尾田栄一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
話を広げて行くときに面白くなる人と、収束に向かうときに面白くなる人とがいると思うのですが、尾田 栄一郎は、あきらかに後者ですよねぇ。
お話が、畳まれていくときに、全部の感情とか、感動とかを伏線と一緒に盛り上げていく。
これは、先をものすごく計算して書いている証拠だと思います。
逆に、前者の人は、多分、島本 和彦。今、どうもりあげるかを最優先する。後に取っといたら効果的だろうとか、少しは考えるかもしれないけど、あんまり拘らずに、「全部出しちゃえ!!」みたいな楽しさがあります。
長編連載しているときの鳥山 明とかも、このタイプかなぁ。
で、「ONE PIECE」ですが、話が大きくなりすぎて、収 -
Posted by ブクログ
話が難しくて一度読んだくらいではなかなか頭に入らない。麦わらの一味にローが関わってきたことで、行動が複雑になってきているってことだろう。一昔前なら、「生け捕りにする」とか「取引をする」とか、イメージできなかったから。そのおかげで、なんだかすかっとするシーンが減ってきたのも確かかな。
69巻が、いい感じでキャラが立った戦闘シーンが多かったので、その方向が楽しみだったのだけど、今回は物語を動かすのがメインでちょっと期待外れ。新しく出てきた悪魔の実も、少しわかりにくかった。
ドフラミンゴの存在感がぐわっと前面に出てきたのは嬉しい。こういう悪役は、クロコダイル以来で、しかも数段上って感じ。久