小林正弥のレビュー一覧

  • 億を稼ぐ勉強法

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    「人は自分のことを考えると悩み、顧客のことを考えると知恵がでる」という本書で語られる考え方が自分のことしか考えていない自分にとっては衝撃的だった。顧客がいてこそ稼げるのに何故、自分のことしか頭になかったのかと自分が恥ずかしく感じた。

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    2019年09月22日
  • 神社と政治

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    神社で憲法改正のための署名を集める活動が問題になったことを切り口にして、神道と政治の問題を、著者が依拠する公共哲学の観点から考察している本です。

    著者は、明治憲法下において神道が宗教ではなく国家祭祀とされたことが、現代にまで及ぼしている影響について比較的ていねいな解説をおこなっています。戦前の国家神道は、習俗的な道徳としての性格をもつことになりました。そして戦後になると、政教分離により宗教法人として扱われることになった神道は、私的道徳となりかねない状況に陥ってしまったと著者は指摘します。そのうえで、戦後における神道の最大のイデオローグとして活躍した葦津珍彦の議論を検討し、彼が神道に公共性を回

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    2017年12月03日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

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    -「私は誰かの息子か,娘であり,どこかの都市の市民であり,この一族,あの民族,この国民に属している」「したがって,私にとって善いことは,このような役割を生きるものにとって善いことであるはずだ。私は自分の家族,都市,民族,国民の過去から,様々な夫妻や遺産,期待や義務を受け継いでいる」
    -「本当に有徳な人は、最も遠い他人を助けるためにも、友人に対するのと同様に迅速に駆けつける」「完全に有徳な人に、友人はいないだろう」
    -すべての正義は差別を内包する

    本全体があんまり一つの主張をしないのでちょっと強い感想を持ちにくいんだけど、個人的に残ったのはここら辺かな。人類皆に公平というか正義を持つなんてのは

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    2017年09月16日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

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    -凄い昔に途中まで読んだことあったけど終わらず。実家帰った時に本棚にあったので持って帰ってきて読んでみた。
    -授業のテンポとか、内容が難しくなりすぎたときのユーモアとか、議論の誘導の仕方とか「授業をする」ということに対して凄い技術をもったエンターテイナーだなーって思った。
    -でも本としては凄く難しかった…理解するのに何度も読み直したw
    -そういう意味で授業ついてってる学生凄い。ただきっとこれ授業のないところで相当な量の課題図書出されてるんだろうなー。その上でのこの授業だと考えると、ちょっと学生時代思い出してゾッとしたw
    -ハーバードの学生の議論聞いた後の東大の学生のレベルの低さが凄い。これって

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    2017年06月04日
  • サンデルの政治哲学

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    サンデルの著書を翻訳し、白熱教室等の解説をされている方の著作です。一見難解な言葉も、とてもわかりやすく理解できます。ボリュームがあるため、新書としてはヘビーですが、やさしめの専門書ととらえると値打ちがあります。

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    2016年09月28日
  • アリストテレスの人生相談

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    ソクラテス、プラトン、アリストテレス。
    ニコマコス倫理学=息子の二コマコスがまとめた。
    美徳を身に着けることが幸福をもたらす。人生には目的がある。

    ニーチェは虚無主義、ニヒリズム。神はいない、人生に意味はない。フランスのポストモダン主義。

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    2016年08月20日
  • サンデルの政治哲学

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    サンデルの正義論とジョン・ロールズの正義論の批判の理由

    この本が出版された2010年12月までのサンデルの全出版書籍を取り上げ,その内容を解説しながら,サンデルの考えについて説明している。
    サンデル自身の考えに焦点があてられており,「白熱教室」や「これからの正義の話をしよう」よりも,難しい内容となっている。自分としては,pp. 100-200あたりが特に複雑な内容で理解が難しかった。

    書籍の構成としては,全6講となっている。
    第1講で「白熱教室」や「これからの正義」で取り上げられた内容を順番にたどり,サンデルの考えや二つの書籍での違いなどについて触れている。これはおさらいとしてよかった。

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    2016年08月09日
  • サンデルの政治哲学

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    善・正・義・公・共……
    ある場面において旧来の論理が通用しなくなると新しい概念を構築する必要に迫られる。
    理論とはそういうものであり、また社会の指標たる理論はその正しさにおいて充分に説得的でなければならず、こうしたブラッシュアップは不可欠ではあるが、正義は善を含有したものでなくてはならないという主張は、批判においては具体性に富み説得力があるが、論理構築においてはいかにも頼りない。
    普遍的であることを目指していないとこのことだけれど、どこかに一貫したものがなければ論理は完成しないのではないだろうか?
    哲学だからそれでよいのもしれないけれど、どうにも消化不良感が残る読後となった。

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    2016年06月19日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

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     究極な場面でのジャスティス(正義)についてサンデル教授が東大生と会話する。疑問は投げかけるが回答するわけではない、回答がないので疑問はさらに混迷を深める。そのわりにはわかった風なサンデルさんには辟易させられた。正直、この講義、無意味だとは言わないが無駄な時間なんじゃない・・・ただ、功利主義になりがちな現代社会に疑問を持つことはよろしい。

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    2016年01月02日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

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    非常に難しく理解するのに時間がかかる。
    より理解を深めたい。
    議論が活発で、アメリカの大学のレベルが高いことがわかる。こういった教育を日本でも取り入れてみることに興味がある。

    一番ためになったのは、カントの思想が非常にわかりやすかったことだを
    義務に従うときのみ道徳性があるといえる。こんな感じだ。

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    2014年12月11日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

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    ネタバレ

    冒頭は刺激的な内容でサクサクと読めてしまうが、中盤(カントあたり)からはなかなか理解が追いつかない…
    巻末の東大特別授業は上巻のエッセンス的な内容で、おさらいにはちょうど良かったと思います。

    下巻を読み終えたらまた頭から読み返したいですね。

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    2014年09月02日
  • サンデルの政治哲学

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    噛み砕いて書いてあるんだろうけど、難しい。 ooのxx理論とか@@派とかすぐこんがらがってしまう!またいつかよむべし!

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    2013年09月10日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

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    内容が難しいので読むのに凄く時間がかかった。
    実際にNHKで放送されたものも見ていたけど、映像を観た後でこの本を読むと、サンデル教授の議論誘導の仕方の上手さを感じる。
    映像では分からなかったけれど、文字になると、見当違いな話をしようとしている学生を上手くいなしたり、纏まっていない発言を短いセンテンスに集約したり、ということを頻繁に行っているということがよく分かる。
    生徒がどういう発言をしてくるか分からない中で、きちんと目指した方向へ議論をみちびいていく手腕は本当に素晴らしい。

    『正義』という議論しづらいものに真っ向から取り組んでいる授業内容自体も面白いけれど、サンデル教授の手腕が素晴らしくて

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    2013年04月16日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

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    屋上屋を架して明らかになったのはアメリカ的結婚の定義だけか、と思ったら、永遠に解決できない問題を提起するのが目的、か。
    確かに、折に触れてそういう根源的なことを考えると、自分の中の意識の変化がわかって面白いな。

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    2013年04月04日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

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    ≪目次≫
    第7回  嘘をつかない教訓
    第8回  能力主義に正義はない?
    第9回  入学資格を議論する
    第10回 アリストテレスは死んでいない
    第11回 愛国心と正義 どちらが大切?
    第12回 善き生を追求する
    東京大学特別授業(後半)
    特別付録 「それをお金で買いますか」より

    ≪内容≫
    ハーバード大の講義録の下巻。私には相変わらずついていけない部分がある。これを読むと、難しい世の中になったと自覚。いろいろと考えないと生きていけないのだが、あまりに日本人は”能天気”だと思う。

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    2013年03月27日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

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    哲学と言いながら「神」の概念を当然のように盛り込んでいるのってどうなんだろう。
    どうして、客観的な状況や主観が明白になるものだと前提にしているのだろう。
    なぜ、0か100かで考えるのだろう。70:30のような考え方はそこに無いのだろうか。

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    2013年03月17日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

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    入学審査の回は盛り上がりました。志願者の存在そのものが入学前から入学に値すると判断することは出来なくて、志願者はハーバードの審査により、ふるいにかけられていくことが納得できる説明でした。優秀な私が落とされて、優秀でないがマイノリティに属する誰かが合格したことがオカシイとは、志願者はいえないのだと思いました。

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    2013年03月02日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

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    NHKのハーバード白熱教室を思い出しつつ、台本を読みました。毎回考えるべき課題がどっちの見方にも同意できて、どっちの見方も一部否定できるような、厳しい内容でした。一律のルールで割り切れないとき、よりどころはどこにあるのかを探していく授業でした。最後、定期試験で単位をとるのか、評価方法が気になる授業でした。1,000人超えの受講者の答案採点、大変そうです。

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    2013年02月17日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

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    上巻と大体同じ感想です。

    しばらく読むのを放置していたので、
    内容を忘れていた。再読します。

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    2012年12月23日
  • 対話型講義 原発と正義

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    ネタバレ

    サンデル教授の対話型講義の形式に倣って、小林教授が原発の存在について進めた講義録。

    サンデル教授との違いとして、小林教授自身が明確な意見・考えを持っていることが前提にある。サンデル教授の場合、仮に自身の考えを持っていたとしても、講義の中では殆ど披露せず、受講者たちの議論の流れに委ねている。その姿勢は講義中ずっと続き、最後まで「結論はこちらだ」という纏め方はしない。議論が出来ることが何より重要なのだ、と。

    一方、この本における小林教授は、明確に脱原発よりの考えを持っており、またそれを講義の中で示してもいる。

    どちらが講義を行う中でよいのか、人それぞれの判断なのかもしれないが、哲学というそも

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    2012年08月24日