志水アキのレビュー一覧

  • 百器徒然袋 鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱

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    古本屋と探偵というコンビ好きとしてはとてつもない一冊でした。
    小説の方ではさらりと書かれている部分が、絵になるととてもさらりじゃなくなってて面白い。なにより京極堂の表情がくるくる変わるのが良い。モウリョウや狂骨だと眉間に皺を寄せてるのがデフォルトなので。
    好きなのは唆すエノさんと唆される京極のあたり。まれに京極が丁寧語なのもツボでした。そういや年が違うんだった。
    ともかく、古本屋と探偵の正反対なのにそっくりな部分が際立っていて、モウリョウ四巻の表紙カバーを取った瞬間と同じくらいテンションあがりまくりの一冊でした。

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    2011年02月26日
  • 百器徒然袋 鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱

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    ネタバレ

    本編とは正反対に軽く痛快! いい外伝だなあ。「妙に明るい京極堂」という面白いが想像し難いものが、直接絵で見れるという漫画化の恩恵。

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    2011年02月25日
  • 百器徒然袋 鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱

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    うはははは。
    榎さんいいなあ〜♪京極堂もいいなあ〜♪

    志水アキさんの描くこのシリーズのコミック大好きだ〜。
    目の保養にもなるし〜うふふ。

    依頼者の◯◯くんは私の中ではもっと凡庸なイメージだったけど、マンガにしたらあんな感じが一番凡庸なのかもね。

    なにげにオカマの金ちゃんが気に入ったりして(笑)

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    2011年02月24日
  • 百器徒然袋 鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱

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    京極堂シリーズの番外編の漫画版。
    小説の方でも読んだことはありますが、漫画の方もやっぱり面白い。小説も漫画もぜひお勧めしたいものなのですが、これを勧めるにはあの分厚い京極堂シリーズを読んでもらわなければならないので、本好きの子にしか勧められないのがちょっと残念です。
    京極堂シリーズもその番外編もとても面白いけれど、あれは読書好きなひとでも最初はちょっと辛いかと。一冊乗り越えれば、2巻、3巻、と読み進められるはずです。

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    2011年02月23日
  • 魍魎の匣 5巻

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    ネタバレ

    第9話『コミック怪』Vol.9(2010年1月)掲載、第10話『コミック怪』Vol.10(2010年4月)掲載

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    2011年02月19日
  • 狂骨の夢 1巻

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    相変わらず、志水アキさんのイラストが美しい、百鬼夜行シリーズのコミック化。
    今回は1巻の中に小説家・関口と京極堂は出てこないが、わき役としていい味を出す町田の釣り堀屋「いさま屋」こと伊佐間一成がメインの語り手として登場。
    冬の逗子で謎の女、朱美との出会いを通して髑髏の絡む妙な事件に巻き込まれる。
    また、今回、メインキャラクターともかかわりを持つ降旗という男が初登場するが、彼の陰鬱さはすごくリアルに描かれているし、彼の回想に登場するある夢のグロテスクなエロスはなかなか。
    そして、彼の子供時代には、あるキャラクターたちもひょっこり登場するのだが、その姿は必見。

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    2011年02月12日
  • 狂骨の夢 1巻

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    魍魎の匣に続き、志水アキさんによる京極堂シリーズのコミカライズ第二弾。
    魍魎の連載後、次回作として狂骨と発表されたときちょっと疑問でした。
    シリーズ中の人気はいまいちだと思われるし、印象も薄かったので。
    ただ、その印象の薄さが幸いしたのか新鮮に読めました。
    それにしてもイメエジ通りのキャラクタ、志水アキさん画力で安心してみることができます。

    チョイネタばれ・・・
    今回も第一巻で京極堂は出ません(^^;

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    2011年01月31日
  • 狂骨の夢 1巻

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    ネタバレ

    もちろん映画化が難しいのは前提にあるとしても、漫画化だって厳しいのには変わらないはず。
    なのにこのクオリティの高さ、志水アキさんの手腕に拍手を贈りたい。
    話の異様さ、水の音の文字、髑髏の禍々しさ、朱美さんの色っぽさ…様々な要素が画面から伝わってきて一気に引きこまれる感じ。
    次巻が待ち遠しい。

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    2011年01月27日
  • 魍魎の匣 4巻

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    いいよ、そろそろ佳境だよ。
    博士のキモさとウザさが尋常じゃないよ。
    ところでそんな逐一関口のぼやきを再現してくれなくてもいいのですが。
    しかしこんな話をマンガで読みたいなんて人がホントにたくさんいるんだろうか。
    みんなどうかしてるね(笑)

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    2010年11月26日
  • 魍魎の匣 5巻

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    ようやく完結。
    絵は最後まで良かったけど、個人的に書き込んで欲しかったシーンがけっこうあっさりスルーだったりで「やっぱ原書のほうがいいや」に落ち着く感じでした。
    どうがんばっても、あのボリュームをコミック5冊で収めるのは無理だろうと思うしね。
    ただし原書読んでからマンガ版を読むのであれば全然あり。

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    2010年11月26日
  • 魍魎の匣 3巻

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     幻想水滸伝Ⅲの漫画化でその高い『翻訳』能力を見せた志水アキ先生が京極堂シリーズを漫画化……でも明らかに映像にするには向かない台詞量だしなあと敬遠してたんですが、愚かでした。素晴らしかった。4,5巻以降の真相開示ではさすがに台詞過多だったけど、3巻までは素晴らしく適切に取捨選択して映像化されてました。漫画化とはこうあるべきという理想像です。
     京極堂シリーズはちょっとしたキャラも後々の作品で再登場することがあるので人物像を思い浮かべるのに苦労してたんですが、これで主役陣のビジュアルは万全です。みんなイメージ通りで素敵。
     特に千鶴子さんが文章だと行動を書くだけで終わるところを漫画だと絵になって

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    2010年12月23日
  • 魍魎の匣 5巻

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    魍魎の匣のコミカライズ、完結。
    原作は既読ですが、読んだのはもうずいぶん前の上に、怖くて無意識に情報をカットしていた部分があったようで、「ああ、そいう事だったのか!」と今更ながら理解した部分がかなりありました。
    コミカライズでビジュアル的にびっくりしたのは青木さん(ほんとにコケシ!)くらいで、それ以外は文章から抜け出てきたような漫画で、愛がみっしり詰まっておりました。ほぅ。
    これからは『狂骨の夢』が始まるそうで、超期待しております。

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    2010年08月09日
  • 魍魎の匣 1巻

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    あらゆる原作付きの作品の中で、ここまで正しくコミカライズされている作品を見たことがない。
    原作の二転三転かつ四重五重に作り上げられた奥行きのありすぎる世界を、見事に読みやすく漫画化している。すごい。
    もちろん、内容も面白い。

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    2010年08月05日
  • 魍魎の匣 4巻

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    そうか、魍魎の匣なのに何かが足りないと思ったら・・・・

    『みつりし』

    か・・・・・

    原作読んだ人にしか分からないネタかもしれないですね、みつしり。

    さ、さそれはさておき。
    川新がしっかり出てくるとは思わなかった。そうか、いい伏線だな。思い切り、塗仏の宴を期待してしまいます。

    せっかくの拝み屋姿なのに、色がはっきりと分からないのが惜しい。というか、鼻緒が・・・鼻緒の色が分からないのが惜しい。
    やっぱり鼻緒だけが赤いんだろうか。ああ、よくよく見たら131pにありました。それらしい表現が。でも白黒っていう。

    分かっていながらも「魔術的踏切(マジカルステップ)」といわれると不思議と魔法少女

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    2010年08月04日
  • 魍魎の匣 3巻

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    小説じゃあわからない京極堂の表情がとても豊かで見ていて非常に楽しいです。
    人間味が増したと言うか何というか。

    京極堂の立ち姿も思った以上に・・・細いな!!分かっていたけど、細いな京極堂!!木場の旦那と対比すると余計に細く見えます。
    まあそれはいいんですけど。

    京極堂は何だかんだといいながらしっかり関くんの作品に目を通し、尚且つ彼が抱えているだろう問題に一つの回答を示す。本当に何なんだと思うけど、こういうところに流石学生時代からの友人と思ってします。友達っていいもんですねえ。

    よくよく見ると、榎さんの首がしっかりとしていてビックリしました。まあ、当然といえば当然か。意外と体育会系っぽいとこ

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    2010年08月04日
  • 魍魎の匣 5巻

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    魍魎の匣コミカライズ、堂々の完結編。
    映画アニメ、色々とメディアミックスされてきましたが、志水先生の漫画が一番満足の出来る作品でした。
    小説のグロさも怖さも小難しさも全部表現していますし、尚且つ漫画ということで読みやすくもあり。
    小説のイメージも壊れることなく、今まで読んで見てきた全てのメディアミックス作品で一番良かった作品だと思います。
    志水先生が京極作品が大好きで、愛情を持って描かれていたのが良くわかります。
    今後狂骨もコミカライズされるそうで、非常に楽しみです。

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    2010年08月04日
  • 魍魎の匣 5巻

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    とりあえず一気に読んでお腹いっぱいになりました。
    なんていうか、濃いです。重いです。だがそれがいいw
    大抵の原作→マンガって原作ファンとしては色々あれもこれも足りないいいいって歯がゆくなることが多いのですが、これはそれが全くなくてびっくりします。
    ちなみにアニメも見ましたが、アニメは美形だらけで爽やかすぎて物足りなかったので、このマンガのどろっどろの濃さが良かったです。
    久しぶりに買ってよかったマンガでした…^^

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    2010年08月03日
  • 魍魎の匣 2巻

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    来たぜ、中野の眩暈坂!
    予想以上に目眩のしそうな坂で驚きました。車とか通れなさそうですね。

    それにしても千鶴子さんの美しいこと美しいこと。まあ、千鶴子さんが美しいのはよく存じておりますが。
    そしてやっと登場の芥川の幽霊ですが・・・・しょっぱなからお茶目ですね。このお方。

    絵がある分、件の長い薀蓄も結構すらすら読めますね。まあ、理解するにはやはり少々かかりますけど。

    関口君が徐々に事件にのめり込んで行く描写がまた上手い。ちょっとぞっとします。やっぱり、関口君が一番読者に近い立場なのかな、と。いや、その後、その読者すら遠い場所に行きそうな・・・いやいや・・・まあ・・・。

    榎さんがあまりにも

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    2010年08月02日
  • 魍魎の匣 1巻

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    コミカライズしているという話は知っていたんですが、どうにも手が出なかった。
    まあ、原作ファンてのはそういうもんです。個々にイメージがあるからどうしてもここが違うあそこはそーじゃないという話になりがちです。
    京極作品はただでさえ文字数も多いし、込み入ってるしで無理だろうと思っていましたが・・・・。

    いやいや、これは本当によく出来ていますよ。ちゃんと要所は掴んでいるし、キレイにまとめているし。
    原作をまた読みたくなる出来!
    これは素晴らしい。本当にお見事です。

    あれ?ところで、姑獲鳥はやらないんですかね。
    非常に読みたいです。

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    2010年08月01日
  • 魍魎の匣 5巻

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    ついに完結。読み応えのある良い作品でした。みごとなコミカライズ。原作とあわせて読むといいと思います。
    『狂骨の夢』も『百器徒然袋』とあわせて楽しみにしています。

    しかしどの巻の表紙見ても京極堂の顔が違うっていう。それもご愛嬌。

    表紙取ると別の人がいましたね。

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    2010年07月28日