アン・クリーヴスのレビュー一覧

  • 青雷の光る秋

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    ネタバレ

    婚約者フランを連れ故郷のフェア島に帰ってきたペレス警部。フェア島のフィールドセンターの所長モーリスの妻で著名な鳥類学者アンジェラが殺害される。事件前夜に解雇を通告された調理人ジェーン。同じ鳥類学者のジョン・ファウラーとサラ・ファウラー夫、バードウォッチャーのダギーとヒュー。崇拝される事を好むアンジェラ。島の男たちと関係をもち、ヒューも関係を認める。客の荷物を調べていたジェーンの殺害。ヒューとアンジェラの本当の関係。アンジェラが有名なった発見に隠された秘密。

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    2015年05月24日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド四重奏シリーズ第二作目。季節は夏にかわる。観光客が多く訪れる夏に、地元の人間ではないイングランド人の死体が発見される。主人公のペレス警部と本土からのテイラー警部とのコンビが死体の身元を解明していくが、さらに死人が出て、それから過去の出来事も明るみになっていく。という展開。夜も暗くならない白夜の様子や、一作目に続き地元民とよそ者との距離感が伝わる。幼馴染同士が年をとっても身近にいることがいいことなのか居心地悪いことなのか考えさせられる。程良く読みやすくてミステリー要素も程良くていいシリーズかも。

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    2015年05月20日
  • 野兎を悼む春

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    ネタバレ

    実家のあるウィルセ島に帰ってきたサンディ刑事。祖母の家の庭で発見した祖母ミマ・ウィルソンの遺体。酒をのみ兎狩りをしていたサンディの従兄弟ロナルドが誤射したと思われた事件。捜査にあたるペレス警部。ミマの家の近くで発掘作業を行う大学のチーム。大学院生のハティがペレスに証言をしようとした夜に殺害される。戦争中に死んだミマの夫ジェリー。戦争中に防衛活動をしていたジェリーとロナルドの父親アンドリュー、セドリック、ノルウェー人の男。ドイツに通じたとして殺害されたノルウェー人の男。ジェリーの死に隠された秘密。

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    2015年05月08日
  • 白夜に惑う夏

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    ネタバレ

    恋人のフランと有名画家ベラ・シンクレアが開催する絵画展にやって来たペレス警部。ベラの自画像を見て泣き崩れる男。厨房でペレスが話を聞くと記憶がないと語る男。シェフのマーティンと男を残し会場に戻った隙に消えた男。翌日ピエロの仮面をつけケニーの所有する小屋で首を吊って死んでいた男。他殺と断定された遺体。ベラに失恋して失踪したケニーの兄ローレンスの可能性を示唆するマーティンの母親でケニーたちの友人のアギー。来場者の少なかった絵画展。何者かの妨害工作。ペレスがつかんだ男の正体。教育劇団のジェレミー。発見されたベラの甥ロディの遺体。。ローレンスの失踪に自分は関係ないと証言するベラ。ロディの遺体発見現場で見

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    2015年05月05日
  • 青雷の光る秋

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    地味だが続きを読みたくなる展開。視点・語り手が細かく変わるから読みやすいということかな。それにしてもこういう結末とは。「シェトランド四重奏」の最終章ではあるがシリーズはまだ続いてるようです。

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    2014年08月23日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド四重奏シリーズ第2作。

    シェトランド島の小さな村で、道化師の仮面をつけた身元不明の他殺体が見つかる。

    前作とは季節が一転。一日中、太陽が沈まない白夜の夏を迎えた島の描写が印象的。狭い島なので事件関係者のほとんどがペレス警部と顔馴染み、というのがこのシリーズの特徴。それぞれが抱える秘密をいかにして探りだすか――ペレスの穏やかな捜査手法が核心に迫っていく。

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    2017年01月31日
  • 青雷の光る秋

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    ネタバレ

    シェトランド四重奏の最終章。
    あまりに悲しい終わり方。ジミー・ペレス刑事が可哀想でした。
    でも、あとがき読んで、もの静かなこの刑事の新シリーズがあると知り
    翻訳が出るのを楽しみにしています。
    幸せになってほしいなあ。

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    2013年07月17日
  • 青雷の光る秋

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    そうかあ、「本の雑誌」で矢口誠さんが「衝撃」と書いていたのはそっち方面(ドラマとして)のことだったのか。私はてっきりこっち方面(ミステリとして)だと思い込んでて、正直ちょっと肩すかし。

    でも「シェトランド四重奏」してとてもよくまとまっていて、再読に耐える上質の作品ばかりだと思う。四部作の中ではやはり「大鴉の啼く冬」がいちばんいいかな。シェトランドの荒涼たる冬の雰囲気が素晴らしい。シリーズとしてはまだ続くようなので楽しみだ。

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    2013年07月05日
  • 野兎を悼む春

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    シェトランド四部作の三作目。最終作が出たのを知り、慌てて読む。「本の雑誌」で矢口誠さんがその最終作について「予想を遙かに超える衝撃度」「ある意味これは究極の反則技」と紹介していた。うーん、期待しちゃうなあ。

    本作は、シリーズ前作と同じくエキゾチックな大人のミステリ。シェトランドの小さな島で起きた事件をめぐって、おなじみペレス警部が錯綜する人間関係に分け入っていく。この警部が突飛なところのないじっくりした人柄で、好感を持って読んでいけるところがいい。また、今回特に感じたのが、女性の描き方が丁寧で、ミステリによくあるステロタイプなパターンに陥っていないことだ。これはそんなにたやすいことではないと

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    2013年05月30日
  • 青雷の光る秋

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    読んだ〜!
    ジミー・ペレスのうじうじしつつも洞察力もある読み、でも結局はなにもできずーーーー。
    クリーヴスのこの4部作は、謎解き的な興奮度よりも、描かれる人たちがみんななんか一癖、二癖あって、そのドラマが面白い。ちょっとうじうじが目に付きすぎなときもあるんだけど、最終的には、嫌いじゃないんだよな。ジミーのあのいい人度。

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    2013年04月07日
  • 白夜に惑う夏

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    前作「大鴉の啼く冬」に続いてシェトランドが舞台のミステリー。エキゾチックな雰囲気たっぷりで楽しい。「白夜」っていうのがなんとも魅惑的。こういうのが海外ミステリを読む醍醐味だなあと思う。みんながお互いのことを知っている小さなコミュニティだからこそ、誰もが秘密を持っている、というくだりにはうなった。春秋編もあって四部作らしい。楽しみだ。

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    2013年02月02日
  • 野兎を悼む春

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    シェトランド四部作の三作目。今回フランはロンドンヘ行っていてほとんど出てこない。テイラーも出番なし。代わりに出ずっぱりなのがサンディ。前作までは幼稚で浅はかなお荷物くんという描かれ方でしたが、今回故郷の島で祖母の死んでいるのを発見し、事件の当事者関係者がみな自分の近親者であるというむつかしい立場に身を置くことになり、ペレスだったらどうふるまうだろうかと想像しながら対応しているうちに身の処し方がわかってきて、ペレスをして「新しいサンディ」と言わしめる成長を見せます。一度も島を出たことがないが個性的で発展的だったサンディの祖母ミマと、ミマの敷地で遺跡の発掘作業をしていた内向的な本土の学生ハティの二

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    2012年10月11日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド諸島シリーズの2作目。原題はWhite Nightsで、夏の白夜の季節の出来事が書かれています。ペレス警部とフランは慎重になりながらも互いに抱いていた好意を大切にしながら付き合いを深めており、読みどころとなっている島の住人たちの人間関係の中で、ひとつの大きな流れになっています。前回ペレスとタイプは違いながら良好な協力関係を築いた本土の警部ロイ・テイラーも登場。今回は都会のペースで物事が進まないことにジレて自分を制御しきれないテイラーと、島の時間、島の感覚で地元を理解しながら捜査を進めたいペレスとの間がかなりギクシャク。仕事にやりがいと意義を認めつつも、フランとの関係も大切で、どちら

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    2012年09月19日
  • 白夜に惑う夏

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    面白かった。

    地味な展開で、自分好み。

    読み終わった後、暗い夜のシーンはなかったのだと思うと不思議な気がします。白夜は一度体験してみたいなぁ。

    「大鴉の啼く冬」は以前読んだと思うのだけれど、なぜか思い出せない。もう一度読んでみようっと。

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    2012年08月29日
  • 野兎を悼む春

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    ネタバレ

    終わってみれば犯人自体は至ってシンプル、動機はやや強引さを感じるもので新しさやすっきり感は少ないのだが、事件解決に至るまでの人間模様の描き方が秀逸。

    特に複数視点で語られていく物語の中で、微妙に広い空白の時間を忍ばせながらのカット割がくせになる。最初は唐突に場面転換するので、違和感を感じたが、慣れてくるととても技量を感じさせる味のある書き方だと思った。

    期待以上におもしろかった。

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    2024年05月03日
  • 野兎を悼む春

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    シェトランド四重奏の3作目。
    独特な雰囲気が魅力的。
    日本紹介は最近だけど、実はベテランの実力派。

    スコットランド最北端の島で起きる事件が、綿密に描かれます。
    ペレス警部はスペイン人が漂着した子孫で、浅黒い肌とスペイン系の名前を持っています。
    今回は、若い部下サンディ刑事が故郷ウォルセイ島に帰っているときに事件が起きて…
    霧の深い夜、いつになく農場に出ていた祖母ミマが射殺されたのです。

    兎を狩りに出ていた隣人の誤射らしいということにはなりますが、それにしても不自然。
    その隣人も、サンディにとっては親戚で、子供の頃からの友達一家なのです。
    祖母ミマは個性的で奔放、若いときに何か事件があったと

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    2023年07月15日
  • 白夜に惑う夏

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    ネタバレ

    島の探偵シリーズとしては第2弾だそうです。今回も、人が二人死んで、発見者が同じ人物というのは、前回と同じでした。登場人物にも慣れてきたので、読みやすかったです。

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    2011年06月18日
  • 大鴉の啼く冬

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    スコットランドの北に浮かぶシェトランド島が舞台。
    完全な孤島というわけではないが離島。
    本土とはやや違う風習。寒い灰色の風景。
    そして、本土から来たヨソモノ。明らかにあやしい老人。

    そんな感じが、所謂「クローズドサークル」の雰囲気を盛り上げて面白い。

    以上、”イカニモ”な感じの設定なのに、読みすすむのはその筆致にあるとおもう。
    それに、クローズドサークルの犯人が誰でしょう?が主題はではない。
     #もっとも、私としては意外な犯人でしたが。
    このシェトランドという「クローズドサークル」な社会と人々を描いたおはなし、と言って良いのではないだろうか。

    そのへんに、イカニモな設定にもかかわらず、グ

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    2021年02月20日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド島の小さな村を舞台にしたミステリ。謎解きより、丁寧に描かれた登場人物ひとりひとりの背景や経歴がおもしろかった。みなが子どものころから一緒に育ち、互いをよく知っているような小さな村、ってきくと、家族みたいな助け合う関係、なんて思えるけど、そうじゃあなくて、みなが知り合いだからこそ、かえって踏み込みすぎないようにいろいろ見てみないふりをする、みたいな感じがこわかった。 謎解きが、えーなんだあれはあんまり関係なかったのかー、と思うことがあって いまひとつしっくりこなかった気が。(たぶんわたしだけだけど)。

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    2011年09月18日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド島を舞台にしたミステリ。「大鴉の啼く冬」に続く2作目。4作でまとまるそうです。

    地元の名士で成功した女性画家ベラの開いたパーティ。
    ベラの甥で有名なミュージシャンのロディも花を添える催しだったが、画廊のある豪華な邸宅に集まった人数は意外に少なめで、これが最初の展示だったフランは内心がっかり。
    絵を見て泣き出した男性がいて、地元警官のペレスが話を聞くと、記憶がないようなことを口走る。
    翌日、無人の建物でピエロの仮面をかぶった死体で発見され…
    パーティは取りやめになったという偽のチラシが配られていたこともわかります。

    夜も暗くならない、そんな時期にはおかしな事も起こるという荒涼とし

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    2023年09月07日