柴村仁のレビュー一覧

  • 夜宵

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    ほんのりホラーテイストのファンタジーで、読みやすかった。一気に読んでしまったので伏線全然気付かなかったところも多い。

    サザとかナキとかキャラクターがたっていて、だからこその叙述トリックなんだなぁ。
    世界観が好きだったので続編も読みたい。
    読みやすさとキャラクターの設定とかが漫画的でそこも好きだった。

    続編を読むときにもう一回読み直してみようかな。

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    2018年09月08日
  • 夜宵

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    湖に浮かぶ小島で毎年開催される細蟹の市は、何でも売っていて手に入らぬものはない、という舞台設定のダークファンタジー。
    ホラー的要素の中に感情に訴えるストーリーはそれなりに魅力があるものの、世界観をもう少し深く作り込んで欲しかったかな。
    ある意味で本書の肝である叙述トリックには、まんまとしてやられました。
    まだ続きがあるようなので、この先に期待して読んでみよう。

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    2017年07月22日
  • 鳴夜

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    最後は嫌な後味が残りつつ、終わった。
    細蟹を抜け出しても、二人は抜け出せない閉鎖された世界、細蟹の糸からは逃れられるのかは疑問。

    夜宵、宵鳴、鳴夜、そしてまた夜宵といった
    タイトルの無限ループもその不安を強くする。

    しかし、何にとらわれていても
    最期まで二人が寄り添っていることは
    きっと確かであり、それが二人にとっては
    一番幸せなのかなと思う。
    そう思えば、二人にとっては最高の終わり方だったのかも。

    あさなさなとゆうなゆなも朽ちる代わりに呪いから解放されたかと思うと(そうあってほしい)、良かったね…と思わずにはいられない。

    ただ、細蟹を崩壊させるにしても、ここまで人が殺されたり狂ったり

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    2017年05月15日
  • 鳴夜

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    夜宵、宵鳴、鳴夜と続いた細蟹の市をめぐるお話。初めは何がどうなっているのかさっぱり分からず、頭が混乱した。嘘でしょ、と思うくらいどんどん人が死んでいき、崩壊していく。途中崩壊が一気に進みすぎて方向性がわけ分からなかった。かなりグロテスクな描写が多いので、苦手な方はお気をつけて。最後、サザとまことは幸せになれたかな…。

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    2015年08月11日
  • 鳴夜

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    夜宵から続くシリーズ3巻目。
    夜宵→宵鳴ときて→鳴夜 と回文が一周しこれにて終焉。

    柴村さんの新刊待ってた!しかも夜宵シリーズの続刊で嬉しい!
    前作で不協和音が響き始め、今作ではあちこちで軋み始め一気に崩れ落ちていくような。不気味で物悲しい雰囲気が好きだった。幻惑三部作、楽しませて頂きました。

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    2015年05月18日
  • ノクチルカ笑う

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    ほかの由良3部作よりも違った毛色の仄暗さでした。せっかく舞台が高校で、しかも文化祭なのに、あまり印象に残らず……
    由良シリーズは青春の良さや悩ましさを丁寧に切り取っている描き方が好きだったので、ちょっと残念でした。
    それでも、セイジャの式日のラストシーンで、教師になってね、生徒と約束したシーンを想うと、先生をしている由良くんの姿が見られて本当に良かったです。

    最後に。皆様書かれていますが、イラストが也さんでなくなっていたのが本当に残念!やっぱり由良シリーズは透明感と線の細さが美しい也さんのイラストが、作品の雰囲気をより一層儚く彩っていたのではないかと思いました。
    切ない気持ちのまま本を閉じて

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    2015年04月14日
  • プシュケの涙

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    地平線から不吉に膨れ上がる積乱雲 吉野彼方 「俺は、トラウマという言葉を免罪符にしようという考え方、好きになれない」 殊更ことさら=わざと 優越感を覚えつつ慰める 由良彼方 宛アタカ 高専 ドッペルゲンガー シャボン玉大量発生ツール 高津さん 織恵 フリーダムな人 世界軒の豚骨ラーメン 俯きがちな顔 花束のような蝶達を描こう

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    2015年04月06日
  • ノクチルカ笑う

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    由良君シリーズは三部で終わりかと思っていた。
    表紙変わってしまったんですね~このシリーズはずっと也さんが良かったな。残念。
    由良君はちらっと出てくるけど話にはあまり絡まないのでスピンオフ的話かなー。
    読み終わってみると構成とか雰囲気とかやっぱり由良シリーズの系統なんだけど。

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    2014年12月18日
  • プシュケの涙

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    切ない。
    ありがちな日常風景の中に、人の数だけある「視点」と「解釈」。それらが交差してできあがったストーリーは何とも言い難い切なさを持ち、冬に思い出す蝉の鳴き声みたいな儚さがぐっと胸を締め付けました。
    大勢に理解されなくても、たった一人に理解されれば良かった救いと無責任な他者の勝手な解釈に突き落とされる現実がひたすらつらいです。

    前半があっけない感じがしたところの後半の話には、反則的な読みがいがあります。

    初めて読む著者作品かつ学園探偵ものかな?と思いながら読みだした予想に反して、踏み込んだ深い心理描写に、良い意味で騙されました。

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    2014年11月07日
  • 夜宵

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    ネタバレ

    続編があるそうなのですが、結末がこうである以上もういいかな…と思う。

    失ってから気づくことの方が多い。きっとそうだ。
    与えられ続けているうちは、それがいかに特別なことであるかに気付かないのだ。

    ナキもだいぶクレイジーだなあ。
    愛する人のためには手段を選ばない。

    ラストはやっぱり泣けちゃうなあ。

    サザとカンナの、2人きりのささやかな生活を
    思い返すと余計に涙出てくる。

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    2014年04月20日
  • 夜宵

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    さらりと読むには適度なおもしろさ。最初はそれこそ、恒川光太郎の夜市を思い浮かべたけど、時間の錯覚を上手く使った構成は昔読んだ「12月のベロニカ」を彷彿とさせたなぁ。悪くない。うん。

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    2014年02月27日
  • 宵鳴

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    この不思議な世界が想像力をかきたてます。
    漫画じゃなくて良かった。
    映像化もしないで欲しい作品。
    登場人物や雰囲気など実際にないもの程自由な想像が出来るのが楽しいです。
    続編に期待。

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    2017年09月01日
  • 夜宵

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    もう一度読み返さずにはいられない。バラバラだった各章が繋がる時、細蟹の市から離れられない人々の底に滔々と流れる哀しみが浮かび上がる。どんな想いでカンナといたのか…語られていないサザの心境を想像すると止めどなく溢れてきた。
    サザの愛はどこまでも優しい。

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    2013年10月29日
  • 我が家のお稲荷さま。(10)

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    縦長のコマを使った、佐倉さんとコウの顔が面白かった。
    しかし、もうすぐ原作に追いつくけど、原作は…。どうするの?

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    2012年12月22日
  • おーい! キソ会長

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    再読。
    学園モノでライノでミステリのわりに、際立ったキャラが少なく、出番も少なく残念な作品。
    それに本の厚みの割にミステリ数が少ないのも残念だった。

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    2011年12月12日
  • 我が家のお稲荷さま。 壱

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    今日からアニメが始まるとは知らずにゆうべ読みました^^;いやなかなか面白いですよコレ!クーちゃん♂がグ〜ですv

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    2009年10月07日