マツコ・デラックスのレビュー一覧
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ネタバレ
第2章の「情報化社会」の少数派として が特に印象的だった。私はまさに卒業論文に苦労した身だから、2人の話していることは耳が痛いものだった。インターネットで検索すれば知りたい事を直ぐに知ることができる時代だが、自分の頭で考える事が大切で、考える事が人間を成長させていくんだと思った。
コミュニケーションの本質は人と意見を交換し、自分や相手が変わる事。自分の軸を持つ事も大切だと思うが、相手の意見を取り入れる柔軟さも必要だと思う。
ツッコミどころは、ツイッターなんてやらねえと言っていた池田先生が今はツイッターをしている事。(リツイートばかりで先生自身が呟く事はあまりないが)時が経てば考え方も変わるのだろう。
好きな事だけやっていくのは難しいし、楽な事ではない。嫌な事をやってやっと、好きな事ができる。
日本人はマジョリティーにいる事に安心を覚えるけど、他人の意見に流されず自分自身で考えて決断する事が大切だと思った。この本を読んで様々な意見を知る事ができたけど、それを鵜呑みにせず自ら考えようと思った。
そして、ぼーっとする時間も大切!! -
Posted by ブクログ
くるくる廻るリズム。
なにかライトなものが読みたくて旅先でダウンロード。
テレビの語り口よりももう少し凝縮された小気味好い文体。モーツァルトのオーボエ協奏曲みたいなコロコロ感。
単なるしゃべり口調ではなくて、リズムはあるけど無駄がないソリッドといっても良い文体。語り口はオネエだけど構造は高村薫さんみたいなオッサン構造。
彼女の番組以外ほとんどテレビを見ないので、語られるテレビ論が的を得ているのかどうかは分からない。思ったのはその時々の自分に正直なヒトなんだなぁと。
電車のリズムに似ているのと、10行以内で序破急のリズムがある文体は旅行のお供に最適。
ただ、ここから更に掘り下げては読まないかもしれない。心地よいけど刺激はない。それは狙ったものだろう。
メンタルなハーレクインロマンスのようなエッセイ。ただし村上朝日堂より真面目。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んでていろいろ考えさせられた。
いろんな見方や考え方があるなぁーって。
又、自分について気づいたこともあった。
「なりたい自分」ごっこや「同一化願望」は
まさにわたしにも当てはまって
かなり気持ち的にもスッキリした。
同一化願望で言えば
たとえば昔だったら、Paris Hilton. 今なら、Camila Cabello.
でも「永遠に手に入らない自分」なんだけどね。
まるでこの本は自分についての説明書かと思うくらい
共感できるところがあった。
あとね、
私の大嫌いな差別についての考え方も変わった。
自分も気づかないうちに
差別してるのかもって思っちゃった。
だから人種差別している人たちも
特別傷つけようとかそういう意識で
言ってるんじゃない人もいるんじゃないかって。
あとは、ある意味仕方が無いことなのかもしれない。
だってそこはよっぽどのことがない限り変わらないって。
そういう人たちに中にいる人で
偽善者であるひとは
ある意味では相手を傷つけないようにでたり
または自分の気持ち的な問題でもあったりね。
それがね、わたしこの前
学校で耳が不自由な方が話しかけてくれたわけ。
これってすごい偶然なんだか
この前までね、アメリカのドラマで
『Switched at Birth』というドラマがおもしろくて見てたんだけど
その主役の1人は耳が不自由な子なの。
その子は母親と話す時は
手話を使ってるんだけど
わたしこのドラマ観てて少しだけ
アメリカの手話に興味持ったわけ。
そして、こういう方たちの気持ちも
ドラマを通じてだが
どんな事が嫌かを学んでいたから
学校であったその方にわたしは
自然に対応できると思ったの。
ところが
その方はドラマのように
口を読んで会話できる感じではないのね。
だから紙に書いて会話したわけだけど
その時の自分の感じが何とも…
その方に限らず
わたしって自分の一言一言が
その人を傷つけてないか気になちゃうのね。
がしかし、その反面
なんだか自分が偽善者のように思えてならなかった。
自分に嘘をついてる気までした。
学校から帰ってきても
ずっと気分が晴れなかった。
なんだか優しんだか
最低な奴なんだか自分の事がわからなくなったよ。
いままで自分のこと
嫌な奴だよなーって思ってたけど
こんなに人のこと気にしてるなんて
案外 優しいのかもっておもったり。
自分でいうのもなんだけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ地獄の中に天国がある。
「~その地獄の最中にも天にも登る恍惚感があったのも確かなの。~でも、私はバカだから、地獄の真ん中にある天国を、まさかこれが天国だなんて思いもよらず、ずっと「この地獄を抜ければきっとそこに眩いばかりの天国が待ってるに違いない」と思い続けていたのよ。で、50歳にしてようやく地獄から這い出たと思ったら、そこには天国なんかなくて、砂漠が広がってるだけだった。愕然としながら振り返ってみると、さっき命からがら抜けだしてきた煮えたぎる地獄のマグマの真ん中に、キラキラと輝く天国があるのを見つけた。なんだ!天国は、あそこにあったんじゃん!私はまんまと地獄から逃げ出したと同時に、天国まで失っちゃったんだ!もう一度、あの天国に戻ろうとするなら、また地獄の焔を潜らなくちゃいけないんだ。そんなのイヤだぁ~!」 -
Posted by ブクログ
さらりと読めます。
マイノリティの中の優越だったり、
自分に対する特別感だったり、
自分の浅ましさについて私も良く考えるのだけど、
そうやって何度も思い起こすということをしないと、
人はすぐに、人を見下したり、差別したり、浅ましいことをし始める。
それもひっくるめて、私だし、人って優劣をつけるからこそ成り立っているものも結構あるのだと思うし、完全に差別のない社会が誰もが望む社会なのかと言われたら、イエスとは言えないんじゃないかという自分もいる。
でも、それでも、気づける範囲でフェアでありたいと願います。
思い上がりも、視野の狭さも、見識の低さも
これがあたしなの、認めて、なんて、言えない。
サメみたく、泳ぐのをやめてしまったら死んでしまうみたいに、
何度も考え、例え何度も同じ場所へたどり着いたとしても、たどり着く過程と方法が少しずつ違うような変化を認めつつ、
考えることをやめないでいたいと、私も思う。