感情タグBEST3
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すごくほっこり心が暖かくなります
特に忙しい時や疲れてる時にスキマ時間に読むと何故か心に余裕ができたような感覚になった
店長のアリクイさんの描写
イメージしただけでもう癒しですねw
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カフェとハンコ屋を営んでいる喋るアリクイ?がとにかく可愛い!
カピバラもハトも可愛いしなんだかんだ疑問に思いつつ受け入れてしまう登場人物もいて本当にほのぼのです。
店を訪れるお客さんはハンコにまつわる理由で来ます。
それをきっかけに各々が解決していきます。
アリクイ自身はハンコを彫るくらいで謎解きもしません。
それが片意地はらず安心して読めてよかったです。
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カフェもやってるはんこやさん。
アリクイさん、かわいい。ほっこり。
短編集だけどそれぞれの登場人物が繋がっていたりして、面白い。
あとがきで、うわー、うふふ、となった。
こういう仕掛け、好き。
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ぜひかわいい帯つきを買ってほしい一冊。
もふもふだけかと思うなかれ。登場「人」物たちもとても素敵。
オムニバス形式だけれどみんなどこかで繋がりがあるという私が好きな設定。
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白いアリクイの姿でハンコと喫茶店を営んでいる有久井印房。サポートする宇佐ちゃんとカピバラのかぴおくん。ゆるキャラで一見へんてこだけど、そこへ来るお客さんへおもてなしとハンコとはなんたりか⋯を語りすんなり物語は進んでいく。勉強になったし癒やされる内容だった。
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大好きな鳩見すたさんの作品。
基本的には群像劇風の短編集で、ほのぼのした恋愛話があったと思いきや、おじいさんの過去を振り返るような話があったりして、話の毛色は様々。そしてどの短編もよくまとまっていて、感情をちょっと優しく揺さぶってくれるような、いい話が詰まっている。
も特筆すべきは、短編ごとの面白さに加え、群像劇として「ああそうだったのか!」とこちらを唸らせてくるような伏線やミステリーめいた関連性が短編の間に盛り込まれており、また様々な毛色の話でありながら、一冊を通した作品の雰囲気を確立していて、最後には一冊の本を読み終えた読後感がしっかりとあることだろう。
どこをどう切り取っても面白いといえる、作者の構想力には脱帽するしかない。
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人に歴史あり、店にも歴史あり
周り回って縁となる
やっていることの方向を変えるのも続けるのも勇気ときっかけがいるもんだけど、自分の中でうまく落とし所、折り合いができてるほうがいいし、うまく行きそうだよね
(自分で自分の食い扶持を稼がなくならなきゃいけなくなると、とたんに時間がなくなって、やりたいこともやれなくなってくるしね)
ゆるキャラはちょっとふっくらしてるほうがいいのに禿同w
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ほのぼのライトに読めるかと思いきや、誰にでも訪れそうな身近な悩みや気づきをそっと刺してくる作品だった。4章からなる短編すべてハッピーエンドで終えてはくれるが、見た目に反して意外と心に響くものがあるので、人生観的メッセージを受け取りたくない時にはおすすめできない。
が、アリクイのもふもふ可愛さ表現はピカイチで癒しや楽しさもある作品なので、シリーズは一通り読んでみたいと思った。(逆に人生観的メッセージをそっと受けとってみたい人にはおすすめできる。)
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【引用】いま作るハンコは、あくまでいまの自分なんです(p.61)
・いちおうミステリの体裁ですがとぼけた会話がとっても楽しい。ノーマークだったけど思いがけないメッケモンでした。
・動物がやってるお店系。今回はミナミコアリクイのハンコ屋さん。
・ちょっとブラックな不動産会社の営業、江田真夜には「したいこと」がなかった。
・モノがすぐ見つからなくなる呪いの家を売ろうとしている鈴掛台次郎。
・音大を退学しようとしている宮前文乃。
・花枝さんがまだ生きている頃、「僕」は七瀬ときょうだいになった。これの謎は、まあすぐに解けるでしょう。
▼有久井印房についての簡単なメモ
【一行目】ミナミコアリクイが、地面にせっせとビスケットを置いていくーー。
【有久井印房/ありくいいんぼう】食事と印鑑の店。ミナミコアリクイの有久井さんが店長。
【育実/いくみ】鈴掛台次郎と花枝の娘。プロのオカリナ奏者で世界を飛び回っている。チーズが好き。
【一寸ちゃん/いっすんちゃん】会社での江田真夜の後輩。有久井印房の近所に一寸堂という文房具店があるが関係あるかどうか不明…珍しい名前やし展開上あるのでしょう。
【一寸堂/いっすんどう】有久井印房の向かいにある文房具店。美人の奥さんが有名でチョットさんと呼ばれている。
【宇佐ちゃん】有久井印房の店員。ウサギの若い女性。営業のプロである江田真夜が彼女は有能な営業になれると太鼓判をおした。
【江田真夜/えだ・まよ】おいしそうな名前。オフィスビル賃貸の営業。ブラックな体質だが江田真夜はけっこう満足している。三十歳。
【M先生】音大で宮前文乃のピアノの先生。
【かぴおくん】カピバラ。有久井印房にいる職人。名刺やスタンプのデザイン担当。無口だがときおりダジャレか哲学ポエムを発する。
【カピバラ物流望口営業所】有久井印房の近くにある。江田真夜が物件を売ろうとしている。カピバラマークの通販サイトはここの経営ではなかろうかと思われるが価格が安い代わり届くのに一週間かかる。
【かぴばら不動産】鈴掛台次郎が家を売ろうとしている不動産会社。マスコットキャラクターとしてSUUMOくんならぬすもうくんがいる。
【川沙希市望口/かわさきし・のぞみぐち】有久井印房がある。カピバラの名を冠するものが多い。
【グランパレス火毘腹/かぴばら】「僕」の一家が住むことになった。
【景観】《僕が定義する「景観」はただの景色ではなく、大人になってから懐かしさとともに思いだされる心象風景だ。》p.221
【鈴掛台次郎/すずかけ・だいじろう】ものがなんでも見つからなくなる呪いにかかっているような家を売るために実印を作ろうとする。六十九歳。すぐ噴火する。
【俊子】七瀬の実母。父と結婚した。前の姓は西野。仕事はトリマー。
【七瀬】昨日から姉になった。十七歳の女子高生。じつは僕の父と結婚して僕の母になろうと目論んでいたが実の母に先を越された。将来海賊王になるかもしれない。
【根津/ねづ】江田真夜と同じ会社の契約管理課。なにかとうっとうしい男という印象だが他の社員からの受けはいい。
【望口高校】七瀬の通う高校。
【パークハイム叙七三/じょなさん】僕や七瀬の家族が以前住んでいた。
【ハト】有久井印房の客のようだ。タイプライターでなにやら書いている。
【花枝】鈴掛台次郎の妻。鈴掛花枝というきれいな名前となる。故人。わりとお気楽な性格だった。
【ピザトースト】《ピザトーストは実に懐が深い。》p.101
【僕】姓は筑紫野。達観した小学六年生。七瀬ときょうだいになった。
【ミナミコアリクイ】有久井さんの種類。威嚇が有名。
【宮前大良/みやまえ・だいら】音大の学生。ピアノ科。注文した通販の商品が届かないことがある。バイトでかぴばら不動産のマスコットキャラクターすもうくんの中の人をやってる。じっとしているだけなので眠っていることも多い。
【宮前文乃/みやまえ・ふみの】音大を辞める予定。ピアノ科。通販生活が普通で自分が注文したものも覚えていない。トリアタマとよく言われる。実家は島根でいつもカニを持っている。この作中屈指のおもしろい人。もしシリーズ化するならぜひレギュラーになってほしい。
【ミルフィーユ】有久井さんのつくるミルフィーユは「……もふっ」「もふふっ」。
【夢をかなえた】《だって、『なりたい自分』がないってことは、いまの自分が一番ってことじゃないですか。》p.63
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まさかのハンコ屋さんのことだった。アリクイがどんな世界征服とか目論むのかと読み始めたので、一気に表紙に納得するほのぼのな話でした。
こういう純喫茶みたいな店がすごく好きなので、ハンコには困ってないですが行きたいです。ケーキとか美味しそう。
話も読みやすいので、だれることなく読み終えました。続きも読んでみたいくらいにはアリクイさんのもふもふにやられました。
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初めましての作家さん。
読み友さんに頂いた本です。
アリクイがやっている喫茶店で判子屋さん(印房)の話。
連作短編集ですかね?
店を訪れるお客さんが主人公。
アリクイさんとの会話から、判子の蘊蓄を交えながら
抱えているモヤモヤを解消していくって感じ。
梨木さんの家守奇譚を思い出しました。
どれくらいの不思議まで人は
「まぁいいだろう」といって許せるものなのか・・・
楽しかったです(p^_^q)
Posted by ブクログ
こんな喫茶店があったら行きたい!
いや、本当は印鑑屋さんなんだけど(笑)
それにしてもねこカフェならぬアリクイカフェだよ。
さらにカピパラにハトにうさ耳少女って、設定盛りすぎだろう!
いや、愉しいけど。
お話的には短編集。
それぞれのお話がどこか繋がっているところがまたいい。
個人的には最初の不動産屋の女の子の話と、音大をやめていく女の子の話が良かった。
ちょっとした恋愛模様のあるところもね。
あと、カフェのメニューが定番なんだけど美味しそうで困る。
これこそアリクイの陰謀だ!
Posted by ブクログ
印鑑屋さんとカフェを併設したアリクイさんのお店を舞台に、なまえの大切さやハンコの持つ意味を解きながらお客さんの人生と向き合うハートフルストーリー。思わずハンコを作ろうかと考えてしまった。アニマルいっぱいでホワホワあったかな一冊。
Posted by ブクログ
章を重ねるごとに、キャラクターにも「縁」が出来ていき、世界が広がっていくように感じました。 とてもほのぼのとした世界観で、私は好きです。 もし次も出るなら読みたい作品です。