希多美咲のレビュー一覧
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ネタバレ主人公が妖怪が大好きであり、実際に事件が起きると最初は妖怪の仕業かとテンション上げつつも、捜査自体はしっかりと現実的に行っているのはよかった。
妖怪だという結論ありきではなかったので。
後半になればなるほど、その傾向は強かったような。
事件自体も、絵から出てきた人物の子を孕んだ話、妖鳥の襲撃事件と本当に現実の事件かと思えるほど驚愕の内容ながら、ちゃんと理詰めで解けるのでよかった。
最初の事件はトリックも凝っていたし、次の事件は小説ならではのトリックだったなと思ったので。
挿絵などあると、バレそうな手口……
ただ最後の事件はちょっと荒唐無稽かな?
実現可能かが気になるところ。
まあ最後の話は、相棒の経歴の暴露だったり、相棒と合いそうで合わなかった主人公が義兄弟ならぬ義妹になるとまで懐いたりな話だったので、意識はそっちに持っていかれたから、びっくりどっきりトリックでも、ツッコミは野暮かもなとは思った。 -
Posted by ブクログ
引っ越してしばらく経ってから、誰かから見られている
そんな気がしてならない。
ストーカー(仮)が、まさかの昔の…という。
そもそもプレオープンの時にやってきた謎の女性も
ストーカー(仮)の正体が分かった時点で
そんな感じかな? と。
とはいえ、どうここにいるのに繋がっているのか、と
思ったら…すごい理由でした。
いや、相手が相手なので、それぐらいはあるかと。
中で語られている、雪だるまの話。
そんな話もあったな、という感じでした。
大事なものに心惹かれて、そして…な物語。
その通りな状況になっている本編でしたが
ここまで貫き通せる意思もすごいかと。
約束をたがえてはいけない。
大事な事ではありますが、ここまですごい約束は
ちょっとお断りしたいものが…。 -
Posted by ブクログ
父が海外転勤になり、ちょうどいいからと亡き母が
住んでいた所へと引っ越してきた5人兄弟。
主人公は3男なのですが、主人公に相応しい主人公です。
しっかりした長男、皮肉屋で顔のいい次男
下の弟妹は双子、という、挟まれた状態。
お向かいの童話屋が題名となっていますが
そこには実は…という、話の要が。
確かにそんな状態があれば、長男は幼馴染(?)である
向かいの男を警戒しまくるでしょう。
それを、まぁいいじゃん、で終わらせる主人公もすごい。
母親がどうして離婚したのか、という謎も解け
童話屋の常連の好きな相手の謎も解けて。
ちょっぴりしんみりしてしまう内容でしたが
お向かいさんは、どこまでもお向かいさん…(笑) -
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六編のグリム童話を下敷きにした物語。
トップバッターは、谷瑞恵の『ルンペルシュティルツヒェン』。
海外ドラマ、「Once Upon a Time」で知った、ルンペルシュティルツキン。
シーズンを重ねて、私はだいぶ馴染みになったが、日本ではそこまでメジャーな主人公ではないかも。
しかしあえて彼を選ぶことで、新鮮さがあってよかった。
彼が紡ぐと言う、金の糸の先に美しい未来が見え、読後がよかった。
『二十年』は『カエルの王様』がモチーフ。
これは、ホラーだ......。
特に、容姿に自信のある女性にとっては。
いや、一人で生きていくと言う覚悟があれば、あるいは、それを楽しめれば、美の呪いなど恐るるに足らず。
しかし、現実を見ようとせず、過去にとらわれ、王子様を待ち続けるだけの女性なら、それは......。
『A Cinderella Story』はそのまま、シンデレラの物語。
優しい人が必ずしも良い人ではない。
現代のシンデレラは世間知らずのお嬢様。
さて、ガラスの靴を拾ってくれるのは一体誰?
古いお姫様像に縛られていたのは誰?
それを手助けして、自らの足で歩けられるようにしてくれるのは、誰?
さながら最近のディズニー映画のよう! -
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ネタバレ人間の本質はいつも同じ?
グリム童話を題材にした短編集。初めて読んだ作家さんもいたが,これがその人のスタイルなのか,グリム童話が元だからこうなったのか,考えるところはありつつ。
谷瑞恵「ルンペルシュティルツヒェン なくしものの名前」就活が上手くいかない亜美に,不思議なメールが届く。それは小学生のときに出会ったカメに関するものかもしれない。亜美は少しずつ当時のことを思い出していくが。金の布を紡ぐ,名前を思い出す,童話のキーワードを元にささやかな恋愛モノになっている。ルンペルシュティルツヒェンは少しマイナーで,モチーフとしては弱かったかも。
白川紺子「白雪姫 白雪姫戦争」一番好きな話かも。文化祭で“白雪姫”に選ばれるのを目指す小雪。その本性はナルシスト,でも読み進めていくうちに可愛げが感じられる。ライバルの夕妃。こちらもなかなか強烈なキャラクターだが,にくめない。
響野夏菜「かえるの王様 二十年」ある意味,ホラー。オチが怖い。いや,女も男も怖い。かえるの王様にある,ちょっとグロテスクな,ちょっと怖い部分がよく出ている。奈々央はとあることから生理的に気に入らない根木と行動を共にすることになる。苛立つ奈々央に対して根木が言ったことは……。
松田志乃ぶ「眠り姫 のばらノスタルジア」古くからの西洋ホテルの娘・寧々は,ホテルの再建のため,有力なリゾート会社の御曹司・直人と婚約することになる。年も離れた直人だったが,寧々には簡単に突き放せない人で……。茨に囲まれ眠っていたのは誰だったのか。鮮やかなどんでん返しだった。
希多美咲「ヘンゼルとグレーテル お菓子の家と廃屋の魔女」霊力を持った白石月也と,探偵の桜鳥岳がこの作家のレギュラーキャラクターなのか。ケーキ屋を営む奥川愛美が持ち込んだ依頼は,廃屋にお菓子の家を注文する人を探してほしいというもの。そこには兄と妹の秘密があって……。二組の兄妹の関わり合いが,そうか,ヘンゼルとグレーテルだなぁと。
一原みう「シンデレラ A Cinderella Story」女優の娘・クレアは,母亡き後,映画監督の父の後妻に入った女優で芸能オフィス社長のイザベラが気に食わない。彼女は私を不当に扱っている。ある日,クレアはオーディションを受けるチャンスを与えられるが……。面白かったけど,この短編集で言うと,白雪姫での継母との関係が,眠り姫とはオチが,重なっていて残念。継母って物語の鍵になるので,特に童話では悪役でよく出てくるからかもしれないが,後ろになったこの話はちょっと損だったかもしれない。 -
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死にそうになっていた状態で、囁きにより人間ではないものへと
なる事を承知した少年。
大正の時代に、そっと画廊を営んでいたら
そこへやってきた女学生。
彼女が女優として立っている劇場での失踪事件を調査するため
絵師として応募してみたら…。
とりあえず兄さんかわいいw
それはもう見かけたらもふもふしたい気持ちは分かります。
そしてギャップが笑える…やられてる本人はきついでしょうが。
人間関係も分かりやすいですし、話も分かりやすい。
さくさくと読み進んで追われます。
最後の父親としての責務を果たしたのはいいのですが
負い目があるのは分かりますけど…家庭事情ぐらい
きちっと分かっておきましょう。
いやでも時代背景を考えると、かなりよいお父さん?
辞めてしまえと言われ続けていた職務を辞めたというのに
帰宅場所を聞いた瞬間嫌がる少年。
一体巣穴(?)はどんな所なのでしょう??