柴村仁のレビュー一覧

  • 宵鳴

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    「夜宵」の続編。今回は群像劇形式になっている。細蟹の市の雑多な雰囲気と人の業の悲しさのコントラストが美しい。

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    2013年12月10日
  • 我が家のお稲荷さま。 六

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    いつの間にか出ていた第6巻。

    今回は男性の姿のクーちゃんが多いです。かっこいいから好きなのです。
    昇のお兄ちゃんぶりにほっこりとしました。絵柄と相まって……という感じ。
    松風水蓮さんは透明感のある綺麗な絵を描くなぁ。
    6巻まで来て、それほど絵柄の変わらないのも珍しいと思うぞ……?

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    2010年09月10日
  • 我が家のお稲荷さま。 壱

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    小説が原作のコミックス化と言う事ですが、なかなか面白かったです。どうしてもコミックス化と言うと、原作に比べて評価が落ちる漫画が多いと思いますが、この作品に関しては成功の分類に入るのでは無いでしょうか。原作のほのぼのした空気をしっかり再現しつつ、松風水蓮さんの綺麗で可愛い絵も手伝って非常に魅力的な作品になっています。

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    2009年10月04日
  • プシュケの涙

    匿名

    購入済み

    彼方さんが飛び降りから始まって、目撃者の彼を探る不思議な少年由良くん。由良が何故にそこまで真相にこだわるのかがわからなく。また飛び降りた彼女もどんな子だったのかが見えてこなく。そこまで感情が入っていけなかったけれど、彼女からの視点で物語が始まり、彼女の環境、また由良との関わりを見て。彼女の死が酷く可哀想でならなかった。目撃者の少年2人に怒りが沸きます。

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    2024年11月03日
  • プシュケの涙

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    プシュケは訳によりますが「いのち」という意味のようです。
    前半と後半でテイストがガラッと変わってびっくりしました。前半はどちらかというとホラーテイストの話のように感じましたが、後半を読むと印象がガラッと変わり、美しくとっても切ない物語に変貌します。色々と読者に考えさせる終わり方だったように思います。

    背表紙には「青春ミステリー」と評されていましたが、ミステリーな印象はあまり受けませんでした。
    また、これは個人的な感想になりますが、旭が最後まで悪者キャラで、それに触れられずに終わったことが少し心残りでした(あんまりいい印象を受けなかったので、、)

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    2024年05月02日
  • プシュケの涙

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    24年はセツナイ系に挑戦してます。
    本作はそういう意味では実にセツナイです。
    道半ば…コレから…
    なのにと考えると前半のストーリーが実に憎い。

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    2024年01月13日
  • プシュケの涙

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    ネタバレ

    おもしろかった。けど、吉野サイドの後編はなくてもよかったかな〜。後半なければ★×5
    てかこれシリーズもんなの?確かにシリーズにできそうなキャラやけど。

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    2022年12月15日
  • プシュケの涙

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    ネタバレ

    前半と後半の2部構成になってて、
    前半は、かなりあっさり終わる印象。
    この後、どんな話に繋がるのか疑問だったけど、
    後半によって、物語が膨らんでいく感じがしてよかった。

    後半だけで読むとすごくハッピーエンドなのに、前半があるから、読み進めるほど切なくなる。

    っていうか、旭が最低すぎる。

    あと、5ページの×の伏せ字に綺麗に言葉を嵌められなくてもやもやする。

    でも、由良シリーズ次も読みたい。

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    2022年03月06日
  • プシュケの涙

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    ネタバレ

    キャラの面白さもあり、割かしサクッと読めるミステリーでした。
    学校を舞台にしたミステリーは初めて読んだので新鮮でしたし、まだ未熟な学生の心情がとても良く書かれていました。

    半分程で真相にたどり着き、あとの半分は回想シーンと言ったところでしょうか。
    面白い1冊でした。

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    2021年03月22日
  • 夜宵

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    タイトル怪しくて読んでみようかと。
    ファンタジック・ホラーとか言うジャンルみたい。(あんまり気にして読んだことないけどね)
    日が沈んでいる間だけの何とも怪しい感じの市。手に入らないものはなし!人でも何でも売ってて…でも許される…この市では…
    (でも、どっかの国の人身売買的な怖い感じではないで!)
    こういう世界観は、好きやな。市にはお面被って、人ではないという事で成り立ってる。
    魑魅魍魎の中での非現実的な感じが、日常を忘れさせてくれる〜
    最後にどんでん返し的なのもあって、なかなかやった!
    続編もあるみたい。読もう!
    溜まってる本全部読んでからやけど(^^;;

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    2021年01月31日
  • 鳴夜

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    読み終わりました〜!
    正直なところ、気になるところはありますが
    こんな世界なので、そういう終わり方も
    ありかなと思いました。好みは激しいかも…。
    気になる部分は個人的に想像して
    楽しもうと思います(笑)!満足!!!!!!!!
    (柴村さんの他の作品も読みたい)

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    2021年01月05日
  • 宵鳴

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    夜宵ほどの衝撃はなかったけど、
    個人的には満足!
    サザ報われるかなぁと思いながら
    シリーズを読んでる今日この頃。

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    2020年12月21日
  • 夜宵

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    ネタバレ

    恒川光太郎さんの「夜市」を少し若者向けにしたような感じがする。基本的にこういう余韻が残る話は好きです。チョコレートスープはいまいちだったけど、その後は良かった。
    サザが女性だったのに驚いたのは絶対私だけではないはず!

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    2018年07月11日
  • 我が家のお稲荷さま。 壱

    我が家に来てほしい

    安心して読めた。良かった。

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    2017年10月19日
  • 宵鳴

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    前作に引き続き、ワールド全開でした。

    あれだけ死人が出るようなおぞましい市が舞台であるにも関わらず、グロさの他にどこかその世界に美を感じるのは細蟹含め、登場人物が不安定な存在だからなのでしょうか?
    怨みだけでなく、愛や情も呪いと紙一重なのですね…。

    読み進めて行くほど、細蟹の綻びが進んでいくのがわかります。サザは細蟹の一部でありそれゆえ飲み込まれてしまいそうで不安です。
    とはいえ次回のサザの活躍も早くみたいので、ぜひ続きも読んで見たいと思います。

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    2017年05月14日
  • 夜宵

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    最初のチョコレートスープから一気に世界観に引き込まれた。
    和洋混ざった不思議な世界に浸れるだけでなく、最後のトリックが明かされてから、もう一度初めから読み返すと同じ文章が全く違うように感じられ面白かった。
    しかしまだ、細蟹(=蜘蛛の糸)の市というだけあって、もやもやすること、気づいていない伏線がありそうな雰囲気。
    そこがまた、この世界観と合わさって妙な後味がある。
    続編があることをさっき知ったので、読んでみたい。

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    2017年05月12日
  • ノクチルカ笑う

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    爽やかな学園小説かと思いきや、途中で垣間見え、ラストにはある程度ハッキリする背景の何とまあ黒いこと。
    なまじ大半を占める表面的なストーリーが面白いだけに、この居心地の悪いアンバランスさが妙な魅力に思える不思議な作品でした。
    もう1つ付け加えると、由良君は完全にオマケの扱いでした。

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    2016年11月01日
  • プシュケの涙

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    p.19
    トラウマという言葉を笠に着て、僕は誰よりも傷ついてるんですと主張するだけ。人間なら誰だって塞ぎきれない傷の一つや二つ負ってるもんなのに、殊更にそれを主張するのは『俺って呼吸してるんだぜ』と自慢するようなもの。そう思わない?

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    2016年07月20日
  • ノクチルカ笑う

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    ネタバレ

    サイコパス!!!

    由良シリーズといいつつ、出番ちょろっとだし…(; ^ω^)
    由良シリーズって裏切りじゃん(; ^ω^)

    サイコパス沖津と、そのサイコパスに気付いてしまった真名井の話。

    真名井の叔母が「私がどこへ出ても恥ずかしい大人だから」に「そうだよ!」って否定しねえのかよ!って笑っちゃいました。


    文化祭の出し物、お化け屋敷を作ってる最中、誰かがネットにお化け屋敷の裏方写真を掲載。
    ネタバレしたお化け屋敷なんて楽しくない。ってことでみんなは大騒ぎ。
    リーダーの国近を責めたり、犯人探しをしたり…。
    真名井は別にそのままやればいいだろ。二年七組ががっかりするだけで、誰もがっかりしねえよ

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    2016年03月21日
  • 夜宵

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    出だしの「チョコレートスープ」の印象が強烈。
    不穏な歌だとは思っていたけれど、流石にそんなとんでもないスープだとは思いもよらなかった。
    表紙のファンタジー感は何だったのかと目を疑うほど、気持ち悪い、絶対に飲みたくはない一品。
    サザが登場するとはいえ、主人公らしきカンナに関わる話でもなしに、何でこれを最初に持ってきたのやら…
    と思いながら読み進めていたのだけれど、結末まで読み終えてから、違った意味で「チョコレートスープ」にガツンと頭を殴られたような気がした。
    サザを知る前と知った後では、同じ話でも全く違うものに見える。
    まして、サザにとってのカンナはいかほどの存在だったのか。
    「チョコレートスー

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    2016年01月08日