小野塚カホリのレビュー一覧

  • 雨月物語

    購入済み

    凄い

    全くノーマークだったのをたまたま衝動買い。
    いやこれは凄い。なんで今まで知らなかったのか。
    話運び、雰囲気と余韻、耽美な絵、全てがこのテーマに怖いくらいマッチしている。
    日本の漫画にはこういう芸術的作品が必要。この人に漱石の夢十夜を描いてほしい。
    クリムト好きな人なら絶対ハマる。これは買い。読む人を選ぶけど超オススメ。

    #エモい #ダーク #深い

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    2024年08月16日
  • 燃ゆる頬

    購入済み

    いざ燃ゆる頬を君が頬に

    涙が止まらなかった。原作も読みたいです。こんなに美しく描けるものなんだなぁ…

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    2023年04月21日
  • 虜囚

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ゾクゾクするのが楽しみ

    独特なストーリー展開が魅力的な小野塚カホリ先生の作品。
    ラブラブなハッピーエンドとか、王道ものからは外れた異彩。
    いつも、どんなゾクゾクがあるのか楽しみに読んでいる。

    どの短編も面白かったけど、、、
    「ぼくはね」
    ふたなりの編では、胸があるの描写は初めてだ。
    正直〜主人公に、胸がある描写は好きではないなぁ〜。
    けど、男でも女でも無い、子供を作る事もできない、産む事もできない。
    そんな存在の藤本。
    数奇な人生を歩んでいた彼は、ただ愛されたかったのね。

    「虜囚」
    丸々1冊で読みたかったな。
    これは、完全に壊れている・・・国崎。

    とても、面白かったです。

    #ドキドキハラハラ #アガる #ダーク

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    2022年12月01日
  • ジョルナダ

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    高校生の頃から何度も読み返して、「あなたのとりこ」がやっと1人の愚かでどこにでもいそうな女の子が主人公のお話だって事に気づきました。すっごいかわいい。「繁」の衝撃が今はとてもいい具合に。小野塚作品の変態話大好きです。

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    2012年09月09日
  • 深夜少年

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    読むの辛いのに読んじゃう。そんな感じ。
    NICO SAIDとかのレディコミよりは生々しくないんだけど、でもやっぱり生々しい。透明感のある生々しさ。

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    2011年08月31日
  • 虜囚

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    「ぼくはね」893とふたなり。純粋に生きようとするふたり。このこは「異形」としての自分と、心の性別と、周囲の人間との関係と、悩み続けるんだろうな。自らの性が定まらない・「腑に落ちない」ってのは本当にしんどいよな。
    「歩け歩け」元おさななじみ。このネコちゃんは、少年好きな成人男性のドツボでしょうね。変態受けする感じだなー しかし少年には薄暗い室内ではなく、太陽の下で思い切り笑っていてほしいものです。なので幼馴染み君がもっと頑張りなさい。
    「虜囚」特高・サディスト・歪んだ執着。白い歯つるり。

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    2011年05月17日
  • LOGOS

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    他の作品ももちろん素晴らしいが何と言っても表題作が素晴らしい。
    自由と孤独と愛と絶望。美しくて哀しい。

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    2011年03月04日
  • 僕は天使ぢゃないよ

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    絶賛小野塚集め中。話は全て読んだことあるけれどやっぱり手元に置いておきたくなった。
    この人の本の凄いところは、十年前のものなのに全く古さを感じさせないところ。多分今新刊として出版されてもセンセーショナルで衝撃作。この頃のBL業界が今よりもずっと小さいものだったことが悔やまれる。
    相変わらず、重くてグサリとナイフで刺される感じ。変わらない。大して悲しい話でもないのに凄く泣きたくなる。小野塚センセ、今どこで何をしてらっしゃるんでしょうか。

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    2010年10月22日
  • LOGOS

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    LOGOSを最初読んだ時は衝撃だった。鮮烈と狂気と、儚さ。小野塚の魅力というか毒気というか、ギュっと詰まってる。

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    2011年04月11日
  • 深夜少年

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    ほんと恋愛って理屈じゃないっ!
    作者本人が「大人が救われる話にしたかった」と仰ってる通りどれも型にはまったハッピーエンドではないけど読後感のいいものです。短編集なんだけど『欲望は立ったまま眠っている』『僕はひた走る』『息もすんじゃねえよ』『深夜少年』どれも題名が秀逸です。

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    2010年03月14日
  • 釦

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    釦がするりとはまるように、
    人の気持ちもするりとはまったらいいのに。
    うん。本当そう。
    なんでこう、うまくいかないのか。
    女って、恐ろしい。
    他の人はたくさんいるのに、
    どうしても、どうしてもあの人がいい。
    ラストの衝撃ったら、ないです。

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    2009年12月20日
  • 深夜少年

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    欲望は立ったまま眠っている――個人的には、さらっと流せるお話だなと。全然ハッピーエンドではないんだけど、珍しく誰も傷つかず(入院はしたが)明るく終わってくれている作品。
    僕はひた走る――青春!初体験を大事にしろよ、少年たち。ネコチャンが美人で薄幸そうでちょう好み。清々しいラスト。晩ご飯と同じくらい、遠くから確かな、幸せの匂いがする。
    息もすんじゃねえよ――このふたり、せんせい大好きなんだろうなー!キャラの描き方が漫画的というか。パッキリした、すぐ再現可能なキャラだなと。小野塚氏のキャラクターたちは、小説的に(曖昧な全体像と魅力的な部位によって)描かれることが多いので。でもって私は晃司のねーちゃ

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    2011年04月28日
  • LOGOS

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    「少年」の美しさを描かせたら、彼女の右に出るものはいない。
    彼女の描く青年も老人も女性も、もちろん好きだけれど。
    「少年」の切なさ、儚さ、焦燥感。やっぱり、違うなあ。
    彼女自身が、すごく少年に憧れを抱いているんじゃないかな。
    (お子さんはいたっけ・・・?)
    こんな唯一無二の冒険ができる、「少年」になりたかった。

    らしゃめん――エログロとゆうのはその名の通り穢らわしさが美しさに勝る世界だと思うのだが、これは美しさが僅差で勝ったエログロ作品だと思う。「愛してる」って何だろう。
    ココナッツ・アイス――近親相姦てナイよなあと思うのだけれどウチは父親の血でふたりとも酒癖が悪いのでアルコールが入ったら判

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    2010年07月13日
  • 花

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    最高。小野塚せんせやはり神だ…!
    表題作以外もとてもよかった。死というテーマを全面に押し出ている割には作品中に澄み渡る爽快感が魅力だと思います。BLを超越した愛の形、必見!

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    2009年10月07日
  • 美少年

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    団鬼六の原作を先に読んだのですがBL脳だからかこちらの方が自分的に受け入れやすかった。
    小野塚カホリの漫画はもう…BLというかたまたま描いた漫画が同性愛だったって感じ。芸術級!!

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    2009年10月07日
  • LOGOS

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    わ……私の求めていた作品がここに……! と思った作品。
    1970年代、14歳の少年たちが犯した罪と、その結末。
    最後のモノローグで鳥肌が立ちました。
    墓の中に持っていきたいぐらい、影響を与えられた作品です。

    LOGOSの他、阿片に溺れた少年の「らしゃめん」、記憶が長続きしない双子の兄と弟の「ココナッツアイス」、美大生の物語「ソレは至極当然のコト」も面白かった。
    私はらしゃめんが好きです。
    どれも余韻の残るような話だったのが良かった。
    私がすっきりハッピーエンドよりも、バッドエンドが好きなせいもあるけれど……(バッドエンドではないです)

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    2009年10月04日
  • 釦

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    SEXシーンが最高にいい感じの小野塚カホリ様。
    思春期と大人の境界にあるグレーゾーンって、なんでもありで、
    自分の事を思い返しても物語に思いを馳せても全てがリアルでたまに怖い。

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    2009年10月04日
  • ジョルナダ

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    小野塚先生の描かれる女性が肉感的で好きだ。
    個人的には「繁」がオススメ。フェティッシュの極みです。

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    2009年10月07日
  • 美少年

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    『…もしもほんまの女やったら幸せになったと思うのやけど』


    本当に、そうだと思った。

    あの悲惨なシーンで女は二人いた。
    その二人の女よりもっとずっと女らしい人がいたのに、男だったばっかりに……


    理不尽だとも思ったけど、人はいつか死ぬし。
    みんな死ぬし。

    なんて言えばいいんだろう。


    読んで損はないと思う。
    読後に抱いた感情がどんなものであれ、ある意味でも損はしない。

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    2009年10月14日
  • 美少年

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    カバー買い。

    ずっとこの表紙が気になっていて(なぜなら美しいから!)読んでみたいと思ってた。
    どういう内容か全く知らず、もちろん団鬼六が何者かなんて知らずに…。
    読んで相当驚いた。
    …耽美…っ!!

    でも儚げな感じで綺麗だし、美少年はホントに美少年だし。
    小野塚カホリの本はこれが初めてだったけど、絵がドツボだったのでこの人にはまった。
    切ない哀しいバッド・エンドもツボ。
    後味が悪いともとれるけど、こういうラストが好きだったりする。

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    2009年10月04日