マツコ・デラックスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでていろいろ考えさせられた。
いろんな見方や考え方があるなぁーって。
又、自分について気づいたこともあった。
「なりたい自分」ごっこや「同一化願望」は
まさにわたしにも当てはまって
かなり気持ち的にもスッキリした。
同一化願望で言えば
たとえば昔だったら、Paris Hilton. 今なら、Camila Cabello.
でも「永遠に手に入らない自分」なんだけどね。
まるでこの本は自分についての説明書かと思うくらい
共感できるところがあった。
あとね、
私の大嫌いな差別についての考え方も変わった。
自分も気づかないうちに
差別してるのかもって思っちゃった。
だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ地獄の中に天国がある。
「~その地獄の最中にも天にも登る恍惚感があったのも確かなの。~でも、私はバカだから、地獄の真ん中にある天国を、まさかこれが天国だなんて思いもよらず、ずっと「この地獄を抜ければきっとそこに眩いばかりの天国が待ってるに違いない」と思い続けていたのよ。で、50歳にしてようやく地獄から這い出たと思ったら、そこには天国なんかなくて、砂漠が広がってるだけだった。愕然としながら振り返ってみると、さっき命からがら抜けだしてきた煮えたぎる地獄のマグマの真ん中に、キラキラと輝く天国があるのを見つけた。なんだ!天国は、あそこにあったんじゃん!私はまんまと地獄から逃げ出したと同時に、天国まで -
Posted by ブクログ
さらりと読めます。
マイノリティの中の優越だったり、
自分に対する特別感だったり、
自分の浅ましさについて私も良く考えるのだけど、
そうやって何度も思い起こすということをしないと、
人はすぐに、人を見下したり、差別したり、浅ましいことをし始める。
それもひっくるめて、私だし、人って優劣をつけるからこそ成り立っているものも結構あるのだと思うし、完全に差別のない社会が誰もが望む社会なのかと言われたら、イエスとは言えないんじゃないかという自分もいる。
でも、それでも、気づける範囲でフェアでありたいと願います。
思い上がりも、視野の狭さも、見識の低さも
これがあたしな -
Posted by ブクログ
中村うさぎさんが好きだったことに加え、マツコ・デラックスという中村うさぎっぽい人物とのコラボ(?)ということで読んでみました。
ルールにのっとりつつ、互いに意見や本音を爽快な形で議論していたので読んでいて楽しかったです。でも、読んでて「おぉ」と思ったのは、やはり中村うさぎさんの文章。マツコ・デラックスさんがうさぎさんの本音をぐいぐい引き出している感じでした。
二人とも魔物というか、どこか自分と違う種類の人間だな…と無意識に差別していたことを思い知り、反省しきり。自分に正直に生きることで後悔しない人生を送ることはできても、果たしてそれで自分が本当に望む人生が形成されるかというのは話が違うのだな -
Posted by ブクログ
ネタバレあたしが天邪鬼だからか、はたまたスレているのか
どうもこの本の相談内容のうちのいくつかが眉唾というか、
やらせなんじゃねぇかと勘ぐってしまう。
もちろん中には真剣に悩んでるであろう相談も混ざってはいるんだけど
本気で悩んでねぇだろ、と言いたくなる相談もちらほら。
そのすべてに真剣に返答しているマツコさんが、まずはすごいと思った。
返答内容はともかくとして(爆)。
『あまから人生相談』というタイトルは言い得て妙で、センスがいいなと思った。
悩みに対する答えはかなり辛口なんだけど、その中に愛情を含んでいる。
この本はタイトルの勝利といえるかも。 -
Posted by ブクログ
マツコ・デラックス、というひとは、何か気になる。
私は普段、テレビをあまり見ないのだが、それでもこの人を知っているし、存在の威圧感や、発言の目の覚めるような鮮やかさに驚かされる。
で、そのマツコさんが、過激レディースコミック上で人生相談の連載をしていたのをまとめたこの本。
マツコデラックス、レディースコミック、帯の「ぶった切る!」のあおり文句・・・それらが発する期待は、見事に裏切られた。
なんというか、マツコさんのまともさ、頭の良さ、正直さ、謙虚さ、それから深い優しさに、ただただ驚く。。。本当にいい意味で裏切られた、というか。
まずなんといっても言葉づかいがとてもよくて、いわゆる「お姉言葉」