鳩見すたのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ中華風の後宮話だが、脳内イメージは寧ろヴェネチアに近かった。
水の街で、足代わりに船が頻繁に行き交っている。
でも、中身は後宮らしくドロドロとした嫉妬と陰謀が渦巻く街である。
水鏡と文青の関係性が本編では中盤以降にならないと見えてこないのだが、粗筋に酷いネタバレがあるのが少し残念。
あの二人どうなっているんだ!?とヤキモキするのも、この作品の楽しみの醍醐味だと思うので。
商人の娘かつ姉の死の真相を探るためにやってきた水鏡が主人公なので、後宮内では変わり者の立ち位置で様々な事件を解決していく。
ミステリ部分が予想よりしっかりとした内容だったことに非常に驚いた。
しかも次から次へと事件が起きる -
Posted by ブクログ
前巻ラストのアリクイさんの衝撃発言の真相は如何に? と思って読み始めてのだけど、そこは前巻と時間軸がかぶっていたこともあり最後まで引っ張られてしまった。
その結果は、やっぱりな、と^^
アリクイさんに会って感情を取り戻していく女性や、引きこもりからアリクイさんに会いたいがために外出する次女や、アリクイ印房大好き女オーナーとか、いや、アリクイさんモテ過ぎだろう!笑
アリクイ印房にも人の入れ替わりと言うか時間の進みがあるようで、なんとなくこれが最終回みたいなイメージだけど、あとがき(ジョナサンの)見ると、まだ続くのかな?
だとすると、アリクイさんとムロさんの、ほんとのパートナーもワンチャンあ -
Posted by ブクログ
アリクイさんは元人間だったんだ(衝撃!)
シリーズ3巻目。
今回は4つのお話の登場人物たちがいろんな形で繋がっていて、へえ、と思って愉しかった。
いやまあ、それ以上に、これまでの巻の登場人物たちもいて懐かしかったんだけど。
今巻の特徴は過去話が多かったこと。
それもあってアリクイさんの過去が知れたのだけど、いやあ、ペルー恐るべし!
一体どんな魔術の結果なんだろうか? それとも呪い?
まあ、かわいければ、なんでもいいんだけど(笑)
ラストで衝撃の展開。
次巻が気になるけど、アリクイさんだからなあ、まあ期待せずにいよう。
それにしても宇佐さん、なぜそんなに恐れられるポジションに?(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ地球最後のゾンビである少女エコと、少年ユキトのボーイミーツガール・ゾンビラノベ。
タイトルの『地球最後の男』へのオマージュを始めとする、『28日語…』や『ゾンビランド』等の、数々のゾンビ映画の影響が随所に感じられており、その手の映画が好きな人が読めば十分に楽しめる一冊となっている。キャラクター造形や出会いなどは王道ラノベのボーイミーツガールを踏襲しており、無垢で明るい少女とやや偏屈な少年というキャラ立ては、万人受けする反面、設定を変えただけなので関係性は他のボーイミーツガールと変わらず、ノリも同じであるため、やや食傷気味な部分もある。ゾンビのトラウマがあるとはいえ、やや暴力的でつっけんどんな