環境や社内環境の変化、採用の途中経過が、採用基準の変化に影響する可能性は否定できません。
もちろん、採用基準の核となる部分は、変わりませんが。
また、大学新卒者の一括採用について、デメリットも抑えた上で、メリットについて堂々と語っている点も素晴らしいと思います。
いろんな意味で、就活に対して、バランスの取れた見方を示した本だと思います。
おそらく、社会学は、こういう姿勢で取り組むべき学問なんでしょ -
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元リクルートで働いてた方の暴露本的な色んな観点から捉えた本。
ここまで書くのはすごいんじゃないかな。
下記は抜粋メモ
リクルート話法やトーク開発があるのが面白い。人を煽り、時には脅迫するような話法だったり、営業の場面で顧客を説得する、納得してもらうための営業トークを開発する。
また実はリクルートは最強の営業集団と言われてるが本当にほうなのか、そうは思えなかった。商品、知識のサービスが弱くヒアリングも雑、提案も弱いのではと感じていたとのこと。
営業力が高いのではなく営業マネジメント(目標設定、行動モデルの設定、それらの徹底)が強く、いつも頻繁にやって来るリクルートの営業イメージをつくってるので -
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元リクルート社員の今のリクルートに対する考察をした一冊。
本書を読んで、日経の記事と筆者の考えの比較は興味深く感じました。
自分もリクルートに対して営業力の強さや人材輩出企業であること、新規事業を創造しているイメージが強かったのですが、著者が各章で指摘している内容は確かにと思うところは多々ありました。そして、筆者のリクルートへ危機感と期待を感じました。
本書でも書かれているように同社が今の日本の大企業と同じく、IT化やグローバル化の波に飲まれ、今般の上場に至ったというのであれば非常に悲しいことだと自分も感じました。
昭和の時代に築き上げた情報誌ビジネスでの企業と顧客を繋ぐビジネスモデルに -
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これからの働き方を模索して読んでみた本。
ノマドが万能かのように持ち上げる
従来のメディアに疑問を感じつつあったので、
現実的なメリット・デメリットや、
根底にもつべき哲学など、冷静に俯瞰していて、
いろいろと参考になった。
ちょっと衝撃だったのは、各時代で
自由な働き方については模索されていて
脱サラ・起業→フリーター→派遣社員→フリーランス、
どれも今のノマドに近いスタイルを模索していた、
という事実。(p39~)
他に気になったのは、
●「期待されていること」と
「できること」こそ注目する(p101~)
●「ごはんの仕事」と「おかずの仕事」の
バランスをとろう(p107~)
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「「強さのインフレ」が起きている」
即戦力/グローバル/コミュニケーション能力/起業
最近流行のこれらのキーワードが若者の強迫観念になって、真面目に働こうと考えている人ほど適応しようとする。
その姿は薄気味悪くもあるけど、企業側もこれからの社会がわからないから、高い能力を持っているからという事で採用する。
しかし、いざ仕事を始めると上記のキーワードが発揮される職場なんてほとんどなくて、企業からの「採用」という承認を得て自尊心を持った学生は、現実の何でもなさに戸惑う。仕事とはこんなモノだなんて上司もしたり顔で言ったりして。
そして、そんなこんなで3年ぐらいで仕事を辞めたりする人がでてくる -
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大人が描く若者へのできる人像(「コミュニケーションを磨き、即戦力としてグローバルに活躍し、会社が頼りないなら起業しろ。」)を辛辣に語った書。ここ数年の日本情勢や会社の現状を元に、企業のトップを始め、いはゆる大人が理想として求める姿を述べている。
そのようなできる人が強烈に必要とされるのは、一部のかっこいい大人がいる一方で、単にできない大人が増えたことが大きな原因であることは疑いえない。ただそうは言っても、それを受けて今の若者がどう感じどう動くかはあくまで若者サイドの領分である。
私自身はまだまだそのどれもが身に付いてないのが現状ではあるが、自分の人生を自身の選択でコミットしていくために、少