アン・クリーヴスのレビュー一覧

  • 白夜に惑う夏

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    ネタバレ

    島の探偵シリーズとしては第2弾だそうです。今回も、人が二人死んで、発見者が同じ人物というのは、前回と同じでした。登場人物にも慣れてきたので、読みやすかったです。

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    2011年06月18日
  • 大鴉の啼く冬

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    スコットランドの北に浮かぶシェトランド島が舞台。
    完全な孤島というわけではないが離島。
    本土とはやや違う風習。寒い灰色の風景。
    そして、本土から来たヨソモノ。明らかにあやしい老人。

    そんな感じが、所謂「クローズドサークル」の雰囲気を盛り上げて面白い。

    以上、”イカニモ”な感じの設定なのに、読みすすむのはその筆致にあるとおもう。
    それに、クローズドサークルの犯人が誰でしょう?が主題はではない。
     #もっとも、私としては意外な犯人でしたが。
    このシェトランドという「クローズドサークル」な社会と人々を描いたおはなし、と言って良いのではないだろうか。

    そのへんに、イカニモな設定にもかかわらず、グ

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    2021年02月20日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド島の小さな村を舞台にしたミステリ。謎解きより、丁寧に描かれた登場人物ひとりひとりの背景や経歴がおもしろかった。みなが子どものころから一緒に育ち、互いをよく知っているような小さな村、ってきくと、家族みたいな助け合う関係、なんて思えるけど、そうじゃあなくて、みなが知り合いだからこそ、かえって踏み込みすぎないようにいろいろ見てみないふりをする、みたいな感じがこわかった。 謎解きが、えーなんだあれはあんまり関係なかったのかー、と思うことがあって いまひとつしっくりこなかった気が。(たぶんわたしだけだけど)。

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    2011年09月18日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド島を舞台にしたミステリ。「大鴉の啼く冬」に続く2作目。4作でまとまるそうです。

    地元の名士で成功した女性画家ベラの開いたパーティ。
    ベラの甥で有名なミュージシャンのロディも花を添える催しだったが、画廊のある豪華な邸宅に集まった人数は意外に少なめで、これが最初の展示だったフランは内心がっかり。
    絵を見て泣き出した男性がいて、地元警官のペレスが話を聞くと、記憶がないようなことを口走る。
    翌日、無人の建物でピエロの仮面をかぶった死体で発見され…
    パーティは取りやめになったという偽のチラシが配られていたこともわかります。

    夜も暗くならない、そんな時期にはおかしな事も起こるという荒涼とし

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    2023年09月07日
  • 白夜に惑う夏

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    シリーズ2作目、前回から引き続いて主人公の刑事の捜査と恋愛が中心。恋愛といっても甘いものではなく、中年?の落ち着いた現実的なものでした。
    地域に根ざした小コミュニティーでの殺人で、こういう冷静な描写はイギリスの女性作家ならではと感じた。2作目ということでだんだん判ってきましたが、もう少しこの地域の描写などしてもらえたら嬉しいかも。

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    2009年12月18日
  • 大鴉の啼く冬

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    シェトランド島を舞台とする4部作の1作目だそう。ほぼタイトル通りの期待に応える雰囲気と内容です。

    女性作家が書いているだけあって、地元のペレス警部もちょっとイイ感じ。本土のインヴァネス署から来たテイラー警部と共に、捜査に当たります。
    雪に埋もれた風景の中を行き来する女子高生、その親たち、バイキングのような船主の息子、幼い子を連れた離婚女性フラン、大金持ちのフランの元夫、知的障害のある一人暮らしの老人マグナス…
    誰もがよく知り合っている村で、1年前に越してきた娘キャサリンが殺された。

    数年前の少女行方不明事件も思い出させて、大きな祭りへ向かう時期に、村は紛糾する。
    スコットランド北端からノル

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    2023年09月07日
  • 大鴉の啼く冬

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    海外ミステリーに慣れたくて手に取ってみた一冊。じっとりとした、閉鎖的なロケーションで起きる事件が、淡々と解決に向け進んでいく感じが嫌いではなかったです。シリーズ物のようなので、次のも読んでみようと思います。

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    2025年05月26日
  • 白夜に惑う夏

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    若干の長さは感じてしまいましたが、とにかく登場人物の心理を描きながら事件が起こり濃密な人間関係の中から、何が起きたか、そしておきていたかを割り出して行くミステリです。
    表層の物語と実際の過去の乖離から事件につながっていくなど物語の中にうまく溶け込む様はいい。

    2782冊
    今年10冊目

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    2025年01月10日
  • 炎の爪痕

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    ペレス警部のシェトランドシリーズ最終章。シェトランドに移住してきた家族の住む家で、連続して遺体が発見される。村の濃厚な人間関係、繰り返される児童虐待など、闇の部分が次々と明らかに。
    妊娠を告白された時の戸惑うペレスや、ブレないウィロー。サンディの可愛いらしさも相変わらずだ。それぞれが少しだけ前へ進む。オークニーでの続編を期待したい。

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    2024年07月01日
  • 炎の爪痕

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    ここ数ヶ月かけて読み続けていたシェトランドシリーズがとうとう完結。

    最初の頃に抱いていたシェトランドのイメージは
    のどかな風景、自然に囲まれた素朴な人々、だったけど、読み終えた今は、
    プライバシーゼロ、噂話にあふれた知り合いだらけの場所、というふうに変わった。

    シリーズを通して描かれたのはやっぱり家族。
    ただただ幸せなだけではない、複雑で、変化しやすく、離れ難い関係を、様々な家族を通して繰り返し繰り返し見せられて来た作品だった。
    今回の殺人事件の結末は辛いものだったけど、
    メインキャラクターたちのラストは明るい兆しの見えるもので良かった良かった。

    いや、でも、ペレスに関しては
    わたしとし

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    2024年03月19日
  • 地の告発

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    あれっ、
    確かわたしはミステリーを読んでいたはず…
    なんだけど、もはやこのシリーズ、
    ジャンルはミステリーと言うよりは人間ドラマ。
    ザ・シェトランドの人々。

    おなじみの登場人物や、何かありそげな住民たちの
    頭の中を覗き、その関係性をあれこれと想像するのが日常となり、犯人が誰なのかは二の次になってきた。

    今回はシリーズ一作目に登場し、犯人扱いされた老人
    マグナスが再登場。
    愛すべきキャラクターだった彼がなんだか懐かしく、しんみりとした気持ちになった。


    と、ここからは心の声です- - -


    あ〜、それにしてもペレスの恋心がもうやばい!
    元々が真面目なだけに、どうなってしまうのか?
    お願

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    2024年03月09日
  • 空の幻像

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    シリーズ6作目。
    今回はシェトランド最北の島、アンスト島で事件が起こる。

    傷ついていたペレスも少しずつ回復している。
    冒頭、部下であるサンディを「同僚」と捉えているシーンにじーんとした。
    本土からやって来るウィローは相変わらずペレスの心をかき乱し、彼女自身もペレスに対し、複雑な感情があるようで。。
    あんまり恋愛モードが入るのが好きじゃないわたしは
    2人の関係がこれ以上進展しないことを望みます!

    今作の謎の部分は、
    子どもの幽霊話を軸に
    二つの殺人事件の犯人を追う、というもの。
    今回もかなり複雑に人間関係が絡まっていて、
    それがゆるりゆるりとほどけていく感じ。
    個性の強い魅力的な登場人物が多

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    2024年02月29日
  • 水の葬送

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    ネタバレ

    シェトランド四重奏を経ての
    ペレス警部、新章の始まり。

    愛する人を失い、なかなか立ち直れないペレスに新たな殺人事件が。
    相変わらず頼りなげなサンディと、本土から派遣された女性警部と3人での捜査が始まる。

    サンディに対しては、過去四作の彼を見てきたせいで
    親か祖母目線で見る癖がついてしまい、何をしてもかわいく、応援したくなる。
    外見が超ラフなウィローは天然なのか計算か?美しいのかだらしないのか?男性を翻弄させる小悪魔的女子。
    傷心なはずのペレスが早々にコロッとその魅力に吸い寄せられてるのがなんだかなぁ。。(まだ早いよ〜)

    本筋の事件の方は
    登場人物が多くて最後まで名前が一致せず、
    最初の人

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    2024年02月12日
  • 大鴉の啼く冬

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    ネタバレ

    物語全体のこの「トーン」は好きです。
    4人の視点で書かれるというのも、新鮮でした。

    意外な犯人に、驚きの声が出てしまったけど、
    (もう一度読み直さないと、色々読み落としてる)
    私が犯人の立場でも、同じことをした…かも。

    次も読みます。

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    2024年02月11日
  • 地の告発

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    ペレス警部シリーズ。ペレスの自宅の近くで地滑りが発生。壊れた空き家から女性の絞殺死体を発見する。今回も、シェトランド島の自然と濃密な人間関係を背景に、辛抱強く事件を追ってゆく。今作も、アン・クリーヴス独特のゆったりとした時の流れとペレス警部の落ち着いた佇まいに、安心して読破できる一冊である。

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    2024年02月08日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド四重奏の二作目。絵画展の後で不審人物が殺される。思慮深いペレス警部と、本土から応援に来た合理的なテイラー警部が、事件に挑む。終盤、呆気なく解決に向かうが、イギリス最北の島、シェトランド島の静かで濃密な時間が堪能できる。

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    2024年01月03日
  • 空の幻像

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    ペレス警部シリーズ6作目。アンスト島へ里帰り結婚式に参加していた女性が殺される。少女の幽霊の伝説と、参加した者たちの複雑な家族関係を絡ませ、謎に満ちた事件となるが、ペレス警部やウィロー警部、サンディ刑事たちの地道な捜査が展開される。ペレス警部の地に足ついた操作は、安心感があり、じっくり時間をかけて読みたい。

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    2023年12月02日
  • 野兎を悼む春

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    アン・クリーヴス、ペレス警部シリーズ3作目。1、2作は未読だが、十分楽しめた。部下のサンディ刑事が、帰省したウォルセイ島で祖母の遺体を発見する。古くからの島の歴史と濃密な人間関係が、美しい自然に中和されながら表現される。北欧ミステリーを彷彿とさせ、読み応えがある。優しい先輩ペレス警部を慕う、サンディの成長物語でもある。

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    2023年11月22日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド四重奏、2作目。
    今回も前回同様に、物語の半分くらいまでエンジンがかからず。
    なんだか自分の中にシェトランド時間が流れるかのごとく、まったりとしてしまう。
    ミステリーなんだけど、所々でその地方特有のアクティビティが描写され、空気感を感じられるのが良い。
    (今回は羊の毛刈り)
    登場人物の心の声やその恋の行方など、サイドストーリーもその人物を知る助けとなり、気になるところ。

    中盤に来てようやく被害者が誰だか明らかになり、
    数多くの怪しげな人々のつながりが見えて来始めると
    あとは怒涛の一気読み。
    あれこれ推理するものの、犯人はまたまた意外な人物だった。
    前回の展開と類似する部分もあり、

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    2023年11月21日
  • 大鴉の啼く冬

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    終始淡々としたモノローグでつづられる物語。
    退屈ではないものの、先へ先へと言う気持ちにはならず、ゆっくりめのペースで読んでいたところ、
    最後の最後、犯人が明らかになった時、
    思わず「えーーーっ⁉︎」と叫んでしまった。

    それくらいの意外な結末。

    イギリス本土と北欧の間に位置するシェトランド島。
    セーターと牧羊犬くらいしか知らなかった土地が、
    このような場所にあったとは。
    華やかな観光地とは言えないけれど、
    味わい深く描かれていて、「シェトランド四重奏」とされるこのシリーズ、続きも読むつもり。

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    2023年11月20日