勝田文のレビュー一覧
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食べ物にまつわる短編4編+ディケンズのクリスマス・キャロルの漫画化作品が収められた1冊。どうせなら食べ物で1冊にまとめてほしかったような気はしますが…。
どの話もそれぞれ味わいがあって好き^^
いちばん好きなのは「すいかドライブ」かなー。なんとなくすべてのことがおもしろくなくなっちゃった感覚というのがすごくよくわかるし、ライブや本について触れられていたのも自分に通じる部分があって共感しやすかった。
「失望するのは期待しているせいだ」
「きっと何かを感じるのにも訓練がいるんだ」
という言葉にはすんなりそうだなあ、と思うことができた。
クリスマス・キャロルも勝田さんらしい筆致で楽しめました。ちょっと駆け足なページ数ではあったけど。 -
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東京から田舎へ引っ越してきた美波。
町も学校も気に入らなくてアウェイな感じ。
中でも一緒に暮らし始めたおばあちゃんが嫌味ったらしくてイラついて…。
表紙の通りちょっとすねた?やさぐれちゃってる美波。
友だち付き合いでも、意地をはったり、優しさをお節介に感じたり。
だけど、合わせて2人しかいない演劇部で落語をすることになって、美波の中の何かが変わり始めます。
読み終わって、微笑んでいる自分がいました。
何かいいんです!美波の素直じゃないところやおばあちゃんとのバトルチックな関係とか。
自分で「世界一かわいげのない孫だけど」と言った時点で、美波ちゃんは十分かわいい、いい子です!(←力説!)
一つ心配なのは、演劇部、来年は「落語部」になってるかも―?(笑) -
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ネタバレ舞台は昭和初期。ロマッチック・コメディの完結編。
第十話
突然いなくなった三五がいつか自分に会いにきてくれることを期待して黒マントの怪盗を追いかけていたつもりが田舎からでてきたじいさまと遭遇して都一が先に三五を見つけるの巻。
ぐるぐる思い悩むイワだけど、まだ恋の自覚はなくて、時計を動かしたいという動機で三五を探しにいくことに。じいさまの時計屋にいけ、には笑ったw
第十一話
三五に会いにいく決意をしたものの、都一に居場所を教えてもらえず、喜久ばあさんと一緒に鎌倉まで三五の祖母の家に行くイワだったけど、家にいったら偶然都一と三五に出くわして隠れているところが見つかって、祖母に三五をいじめるなといっているところに三五が現れて木の下で眠ってしまった三五にキスをしてしまったの巻。
都一のドSっぷりには惚れ惚れするね。これでイワが好きだったとしたらどんなやなやつなんだよ…それにしても三五もなんで一人で聞きにいこうとしたんだろうか。心配かけまいと思ったのなら、もっとイワが来たことに喜んでも良さそうなのに。イワが三五にほっぺチューも意外だった。木から落ちたのはお約束だとして。イワの自覚がきた。話が一気に進んだ感がある。
第十二話
木から落ちたイワが大けがしたと間違って伝わったためタワ子とじいさまが病院に来るがイワはぴんぴんしていて、三五は寝込んでいるところに祖母が袖に隠していた時計は父親が婚約指輪代わりに母親に贈ったとイワにしては珍しく誘導尋問で知りつつ、何か感じたじいさまに結婚を反対されつつ時計を取り戻して時計に隠された宝を見つけたの巻。
秘宝はいただいた!は三五らしい物言いで、じいさまに宣戦布告といったところか。三五もまさかイワがほっぺちゅーしてくるとは思わなかって動揺しているのが微笑ましい。じいさまもタワ子とイワの心配をしているからこそ、反対しているわけで...。でも長い目でみたらやっぱりイワは寂しい思いをしそうだな。
第十三話
入院することになった三五だけれど、偶然タワ子のダンナが同じ病院に入院していて、退屈しのぎにどちらの想い人が素敵な贈り物を持ってくるかの勝負をすることになって、雪のリクエストにアイスで応えタワ子に負けるイワの巻。
雪の香水は素敵だった。でもちくたくぼんぼんなんだから、時間についてのお題がよかったなあと思ったり。イワが食べ物を持ってくるのはだいたい予想がついただろうし。三五は愛されているなあ。その想いにあぐらをかいているみたいでなんだかもやもやするけど。
第十四話
お隣のゆうほう先生が映写機を貸してくれて、三五のために面白いものをとろうとして都一が監督をしだして、操の想いは都一に伝わらないものの、都一は自分の夢を自覚するの巻。
都一は何で斜に構えた感じなんだろうと思っていたら、軽々しく口に出したくないとの想いからだったらしい。必死の思いで口にしていたのかもなあ、とちょっとは操のことを認めたんだろうか。まあ操もうざい女だがw、健気ではあるな。
第十五話
入院が長引いている三五の店の手伝いに朔という少年が来て、イワが店番中に隕石が落ちてきて、それを見に病院を三五が抜け出してきて、屋根の上で会話して、うわあああん最終回の巻。
正直もう終わるの?もっと二人を見たい!て思わされた。三五は終始死の陰がついて回っていて、彼がいう言葉がすべて意味深に聞こえる。一番最後のページなんて、三五が亡くなっていてもあんまり違和感がないくらいだ。三五がイワに魅かれる理由は、二巻の「三五は動かせる」が根底にありそうだけれど、逆がいまいちよくわからない。イワにとって三五と一緒に月が見たかった、そう感じるようになった根本的な原因がなんだったのか。恋愛することによって変わっていくのが怖いといっていたイワが少しずつ変化を受け入れていったその理由もじっくりと知りたかった。というかもっとらぶらぶしているところが見たかった。でも何でも腹八分目がいいのだろう。あったかい気持ちになれる話だった。 -
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和風モダンだけど童話っぽい表紙がかわいい。
・天馬
日常のなんでもないことを切り取った漫画を描く人なのかなーと思いました。内容がないし不思議ですが独特の雰囲気がある。出雲。
・パーラー
だらだらした女の人の話かなと思った←
でも部屋だとか街並み、小道具の描き方がかわいい。
大山君かっこよくないのに魅力的です。和菓子に対する反応ww
なにげ家族のあったかさとかが感じられるよい話。
・シンガポールの月
港の夜景がいい。レーコきれい。半太郎は嫌な奴とか思ったけどそうじゃなくて賢くて一途な人なんだろなー。レーコ悪女。
・DaddyLongLegs
原作はやんわり知ってるくらい。あしながおじさんってもっとひげのはえた老紳士かと思ってた←
着物も絵柄ももうかわいくて。きざでお茶目でかわいいあしながさん。自分が見つけた少女が他に染まるのがきにくわないけど、何も手をださない。なんだかもどかしい。きっとこの二人はくっつかないだろうと思って読んでたんで最後びっくり。てか最後ハラハラしすぎてちゃんと読めなかった←
心のきれいな人と純粋な少女のとてもかわいいお話。すごい好き。 -
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とにかく絵が可愛い!優しくてホノボノとした柔らかい絵柄で、ボンヤリと表紙絵を眺めているだけでもなごめる上、この表紙を外すと、本体表紙がブラームスの子守唄の楽譜になっていて、ピアノ好きにはたまりません。幼い内に両親と別れることになった梅子は、引き取られた家の息子、蔵之介が弾いてくれるブラームスの子守唄を聴きながら育ち、高校を卒業と同時に2人は結婚…というところから物語は始まります。印象的だったのは、「ピアニストとして世界の第一線で活躍することと、日々の暮らしを家族と穏やかに過ごすことは たいして変わらないことだ」という箇所です。いつかこんな悟りの境地に達してみたいです。ブラームスの子守唄やトロイメライを弾く機会がある方はぜひ読んでみてください。合間、合間に出てくるクラシック小話も面白いのでお見逃しなく。
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時代は昭和初期、善行に励むイワの暖かいほのぼの恋愛物語。待望の第二巻。
第四話
たわ子が美少年を拾って来たと思いきや、央子という女の子で、善行ということで都一に内緒で家においてあげることになり、だけど央子が都一の本やレコードを売ろうとしているところに出くわし、都一のレコードを割ってしまい絶望して三五に心中を持ちかけたの巻。
イワ初めての絶望。よっぽど都一が怖いんだなw
第五話
絶望したイワは三五に連れられ横浜に行き、お得意さまのサーカス団を見に行き、央子がそこに所属していることを知りつつロボットの代わりをすることになりつつ、たわ子は央子をまた拾うの巻。
三五にミステリィ時計の謎を解かないと心中するぞと逆に脅されるイワwこのカップルは一巻から変わってなくて笑える。 -
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昭和初期が舞台のほのぼの恋愛物語。
まっすぐなイワ、変わった三五、ちょっと意地悪な都一、おっとりしたたわ子。出てくる人たちが個性的で話がするすると進んで行く。
第壱話
善行に励めとじいさまの言いつけ通りにしていたら、コウモリと吸血鬼のような青年を助けて懐中時計をもらったの巻。
キスされたのに血を吸われたと勘違いしたイワが可愛らしい。
第弍話
三五は都一と友人だったと知り、三五と一緒にお花見にいって、喫茶店で死にたいと言われて怒って帰って来てしまったの巻。
操登場。ちょっと意地悪く見えるけど、それも恋ゆえに、だね。
第参話
都一が留学するきっかけを三五が作ったことがわかり、三五が父親に捨てられたと思っていることもわかり、イワに三五はお父さんが1番好きでもいいんだべと言って三五の気持ちが軽くなったの巻。
死んじゃダメだーといいつつ屋根から三五を落とそうとするイワが可愛らしいw
ビーチ・イズ・ビューティフル
競馬で賞金があたった美浜と職歴詐称美容師がお互い思いあっているのに、すれ違い、理容院店長と旦那の喧嘩や店長の息子と美浜の淡い恋などが絡まりつつも、海辺で楽しく釣りができる毎日に戻る物語。
イケメンなのに、中身がちょっと情けない男が面白い。 -
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年の差カプ好きだと言ったら、オススメだと紹介された本。
ずっと読んでみたかったのですが、このたびめでたく読む機会に恵まれました。
表題作はラストにあって、他は短編が三本。
こういう話を書く人なんだと、へーって感じだったけど、さすが「あしながおじさん」だけあって、この話は大好きでした!
しかしそれ以外にも思わぬ副産物が、まるきり期待していなかった(ヒドい)足長おじさんがけっこう好みだったこと。
そして登場する少女たちの着ている着物が、もう超ストライクゾーンだったことでした…!
め……銘仙、可愛すぎる…。
というか、これ絶対居内商店(大阪の木綿のプリント着物のショップ)のあの柄だ!とか、見ていて大興奮でした!
コーディネイトも好き好きv
思わぬところで思わぬ拾い物。
しあわせでした…!
読んで良かった。