勝田文のレビュー一覧
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和風モダンだけど童話っぽい表紙がかわいい。
・天馬
日常のなんでもないことを切り取った漫画を描く人なのかなーと思いました。内容がないし不思議ですが独特の雰囲気がある。出雲。
・パーラー
だらだらした女の人の話かなと思った←
でも部屋だとか街並み、小道具の描き方がかわいい。
大山君かっこよくないのに魅力的です。和菓子に対する反応ww
なにげ家族のあったかさとかが感じられるよい話。
・シンガポールの月
港の夜景がいい。レーコきれい。半太郎は嫌な奴とか思ったけどそうじゃなくて賢くて一途な人なんだろなー。レーコ悪女。
・DaddyLongLegs
原作はやんわり知ってるくらい。あしながおじさんってもっ -
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とにかく絵が可愛い!優しくてホノボノとした柔らかい絵柄で、ボンヤリと表紙絵を眺めているだけでもなごめる上、この表紙を外すと、本体表紙がブラームスの子守唄の楽譜になっていて、ピアノ好きにはたまりません。幼い内に両親と別れることになった梅子は、引き取られた家の息子、蔵之介が弾いてくれるブラームスの子守唄を聴きながら育ち、高校を卒業と同時に2人は結婚…というところから物語は始まります。印象的だったのは、「ピアニストとして世界の第一線で活躍することと、日々の暮らしを家族と穏やかに過ごすことは たいして変わらないことだ」という箇所です。いつかこんな悟りの境地に達してみたいです。ブラームスの子守唄やトロイ
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時代は昭和初期、善行に励むイワの暖かいほのぼの恋愛物語。待望の第二巻。
第四話
たわ子が美少年を拾って来たと思いきや、央子という女の子で、善行ということで都一に内緒で家においてあげることになり、だけど央子が都一の本やレコードを売ろうとしているところに出くわし、都一のレコードを割ってしまい絶望して三五に心中を持ちかけたの巻。
イワ初めての絶望。よっぽど都一が怖いんだなw
第五話
絶望したイワは三五に連れられ横浜に行き、お得意さまのサーカス団を見に行き、央子がそこに所属していることを知りつつロボットの代わりをすることになりつつ、たわ子は央子をまた拾うの巻。
三五にミステリィ時計の謎を解かないと -
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昭和初期が舞台のほのぼの恋愛物語。
まっすぐなイワ、変わった三五、ちょっと意地悪な都一、おっとりしたたわ子。出てくる人たちが個性的で話がするすると進んで行く。
第壱話
善行に励めとじいさまの言いつけ通りにしていたら、コウモリと吸血鬼のような青年を助けて懐中時計をもらったの巻。
キスされたのに血を吸われたと勘違いしたイワが可愛らしい。
第弍話
三五は都一と友人だったと知り、三五と一緒にお花見にいって、喫茶店で死にたいと言われて怒って帰って来てしまったの巻。
操登場。ちょっと意地悪く見えるけど、それも恋ゆえに、だね。
第参話
都一が留学するきっかけを三五が作ったことがわかり、三五が父親に捨て -
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年の差カプ好きだと言ったら、オススメだと紹介された本。
ずっと読んでみたかったのですが、このたびめでたく読む機会に恵まれました。
表題作はラストにあって、他は短編が三本。
こういう話を書く人なんだと、へーって感じだったけど、さすが「あしながおじさん」だけあって、この話は大好きでした!
しかしそれ以外にも思わぬ副産物が、まるきり期待していなかった(ヒドい)足長おじさんがけっこう好みだったこと。
そして登場する少女たちの着ている着物が、もう超ストライクゾーンだったことでした…!
め……銘仙、可愛すぎる…。
というか、これ絶対居内商店(大阪の木綿のプリント着物のショップ)のあの柄だ!とか、見ていて -
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良作。おそらく初となるオリジナル長編『ちくたくぼんぼん』は、昭和初期を舞台にしたロマコメ。拾ったコウモリと同じ名前の文系病弱成年が登場するあたり、設定に少々あざとさを感じるが、なんだかんだ良い。やはりこういう19世紀くらいの様式美を感じさせる時代を描かせたら勝田文は天下一品である。部分部分の演出に拙さを感じるが、長編ゆえか。先が気になる。一方同時収録の中篇読切『ビーチ・イズ・ビューティフル』は海辺の街の理容室で働く女性を描いた現代劇。勝田が手癖で描いたような空気漫画だったが、悔しいことに面白い。慣れたタッチなので演出も巧みで、綻びもなく、完成度は高い。
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あしながおじさんと聞いて、思わず買ってしまったものです。
あしながおじさんの日本版。絵と雰囲気がとても好きでした。
どちらかというとおじさんよりの目線で、独占欲まるだしのおじさんがとても笑えました。
うん、そうだよね、おじさん側だったら、こんなこと思ってただろうね、という感じ。
あと、農場にお泊まり行く時、やっぱりこれも日本バージョンになってて、原作を知っている分、ヨーロッパ農場のおじさんとおばさんとのイメージとの差が妙に楽しかったです。
Daddy Long Legsの他にも読み切りが3作入っていて、それぞれに面白かった。
個人的には『シンガポールの月』が一番楽しかったです。二番目が『パー