希多美咲のレビュー一覧
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グリム童話をベースとしたアンソロジー。中々バラエティに富んでて読み応えありました。
お気に入りは谷さん、白川さん、松田さん。
谷さんの「なくしもの〜」は、就活のお祈りメールに打ちのめされていた亜美。そんなメールの中に、不思議なメールが届く。ほんわか優しい気持ちになれました。
白川さんの「白雪姫〜」は、自分が美人と解って行動する小雪。そして小雪がライバル視する夕妃。どちらも腹を割って話せば似たもの同士で、今後中々良い友達になれそう。
松田さんの「のばら〜」は、生粋のお嬢様と堅物のワーカーホリック直人。チグハグだけど、なんだかんだいいつつもお似合いなカップルでした。 -
Posted by ブクログ
第2巻を読破。
前回、新聞に顔が出てしまったため、ひっそりと画廊を営むことができなくなった楽真。
そのため、上総の本拠地・鎌倉へ戻ることになったのだけれど、どうしても帰りたくない楽真は家出を決行するわけです。
まあ……鎌倉へ行ったら、多分兎三郎兄さんよりも強烈な兄・姉たちがいそうだもんなあ。
兎三郎兄さんだけでもたいへんなのに、それが何人も出てきたら楽真もストレスで胃に穴が開きそうだww
そんな眷属の心中を知ってか知らずか、上総も兎三郎兄さんも鎌倉へ帰る準備を着々と進めているし。
家出した楽真を探しに行かないのか、と思ったら、どうやら新たなお客さんがやってきたようで。
楽真は楽真で、鎌倉にいるはずの天狗の妖・戒兄さんと遭遇し、さらにはへんた……風変わり伯爵と縁を作ってしまうし。
苦笑
どうやら日本各地で人間の干物ができる事件が発生していて。
上総の眷族で、情報収集担当の妖孤・嵐(らん)兄さんは楽真命! って感じの妖怪でしたね。
もふもふ、いいなあ。
笑
歌手・飛鳥井彩音とはいったい何者なのか。
彼女に会うためだけに鎌倉から出てきた戒兄さんの真意は?
楽真の家出は成功するのか!?
などなど、おもしろい展開にwktkしました。
上総さんの楽真(の顔)に対する執着には噴いたww
あんたどんだけ楽真の顔が好きなんだwww ってwww
タキシード姿の兎三郎兄さんのイラスト、見てみたかったなー。>イラストありました! 楽真と上総さんに気を取られてた。ごめんよ、兎三郎兄さん。
兎三郎兄さんがほんとかわいいですー(*´ω`)
気性は荒いけどね!!
爆笑
おもしろかったです! -
Posted by ブクログ
2012年度ロマン大賞受賞作品。
時は大正、帝都でひっそりと画廊を営んでいる斉藤楽真という青年が主人公の妖奇譚。
彼の正体は江戸時代の浮世絵師・東洲斎写楽で、火事で死んで妖〈あやかし〉の頭目さんの眷属として生まれ変わったのです。
人間社会で警官に扮して妖退治をしている妖の頭目・上総さん。
見た目はうさぎ、その正体は楽真の先輩眷属である兎三郎兄さん。
この兎三郎兄さんがほんと、いい味出してて(*´▽`)
かわいいうさぎなんだけれど毒舌、乱暴(楽真に対してのみ)でww
ラストのイラストはほんっとうにすばらしかった。
兎三郎兄さんいいよ。
笑
上総さんも妖の頭目なのに下っ端眷属の楽真には甘いし。
上総さんが飴で、兎三郎兄さんがムチだな。
なんだかんだで楽真はかわいがられているなあ、と思ったり。
本人は全力で否定するかもだけど(笑)
作中で何度も「顔だけが取り柄」と言われている楽真ですが、イラストもべっぴんさんですよねー(*´▽`)
でも言動と兎三郎兄さんからの虐げられっぷりについ忘れがちになってしまうwww
おっと、キャラのことしか書いてないや。
本編は劇場関係者が失踪するという事件が起こり、楽真が背景画家としてその劇団に潜入捜査をするのです。
そこでもいろんな人にかわいがられる楽真なんですがww
看板女優で伯爵令嬢の月歌さんとのストーリーとかもあります。
ラブ一直線な作品よりも、これくらいの糖度がちょうどいいですね。
月歌お嬢さんも芯の強い人でしたし。
ほんとにおもしろかった。
読んだあと「ちくしょうおもしれー!!」っとなってしまいました。
言わば、全俺が嫉妬した――的な?
苦笑
目標としている賞を受賞した方のデビュー作を読むと、メラメラとやる気が出てくる。
この作品もまたそうでした。
続刊でも、また別のお話でもいいので読みたいですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常によく練られた、読み応えのあるストーリーだった。
正直なところ、最初は「ありがちな王道BL」なのかなとあまり期待せずに読み始めたのだが、読み進めるにつれて独特の世界観に没入していった。
敢えて区分けをする必要はないのだけれど、この物語はどちらかといえばBLジャンルに入るのではないかと思う。が、艶っぽいシーンはもちろん、主人公美青年2人があからさまに「恋愛感情」を抱いたり表現したりするシーンは皆無なので、実は「BL」とも言いがたい。ぴったりな言葉があるとすれば、「ブロマンス」であろう。
表紙を見て判ると思うが、コチラは大人気を博し、いまだにその魅力が語り継がれている華流時代劇「陳情令」や「山河令」を彷彿とさせる世界観となっている。「ブロマンス風」というのも、まったく同じだ。
私はひと頃、「陳情令」や「山河令」にハマったので、余計にこの物語にも惹かれたのかもしれない。
内容としては、美貌の青年2人が山あり谷ありの試練を経て、少年皇帝の怖ろしき素顔や「もう一つの後宮」の謎を暴き、難事件を解決するというものである。
ミステリーについても、最初の方で伏線を用意し、徐々にそれらを回収してゆくという緻密かつ丹念な手法で物語りが進んでゆく。
主役カップルの1人が実は皇帝のご落胤であり、皇位継承者であるというのは、比較的、序盤で容易に想像がついたものの、流石に物語冒頭で描かれた主役たちの幼年時代に登場した道士が彼の母だとは見抜けず、ラストで謎が解けたときには驚いた。
結局、ご落胤である林迅は異父弟に皇位を譲り、相方の硝飛と放浪の旅に出ることになる。何となく続きがあると思わせるエンディングだなと思っていたら、やはり、続刊が出ているようだ。機会があれば、彼らのその後も是非、読んでみたい。 -
購入済み
一気に色々と試し読みできてお得
お話の舞台も文体のテイストも異なる様々な作品を試し読みできてお得でした。私は特に錬金術師シリーズが気に入りました。史実をよく調べてからお話が組み立てられていて、世界史(ヨーロッパ史)が好きな人にはとてもハマれる作品だと思います。