柴村仁のレビュー一覧
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プシュケは訳によりますが「いのち」という意味のようです。
前半と後半でテイストがガラッと変わってびっくりしました。前半はどちらかというとホラーテイストの話のように感じましたが、後半を読むと印象がガラッと変わり、美しくとっても切ない物語に変貌します。色々と読者に考えさせる終わり方だったように思います。
背表紙には「青春ミステリー」と評されていましたが、ミステリーな印象はあまり受けませんでした。
また、これは個人的な感想になりますが、旭が最後まで悪者キャラで、それに触れられずに終わったことが少し心残りでした(あんまりいい印象を受けなかったので、、)
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Posted by ブクログ
タイトル怪しくて読んでみようかと。
ファンタジック・ホラーとか言うジャンルみたい。(あんまり気にして読んだことないけどね)
日が沈んでいる間だけの何とも怪しい感じの市。手に入らないものはなし!人でも何でも売ってて…でも許される…この市では…
(でも、どっかの国の人身売買的な怖い感じではないで!)
こういう世界観は、好きやな。市にはお面被って、人ではないという事で成り立ってる。
魑魅魍魎の中での非現実的な感じが、日常を忘れさせてくれる〜
最後にどんでん返し的なのもあって、なかなかやった!
続編もあるみたい。読もう!
溜まってる本全部読んでからやけど(^^;; -
Posted by ブクログ
ネタバレサイコパス!!!
由良シリーズといいつつ、出番ちょろっとだし…(; ^ω^)
由良シリーズって裏切りじゃん(; ^ω^)
サイコパス沖津と、そのサイコパスに気付いてしまった真名井の話。
真名井の叔母が「私がどこへ出ても恥ずかしい大人だから」に「そうだよ!」って否定しねえのかよ!って笑っちゃいました。
文化祭の出し物、お化け屋敷を作ってる最中、誰かがネットにお化け屋敷の裏方写真を掲載。
ネタバレしたお化け屋敷なんて楽しくない。ってことでみんなは大騒ぎ。
リーダーの国近を責めたり、犯人探しをしたり…。
真名井は別にそのままやればいいだろ。二年七組ががっかりするだけで、誰もがっかりしねえよ -
Posted by ブクログ
出だしの「チョコレートスープ」の印象が強烈。
不穏な歌だとは思っていたけれど、流石にそんなとんでもないスープだとは思いもよらなかった。
表紙のファンタジー感は何だったのかと目を疑うほど、気持ち悪い、絶対に飲みたくはない一品。
サザが登場するとはいえ、主人公らしきカンナに関わる話でもなしに、何でこれを最初に持ってきたのやら…
と思いながら読み進めていたのだけれど、結末まで読み終えてから、違った意味で「チョコレートスープ」にガツンと頭を殴られたような気がした。
サザを知る前と知った後では、同じ話でも全く違うものに見える。
まして、サザにとってのカンナはいかほどの存在だったのか。
「チョコレートスー