鎌谷悠希のレビュー一覧
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最終巻。
最後に宵風とまた会えてよかった、本当によかったね!!!!という気持ちでいっぱいです。みはるも、雪見さんも。
みはるが苦しかったために消してしまった宵風の存在。でも宵風に関わった人たちの中では何かが足りない…誰のことなのだろう…という描写を見るたびに胸が苦しくなっていたのですが…よかった…よかった!!!泣
個人的に虹一と雷鳴さんはくっついて欲しかったので…虹一が死んでしまったのは悲しいです…せめて…雷鳴さんと幸せになってからでもよかったじゃない!!
宵風のことを思い出したときの描写が小説を読んでいるように抽象的、比喩的表現で好きです。あぁ、鎌谷さん、隠の王大好きです。 -
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鎌谷悠希さんの漫画の表現法が魅力的で、6巻でいう最後のリンゴが落ちるシーンなど抽象的なものが少年ノートの、鎌谷さんの持ち味なのだなと思います。隠から比べると格段に絵の描写が上手くて尊敬です…
さて、6巻は…ラストの町屋さんの歌い出しミスのシーンが印象的でした。ウラジーミルくんが新たにスタートをきるように前向きな話の流れだったのに最後に読んでいるこっちまで精神的に苦しくなってしまいました。水戸さんの一言で"歌う人"になりたいのだと気づいた町屋さん。もっと、もっと歌いたいと思った矢先の…ミス。心が折れそうです。それまでの町屋さんのキラキラしていて楽しそうだったのでよかったね〜っ -
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現代を生きる忍者たちの話。忍術の中でも特別な存在である秘術、森羅万象は願いを何でも叶えることができる最高の術。何事にも無関心の壬晴は森羅万象を体内に宿していた。貪欲な忍者たちに命が狙われているのだが、「オレには関係ない」と言って無関心を貫いていた。森羅万象を自分の体から離すとなると、やっと壬晴は重い腰をあげる。
気だるげな無関心主人公と彼を守ろうと忍に関心を持ってもらおうと必死な先生との関わりが面白く笑いも取り入れられています。
忍者が出てくるあたり我が国らしさがあり、青春時代の少年少女たちの複雑な心理描写が素敵で、丁寧でこまかな絵からは芸術性や五感を感じることができます。
1ページ目にあるカ -
Posted by ブクログ
高い声を取り戻したいウラジミール。
低い声で歌いたい水戸さん。
歌う環境も、歌に対する思いも違えど、この2人が同時進行で進んでいく。
少年ノートは、いつもそうなんだけど、躓いて、傷付いて、傷付けて、苦しんで、泣いて、吐き出して、立ち上がって、光を見つけて、歩き出す。
その選択が、正解か、間違いかも、まだわからないけど、信じて歩いていくしかない。
またね、少年ノートは、絵が綺麗で綺麗で。漫画じゃないみたいに綺麗。
表紙の絵から、話の中に登場する絵まで、一つ一つ見ていくと、ちゃんと意味がある。
個人的には、ラストの7巻発売予告の絵が、意味深で気になる。