原泰久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
胸が熱くなる70巻。節目の巻な感じがする。
韓国王族であり法家の韓非子を蓁国に迎える為、騰、録嗚未、李信、交渉役の介億が韓国に入る。
介億の強気の交渉から、韓非子と李信の問答へ。
悪とは何か?見方や捉え方によって変わるし、人の考え方だってコロコロとかわる。
人の本質は火で、「命の火」と「思いの火」の2つがある。
思いの火は、人から受け継ぐ事ができるし、敵からも受け継ぐ事ができる。
李信の言葉に心が動く韓非子。秦王にあいに蓁国へ向かう事とする。
しかし韓非子は、秦王と馬が合わなかったのか、法をつくる事に何処か気持ちが入っていない。
それは、実は韓非子は、眺望活動の為に蓁国入りしたから -
Posted by ブクログ
蓁趙宜安決戦。
蓁軍14万vs趙軍31万。
手薄になった宜安城を取った蓁軍。
趙軍は赤麗城を蓁軍から取り返し、宜安城を蓁軍から取り返す為に向かう。
しかし蓁軍桓騎将軍は宜安城を捨て、趙国北部の民が逃げている肥下城をとりに出る。
それに気付いた趙国李牧将軍は急いで肥下城へ向かうが、それが桓騎将軍の罠だった。
蓁軍は肥下城に入城したと思わせて近くの森へ隠れていた。
趙国李牧軍の裏を取る事に成功し、このまま李牧将軍を討ち取ることが出来るのか!?
桓騎の生い立ちが前巻で描かれた事によって、桓騎の「国や民の為など無意味」といった言葉が違った意味で聞こえる。こういう所も考えさせられ、面白い。