客観性の落とし穴

客観性の落とし穴

968円 (税込)

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「その意見って、客観的な妥当性がありますか?」。この感覚が普通になったのは、社会の動きや人の気持ちを測定できるように数値化していったせいではないか。それによって失われたものを救い出す。

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客観性の落とし穴 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    客観性を物事や現象の真理とする現代。客観性担保のために全てを人の主観性を排除して、実験・計測などにより数値化し、その数値を統計処理により物事の基準を定め、エビデンスとする。あらゆるものがエビデンスにより標準化され、個々の独自性は排除されていく。
    数値による標準化が重視される社会ではその基準に従って、

    0
    2026年01月06日

    Posted by ブクログ

    村上靖彦先生のようか、臨床哲学の実践家は、「客観性」をいかに見、いかに語るのか、を知りたいと思い本書を購入。

    もちろん本書の重みは、後半の臨床哲学的な分析の部分、制度の「間」に落ちてしまった人たちやその支援者の語り(ナラティブ)の分析になるのだろう。が、わたしとしては、村上先生が自身の違和感を言語

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    前半1-4章は客観性の呪縛に囚われているわれらの罪深さを抉り取られ、いたたまれない気持ちに。 
    後半5-8章が著者の主張。個々人の経験の偶然性やリズムを、無編集の語りから掬い上げようという。さらにはケアの文脈から、マジョリティで覆い隠されている弱者への救済。

    ちくまプリマーから刊行しているには、内

    0
    2025年04月18日

    Posted by ブクログ

    プリマー新書でやさしい文体だけれどあえて大人向けとした。社会を見る目にはマクロ的視点とミクロ(個別の経験)的視点の両方が必要だが、本書は後者の意義を説明した本。事前知識なしで読むと、個人は前者の視点をもたなくてもよいと捉えてしまうかもしれない。子どもたちにはバランスを意識しながら紹介したい。

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    客観的に物事を捉えることが正義と思い込んでいた。
    科学的根拠を出すには統計で出すのが正しいのかもだけど、それが全てじゃない。

    ひとつひとつの具体的な事情があって平均や統計がある。流れを掴む上で客観的な観点は必要だが、やっぱりひとつひとつの具体的な仕草や言葉をこぼさないような大人になりたい今日この頃

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

    なんでも数値化、一般化していく社会に対して、こういう姿勢でいてもいいんじゃないかって思わせてくれる一冊。論理や客観的な妥当性は、たしかに相手に納得してもらう上で効率的だと思う。でも手っ取り早いからそういう選択をしているだけだとも捉えられる。一人ひとりの経験に向き合う余裕が今の社会にないのかなって感じ

    0
    2026年01月31日

    Posted by ブクログ

    研究用の文章を書いてて「そこに客観性はあるのか」というツッコミが来そうだなあとよく思い悩むので、この本を読んで安心できた。

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    数値化の鬼とは逆の思考で、数値が全てでは無い、個別具体の意見が存在するのだって言う主張。
    あるものの視点を大衆側では無く、ニッチな方の視点に立って一度観察することが客観性を排除するためには重要である。

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    ある人の考え方や言動をみていると、頭の中で分析して何かにカテゴライズしてしまう。そしてこの人はこういう人だからと決めつけてしまうことがある。たまたまその時の状況や環境がそうさせているだけであって、本当は簡単に割り切れるものではないのかもしれない。まあこれは主観でやっていることなので、客観性とはちょっ

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    数値には表れない経験に思いを寄せ、寄り添うことが、真の主体性である。誰のための客観性なのか?考えて数値の裏側にある意図を考えるようにしていきたいと感じた。筆者が寄り添ってきたように、競争社会で『弱者』とされてしまい取り残されてしまう人たちを見捨てないことが、より良い社会を実現する第一歩なのではないだ

    0
    2025年05月20日

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