鳩見すたのレビュー一覧

  • アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判

    Posted by ブクログ

    人に歴史あり、店にも歴史あり
    周り回って縁となる

    やっていることの方向を変えるのも続けるのも勇気ときっかけがいるもんだけど、自分の中でうまく落とし所、折り合いができてるほうがいいし、うまく行きそうだよね
    (自分で自分の食い扶持を稼がなくならなきゃいけなくなると、とたんに時間がなくなって、やりたいこともやれなくなってくるしね)

    ゆるキャラはちょっとふっくらしてるほうがいいのに禿同w

    0
    2024年06月07日
  • こぐまねこ軒 自分を人間だと思っているレッサーパンダの料理店

    Posted by ブクログ

    “自分を人間だと思っているレッサーパンダ”というフレーズと、ラブリーな表紙にハートを鷲掴みにされて手に取った本書。

    高尾山のふもと付近にある〈西洋料理店 小熊猫軒〉。
    こちらの料理人・レッサーパンダ(!)のコタローさんが作る料理を食べるとお腹も心も満たされて、つい素直になってしまうようで・・・次々と数珠つなぎのように人と人が繋がっていく連作七話の構成となっております。

    読み始めは高校生のやり取りがラノベテイストということもあって、あまり期待はしていなかったのですが、コタローさんの可愛らしい姿と、その小さな手で一生懸命に作る美味しそうな料理にすっか癒されてしまった私。
    正直、二葉ちゃんの面倒

    0
    2024年05月14日
  • 呪われ皇子と茶博士の娘 幻国後宮伝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり面白かったです。
    楽しく読めました。
    ですが、もっと細かくゆっくり読んでいたかった気がします。
    あと、後半にかかってくると切なくて。そして美しいけれどやはり残念だった。救いが見えたのはよかったけれど、最後の数ページで驚きの内容が立て続けにあってついていけてたか?わからなかった…。
    なので、話はとてもよかったけれど、もっとたくさん読みたかったかもと思いました。
    あと、幽鬼を祓う、ってのが多くて幽霊ものが少し得意ではないからそこは少しすっ飛ばして行きたかったかも。
    でも主軸のストーリーなのでそこは仕方ないのかな。
    幽鬼ではなくて何か、、んー?妖し?みたいなのだったらよかったかな?

    また違う

    0
    2024年03月12日
  • アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判

    Posted by ブクログ

    ほのぼのライトに読めるかと思いきや、誰にでも訪れそうな身近な悩みや気づきをそっと刺してくる作品だった。4章からなる短編すべてハッピーエンドで終えてはくれるが、見た目に反して意外と心に響くものがあるので、人生観的メッセージを受け取りたくない時にはおすすめできない。

    が、アリクイのもふもふ可愛さ表現はピカイチで癒しや楽しさもある作品なので、シリーズは一通り読んでみたいと思った。(逆に人生観的メッセージをそっと受けとってみたい人にはおすすめできる。)

    0
    2023年12月31日
  • 水の後宮2

    Posted by ブクログ

    姉の死の真相を暴くことができた1巻。2巻ではその死や宮中で渦巻く陰謀の黒幕を暴く流れなんだけど、あまりにも黒幕の正体がしんどい……。
    表紙のイラストの印象と同じく、淡々とした筆致ながら、美しい水の後宮の情景が目に浮かぶようでした。

    0
    2023年11月03日
  • 水の後宮

    Posted by ブクログ

    水路が張り巡らされ、船が行き交う美しい水の後宮が舞台のミステリー。想像する風景の美しさと淡々とした文章で他の後宮ものとは少し違った雰囲気を味わうことができる。が、冒頭部分が「これはもしや2巻以降か?」というような唐突な始まりなので、少々混乱するし退屈に感じてしまうのが少し難点。
    主人公が後宮に入った目的の一部は達成されたけれど、まだまだ謎は残っていそうなので次巻に期待。

    0
    2023年06月07日
  • 江ノ島は猫の島である ~猫を眺める青空カフェである~

    Posted by ブクログ

    面白かったー。
    でも、いきなり移動カフェが始まってて、その開始の経緯も知りたかったなぁ。
    ワガハイの言葉がヒント、というかきっかけとは書いてあるけど、1冊目では何をやるか決まってなくて、この2冊目ではもう始まってるんだもん。
    とはいえ、小路の「人の手」としての活躍はお見事だし微笑ましい。
    ワガハイが頭の上がらない姐さんの登場も楽しい。
    ぜんとくん親子もいい感じ。
    たまさん、かっこいいよ。
    最後のあれ、猫がぞろぞろとのシーン、見てみたいw
    このシリーズ、完結かな。いろんなことがきれいにおさまってよかった。

    0
    2023年04月07日
  • 水の後宮

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    姉の死の真相を探るために後宮入りした商人の娘が活躍するライトミステリー。
    なんだか似たような設定のお話を前にもいくつか読んだなあと思った。
    なんというか後宮とか宮中とか言うとミステリーおおすぎじゃないだろうか?
    まあ、後宮→事件→ミステリーと言う図式で、後宮とミステリーの親和性高すぎだろうと^^ 
    まあ、でも楽しく読めたので良かった。

    驚いたのは、この作品があの『ひとつ海のパラスアテナ』や『アリクイのいんぼう』の作者の作だと言う事。
    今までの作風にはまったく当てはまらなくて、こういうお話も書かれるんだあと思った。

    物語はたくさん謎を残した形で終わったので、続巻があるのだろうか。気になる。

    0
    2023年04月03日
  • 江ノ島は猫の島である

    Posted by ブクログ

    2作目から読み始めてしまったのだけど、1作目が気になってこちらを探してGet。
    うん、これは、順番に読んで正解だったみたい。
    コミチが江ノ島に越してきて、出会った猫たちとの経緯が分かって2作目の流れについていける。
    ずっとコミチの頭上にはりついている子猫ツムジのことは、やっぱり、だったw
    シチリとクラベル、おっさんとニャイチなど、猫を通じて飼い主とも関わってコミチも変わっていく。
    コミチが猫と話せるのがすごく羨ましい。
    ニャイチには猫人間って呼ばれて警戒されまくるけどw
    江ノ島って、本当にそんなに猫がいるのなら、1度は訪れてみたい。

    0
    2023年04月01日
  • 種もしかけもない暮らし ~花森姉妹はいまが人生で一番楽しい~

    Posted by ブクログ

    マジシャン姉妹の、ゆる同居日常描写のお話

    実の姉妹だけど、ビジネス姉妹としてマジシャンコンビを組んでいる二人
    料理担当でどこか抜けてる「いずみ」、しっかり者で堅実な「ちず」
    そんな姉妹が暮らす部屋の窓際に置いてある豆苗視点で綴られる日常生活

    深夜にパンを食べて消したけどカロリーは消せていないとか
    カップ焼きそばの湯切りに失敗してカロリーカットだとか
    そんな馬鹿話がほとんど

    個人的に面白かったのは、素人が100均で買ったマジックグッズの手品でウケてたのに対抗して、本職が結婚式の二次会にハトまで持ち出すのが笑える

    ゆるゆるストーリーの中にもミステリ要素があったりもする
    アイスを多く食べられ

    0
    2023年02月22日
  • 横浜・神戸であった泣ける話

    Posted by ブクログ

    12人の作家による12篇のオムニバスストーリー!
    横浜と神戸…遠く離れた土地でも似たような景色なのかなと思いました!

    山下公園でかつての曾祖母の婚約者のひ孫と偶然会ったり…
    阪神・淡路大震災がきっかけで出会った両親の話…
    結婚式での新婦父親からの昔話で、両親の意外な過去を知ったり…
    横浜と神戸のすれ違い遠距離恋愛…
    どの物語も感動でした!
    読み終わると、横浜と神戸に行きたくなります!

    0
    2023年01月27日
  • こぐまねこ軒 自分を人間だと思っているレッサーパンダの料理店

    Posted by ブクログ

    ☆4

    自分を人間だと思っているレッサーパンダ(コタローさん)の料理店『小熊猫軒』が舞台。
    人と人を料理でつなぐ、癒しの連作短編集。

    コタローさんが作ってくれる美味しそうなお料理にお腹も心も満たされました❁⃘*.゚

    0
    2023年01月20日
  • こぐまねこ軒 自分を人間だと思っているレッサーパンダの料理店

    Posted by ブクログ

    山奥にある西洋料理店でレッサーパンダが美味しい料理を作り、それを食べた人達は思わず心の内を話してしまう。
    はじめのうちは、絵本にしてもいんじゃないかという位、読んでいて癒されました。
    でも、何でレッサーパンダが料理を作っているのかが明かされていくうちに、思いがけず人生について考えさせられ場面もあったりして。
    ただの癒し系物語じゃなくて面白かったです。

    0
    2023年01月04日
  • 水の後宮

    Posted by ブクログ

    わりと情報伏せられたまま淡々と話が進むので冒頭はモチベ保つのがつらいとこがあったけど、登場人物が揃ってからは面白かったのでよかった。

    0
    2022年12月05日
  • 種もしかけもない暮らし ~花森姉妹はいまが人生で一番楽しい~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私も姉妹なのでなんだか気になって手に取ってみました。(あと、豆苗目線がとてもとても気になりました笑)

    読んでいて、私の妹はちずさんっぽいところがあるなぁとか、私はどちらかというといずみさんっぽいかな?我が姉妹とは逆だなぁなんて思いながら楽しく読ませて頂いてましたが、なんと一緒だったのですね!
    読み始めより親近感が湧きました。

    テンポのいいボケやツッコミがとても面白くて思わず笑ってしまいました。
    私も妹とこんな素敵な関係でいたいなぁと思いました。

    種もしかけも!有馬姉妹!(お気に入りです。)

    0
    2022年12月03日
  • アリクイのいんぼう 魔女と魔法のモカロールと消しハン

    Posted by ブクログ

    ★いえ、ぼくはアリクイです(p.251)

    【感想】いま読むのをいちばんたのしみにしているシリーズだったりします。ストーリー的にはしんどいシチュエーションもあるんやけど会話の楽しさとキャラクタがすべて緩和させます。

    【内容】
    ・ワーキングマザーの宿命と訂正印。
    ・ニートの人の父の死と相続問題。
    ・動物の言葉がわかると言い張る小学生女子と消しゴムハンコ。
    ・有久井印房の先代と「学」と「まなぶ」。

    【一行目】「ごめん新一! 保育園の支度はしてあるから、連絡帳だけ記入して!」

    ▼有久井印房についての簡単なメモ

    【青葉】以前はキキのチームにいたが今はタマちゃんのチームの後輩。
    【アザミ】字箕。

    0
    2022年08月04日
  • アリクイのいんぼう 運命の人と秋季限定フルーツパフェと割印

    Posted by ブクログ

    ★ほんと、ハンコって人生変わるわよねぇ(p.160)

    ・ストーリーはともあれ会話とキャラクタの楽しさに一読の価値があるシリーズ。第二巻。ストーリーもけっこうひねりがあるけど。
    ・今回はかすかにミステリっぽいところもなく。
    ・父親との間がぎくしゃくし学校でいじめにあっている女子中生は御朱印を集めていた。
    ・有久井さん恋される。
    ・予備校の喫煙所で二人のクズがくすぶっている。
    ・ハトとかぴおくんがいつもケンカしている理由がわかる。

    【一行目】蚊に刺されて一番最悪なのは、むこうずねの辺りだと思う。

    ▼有久井印房についての簡単なメモ(巻数のない引用は第一巻と思う)

    【アザミ】字箕。一浪中の予備

    0
    2022年07月16日
  • 水の後宮2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前巻で回収されなかった謎が明らかに。
    二転三転する真相、まさかまさかの展開に驚かされること多数。
    菫貴妃の件もそう。
    彼女の懐妊に関わる騒動も意外だったし、そこから連座するように彼女含めて罰せられるべき人間が悉く罪を暴かれる終盤の展開にもびっくり。
    広げるだけ広げた風呂敷をたたみきった!

    黒幕の件も驚き。
    実際に指示を出していた黒幕は予想できる人物だったが、政治的な意味での黒幕は更にいたという。
    その本人が望んでいなかったにも関わらず。
    ゆえに、あるキャラとは悲しい別れとなってしまった。
    望んでいないことを勝手にやった人に対して、何と言葉をかけたらいいのか。

    そんな中でも主役二人は一度は結

    0
    2022年07月14日
  • アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判

    Posted by ブクログ

    【引用】いま作るハンコは、あくまでいまの自分なんです(p.61)

    ・いちおうミステリの体裁ですがとぼけた会話がとっても楽しい。ノーマークだったけど思いがけないメッケモンでした。
    ・動物がやってるお店系。今回はミナミコアリクイのハンコ屋さん。
    ・ちょっとブラックな不動産会社の営業、江田真夜には「したいこと」がなかった。
    ・モノがすぐ見つからなくなる呪いの家を売ろうとしている鈴掛台次郎。
    ・音大を退学しようとしている宮前文乃。
    ・花枝さんがまだ生きている頃、「僕」は七瀬ときょうだいになった。これの謎は、まあすぐに解けるでしょう。

    ▼有久井印房についての簡単なメモ

    【一行目】ミナミコアリクイが

    0
    2022年07月08日
  • こぐまねこ軒 自分を人間だと思っているレッサーパンダの料理店 おかわり

    Posted by ブクログ

    少しうるっとくるお話。
    コタローさんの語るところが一番グッとくる。
    常連さんも増えて、キャラが濃くなってきてる。

    0
    2022年04月25日