村上靖彦のレビュー一覧

  • 客観性の落とし穴

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    ある人の考え方や言動をみていると、頭の中で分析して何かにカテゴライズしてしまう。そしてこの人はこういう人だからと決めつけてしまうことがある。たまたまその時の状況や環境がそうさせているだけであって、本当は簡単に割り切れるものではないのかもしれない。まあこれは主観でやっていることなので、客観性とはちょっと違うのだが一般化していることに変わりはないだろう。

    客観性は大事だが、そこから切り詰められた個別性を無視するのは乱暴なことで、どちらも大切にしたいと思った。本書に書いてある現象学の考え方は組織作りにも参考になりそうだ。

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    2025年06月08日
  • となりのヤングケアラー ――SOSをキャッチするには?

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    中高生向けの編集で、易しく読みやすい。社会構造の変化によって、家族の形も様々となり、身近に頼れる存在が無くなってしまった。そんな現代社会のブラックホールというかエアポケットに、誰もが吸い込まれてしまう可能性があると思う。微かなSOSへの気づきについて深く考えさせられた。

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    2025年06月03日
  • ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと

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    職業的なケアをしたことがなくて、これからケアをしようという人とか,ケアをしたことがない完全に異業種の方向け?の教科書のようで、エピソードの積み重ねのようなところがあって、さらっと読みやすく面白かった。
    ひとつだけ、なぜこの事例を入れたのか分からなかったのが、骨髄腫か何かで入院しているのに良くならなくて、看護師もコミュニケーションを取るのが辛くなって病室を訪れて話しかけなくなったころ、自死をしてしまったケースのことかな。
    この部分を読んでいて、すごくぞっとしたのは私だけ?。これってもっと真剣に検討されるべきケースな気がした。なんのためにこのエピソードを入れたのだろうか。

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    2025年06月01日
  • 「ヤングケアラー」とは誰か 家族を“気づかう”子どもたちの孤立

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    ヤングケアラーとされた(されている)人々の語りから、定義だけではわからない、必死に生きる子どもたちの姿が浮かんでくる。
    まさに事象である。

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    2025年05月30日
  • 客観性の落とし穴

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    数値には表れない経験に思いを寄せ、寄り添うことが、真の主体性である。誰のための客観性なのか?考えて数値の裏側にある意図を考えるようにしていきたいと感じた。筆者が寄り添ってきたように、競争社会で『弱者』とされてしまい取り残されてしまう人たちを見捨てないことが、より良い社会を実現する第一歩なのではないだろうか。

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    2025年05月20日
  • 客観性の落とし穴

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    仕事しているとデータを取りまとめて分析し見出す客観的な視点と、感覚的にはどこかおかしい、そうではないという視点が対立することがままある。

    最終的にどちらが正しいのか、ということはわからないけども、感覚的なところで腹落ちできることの方が自分にとっていい考え方、判断だったと思う。また、自分が思っていることは、みんなも思っているが正しさを表現できないから黙っているだけということもある。

    客観性だけにとらわれて物事を判断するのではなく、それが当事者の思いに寄り添ったものなのか、誰のための客観的な考え方なのか、大事にしたいことは何なのか、データだけを鵜呑みにすることなく、広く視点で物事を考えていくこ

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    2025年04月21日
  • ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと

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    興味深い事例や語りが多い

    「私の病気であなたの人生が変化したからには、あるいはあなたの病気で私の人生が変化したからには、共に考えて応答するしかないのだ」p.184

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    2025年04月19日
  • ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと

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    ちょっとやりすぎかなぁと思っていたことは、ケアだ!と思った。そもそも感じ取れなかったらそこにケアは生まれるのか。本人の言葉を無視しちゃいけない、見立てはありつつもそれはそれだなぁ。ユマニチュードも気になった。動画見たことある。

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    2025年03月26日
  • となりのヤングケアラー ――SOSをキャッチするには?

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    何人か、仕事で関わりのある子が該当するので読んでみた。
    ヤングケアラーという言葉によって、そういう立場の子どもが存在するんだと世の中に認識されたことはよかった。
    でもまだまだ、彼らを支援するにはその方法も制度も人材も不足しているのが現状。現場も手探り。
    私自身、アンテナは充分に働いていただろうか。安心して話せる相手と認識してもらえただろうか。全くもって自信がないが、とにかく、まずは孤立させないこと、そこから始めていくしかない。
    彼らの言葉を聴き取ることはとても難しいが、とにかくやっていくしかない。

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    2025年02月16日
  • となりのヤングケアラー ――SOSをキャッチするには?

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    読みやすく、勉強している気もさらさら感じないがとても勉強になった。やはり教員が大事な位置にいる…総合的な学習の時間や生活科などで取り入れていきたい

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    2025年02月12日
  • 客観性の落とし穴

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    大事な問題提起でした。客観性とは自然現象、社会現象を測定し、法則性を追求することで数値化され統計化されてきたこと、そしてその数値によって優劣がされ排除がされること、学校での偏差値から優生思想を生み出すことまで、今の世の中、思い当たることはたくさんあります。
    筆者はそれを否定しているわけではなく、筆者の言う、それ以外も真理がある、一人一人の経験の内側に視点をとることが大切ということを、実践を紹介しながら展開していて、説得力があった。
    大学の先生らしく、文章は論理的だがとっつきづらいかも。
    個人的には「働く意思のない人を税金で救済するのはおかしい」という学生のコメントに対して、「彼らが統治者の視点

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    2025年02月02日
  • となりのヤングケアラー ――SOSをキャッチするには?

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    私もケアというと家事・介護方面で考えてたんですが、家族の精神的ケアも含むこと、勉強・遊び・睡眠に支障をきたしていたら手伝いの範疇を超えているという線引き、大切なのは孤立させないこと、などなど分かりやすく書かれてていい本でした。なくなればいいんですけどね。

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    2025年01月26日
  • となりのヤングケアラー ――SOSをキャッチするには?

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    ネタバレ

    ・「ヤングケアラー」とは、家族ごと災害に見舞われた状態、に近い
    ・ヤングケアラー本人だけでなく、家族全体への支援が必要
    ・孤立感
    ・ヤングケアラーをネガティブな響きとする必要は無い。不登校やネグレクトのように悪い意味を刷り込むのではなく家族へのケアが必要なグループ、くらいの扱いにした方が良いのではないか。
    ・頼れる大人と出会える仕組み作り

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    2025年01月08日
  • ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと

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    看護師などの対人支援職に従事する方へのインタビュー調査等を専門とする著者によるケア概論。対人支援における具体的な場面を題材にケアという営みの重要性や意義がどのように表出されているのかを論じていく。読者は冒頭で示されるコミュニケーションの4類型(①サインを感じ取ること、②アプローチすること、③相手の立場に立つこと、④共に居ること)のそれぞれが困難だからこそ際立つ場面について読み進めていくうちに、そこで重要とされるものや考えるべきことは日常のすべての他者とのコミュニケーションにおいても同様に重要なものであることを考えることになる。

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    2024年07月27日
  • ケアする対話 この世界を自由にするポリフォニック・ダイアローグ

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    ネタバレ

    P149「創造行為自体が症状の等価物であって、発症する代わりに作品を創った」
    P178「天才は病んでいると言うよりは、常人以上にタフなレジリエンスを有しているのではないか」
    P187「当事者研究は見かけ上はサイエンスという形式で文学をやっていこうという新しいムーブメント」
    なるほど…。

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    2024年06月16日
  • 「ヤングケアラー」とは誰か 家族を“気づかう”子どもたちの孤立

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    とんでもない環境に置かれた子どもたちが多くいることを知れた。感情がグラグラ揺さぶられるが、全体を通してテーマの割に明るい口調と雰囲気のためメンタルにダメージが来るわけではない。もしかして自分はヤングケアラーなのだろうか、と思っている人が見るとピンとくるものがあるかもしれない

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    2024年04月03日
  • 子どもたちがつくる町――大阪・西成の子育て支援

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    全体的に文章が暖かく、包み込むような目線を感じます。ものすごく厳しい状況を語る部分でも。
    人として見習いたい部分ばかり。

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    2023年09月19日
  • ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと

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    ACPの小藪さんのポスターの件、星野源さんの入院の件、磯野さんと哲学者の方の対話など、さらなる読書へと誘う一冊。

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    2023年01月17日
  • 「ヤングケアラー」とは誰か 家族を“気づかう”子どもたちの孤立

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    昨今話題のヤングケアラーについての一冊。実際に家族の介護や様々な体験をした人々のインタビューからヤングケアラー当事者がどのようなことに苦しみ、それに対してどのような支援を受けたことでその苦しみを乗り越えられたのか解析しながらヤングケアラー支援に必要なことを考察している。
    精神科の専門家が書かれていることもあり、ド素人の私には時々難解な箇所もあったが全体的には非常に分かりやすく、またヤングケアラーの生々しいリアルが描かれていた本だと感じた。
    「ヤングケアラー」と聞いて『ああ、両親が共働きで祖父母の介護や兄弟の面倒を見ている未成年のことだな』という認識しか私はこれまで持ってこなかった。

    これも全

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    2022年12月03日
  • ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと

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    研究者である筆者が、対人支援職(看護や福祉職の現場で働く人々)と接し、実際の現場を観察する中で学んだケアに関する本質についてが述べられている。

    ケアとは病む人と共にある営みであって、コミュニケーションを絶やさない努力の重要性が本の中で、何度も綴られていた。

    人は孤独の中では生きられない。だからこそコミュニケーションを取ろうと声をかけ続けることがその人の存在を支える力になる。

    21世紀に生まれて発展してきたピアの文化(同じ立場のフラットな関係の人たちが語り合う場所)も、自分が孤独ではないことを確認する手段の一つであることが記されていた。

    また、ケアする立場の人(ケアラー)が注意すべきこと

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    2022年10月21日