感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2009年10月07日
最高。小野塚せんせやはり神だ…!
表題作以外もとてもよかった。死というテーマを全面に押し出ている割には作品中に澄み渡る爽快感が魅力だと思います。BLを超越した愛の形、必見!
Posted by ブクログ 2009年10月04日
4編からなるオムニバス形式のコミックス。
オススメは昭和初期、戦時中の2人の青年の姿を描いた『花』
一方は、いつかは日本人になれると信じた独逸と日本の混血の青年。髪の色も眼の色も日本人には程遠い。
もう一方は軍人一家の暴君で次男坊。
一方はお国の為に戦いたいのに混血の身の為それが叶わず、
...続きを読むもう一方は国のために何ざ働きたくないという。
この主人である透がもう、ドSである。そりゃもう気持いいくらいに。
主従関係の字の如く主×従を地でいくこのお話は私の大好物である年下攻めである。
自由奔放で意地の悪い透に、嫌がりつつも逆らえない旭。
そんな歪んだ主従関係がとても小野塚カホリらしい。
戦争中の日本の荒んだ雰囲気が紙面から香るこの話は
必死に生きぬいていく人々の姿も垣間見る事ができる。
ラストには思わずため息が出た。
ぜひ読んで頂きたい作品。
Posted by ブクログ 2010年04月14日
伸ばされ、重なる腕、その骨格。
ジャケ買いして初めてヅッカ作品に触れました。出会えて良かった。
痛みや感動や意味合いが、ぶわっっと即座にストレートにクル。難解でなく、かといって軽くなく、いい意味で小野塚作品らしくない。一番好きな本です。
ぞわぞわぞわっと、指先が痛くなる。
Posted by ブクログ 2010年03月14日
表題作は戦時中の足が悪いお坊ちゃんとドイツ人ハーフの2人の青年のお話。アイデンティティを試すような描き方は読み手の心まで抉っていかれる、なんでこんなにかっこいい描き方できるんだろー!題名と本編のリンクも絶妙