【感想・ネタバレ】虜囚のレビュー

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ゾクゾクするのが楽しみ

匿名 2022年12月01日

独特なストーリー展開が魅力的な小野塚カホリ先生の作品。
ラブラブなハッピーエンドとか、王道ものからは外れた異彩。
いつも、どんなゾクゾクがあるのか楽しみに読んでいる。

どの短編も面白かったけど、、、
「ぼくはね」
ふたなりの編では、胸があるの描写は初めてだ。
正直〜主人公に、胸がある...続きを読む描写は好きではないなぁ〜。
けど、男でも女でも無い、子供を作る事もできない、産む事もできない。
そんな存在の藤本。
数奇な人生を歩んでいた彼は、ただ愛されたかったのね。

「虜囚」
丸々1冊で読みたかったな。
これは、完全に壊れている・・・国崎。

とても、面白かったです。

#ドキドキハラハラ #アガる #ダーク

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Posted by ブクログ 2011年05月17日

「ぼくはね」893とふたなり。純粋に生きようとするふたり。このこは「異形」としての自分と、心の性別と、周囲の人間との関係と、悩み続けるんだろうな。自らの性が定まらない・「腑に落ちない」ってのは本当にしんどいよな。
「歩け歩け」元おさななじみ。このネコちゃんは、少年好きな成人男性のドツボでしょうね。変...続きを読む態受けする感じだなー しかし少年には薄暗い室内ではなく、太陽の下で思い切り笑っていてほしいものです。なので幼馴染み君がもっと頑張りなさい。
「虜囚」特高・サディスト・歪んだ執着。白い歯つるり。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

猟奇的で血も涙も無く、まさに特高の申し子といった男、国崎は無自覚で左翼思考の作家、白井蓮司に恋心を抱いていた。
恋心と呼ぶには幼稚な、その感情の意味がわからずに持て余す国崎は、冤罪を主張する白井を殴りいたぶりながら、己の感情の赴くままに振舞う。
笑顔がみたいのにそれを言葉にできず、する事を知らない不...続きを読む器用な国崎は欲しいものが手に入らなくて駄々をこねる未熟な子供のように見えた。
誰か国崎にその執着する思いの意味を、教えてあげられる人が見つかればいい。
「その人が欲しいとはどういうことなのか」
あとがきで作者が語った言葉にも深く考えさせられる。

他2編の短編集。「ぼくはね。」もいい話。
BLでふた○りってはじめてみた。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

小野塚のボーイズラブものでは最高のものだと思う。『ぼくはね』と表題作の『虜囚』、は最高の出来。二つとも、人の堪らない思いが伝わってくる。

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Posted by ブクログ 2012年07月28日

特高警察の国崎と、運動家で作家の白井。獄中で出会ってなにもかもがかけ違ったまま、何より、国崎が自分の気持ちを理解していない、理解する能力がない為に、白井は一方的に権力を嵩に凌辱された、と言う記憶でしか残らなかったろう…国崎の涙は失った喪失感と、気付けなかった自分の気持ちへの鎮魂の涙に見えた。内面を凍...続きを読むらせた人間は、本能的に「溌剌としたもの」を求めるんだよなぁ…

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Posted by ブクログ 2010年03月14日

何でこの人のBLってこんなに文学作品っぽいんだろー!表題作「虜囚」の中の特攻の刑事の不器用な恋愛がよかった。あと「ぼくはね」ではちょっと扱いにくいテーマを取り上げてるのにしっかりまとまっててさすが!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

短編集。「ぼくはね」の主人公がふたなりなのですが…可愛いんだってば。私の趣味です。でも「虜囚」は、歯が折られるので貧血。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

愛という意味を知らなかった男の話が泣けましたねぇ。愛する人の歯飲んでしまうあたりが驚いたけど。でもそこまで人を愛せるのってすごいことなんでしょうねぇ。私には多分無理っぽいですけど。小野塚カホリさんが描く男の人の手の指が好きだったり・・・・。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

描かれる作品は全て好きですが・・この一冊はその中でもダントツです。鳥肌が立ちます・・兎に角「囚われる狂気愛」が全てを物語る。

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