マツコ・デラックスのレビュー一覧
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ネタバレ対談集。
『ホンマでっか!?TV』を殆ど見てないので、池田清彦先生を存じ上げなかった。
虫を追っかけたりとか、口調が江戸っ子だったりとか、
存在自体面白い方だなーと、この本を読んでみて思った。
どなたかのレビューに『池田先生は高田純次入ってる』と書かれてて、妙に納得。
震災を語るくだりを読んだときに、発売当時に読んでおくべきだったと思った。
逆に言うと、震災直後と現在では温度差があるってことに気づかされたともいえる。
その後はマイノリティーの生き方だったりとか存在意義だったりとか。
話題は各方面に亘るので個別の感想を言い出すときりがないけど
マツコ・デラックスという人は本人が言うよりだいぶまっとうな人だというのが
主だった感想。
正確にいうと、至極まっとうに怒るべきことに対して怒ることのできる人、
だということ(最近の『怒り新党』を見てると尚更)。
そういう人は貴重だけど、今の日本では生き難いだろうなーとも思う。
なんだかんだ言ってもマツコさんのことが嫌いじゃないのは
そんなところに理由があるのかもな、とも思った。
同時に、以前『世迷いごと』を読んだときに「意外と愛情たっぷり」だと感じた理由も
なんとなくだけど判ったし、腑に落ちた。
こういう切り口でマツコさんがモノを語った本をもっと読んでみたい。
というか、今の芸人的、イロモノ的な扱いではもったいないと思う。
ご本人が聞いたら怒りそうだけど。 -
Posted by ブクログ
自分がなぜ「マイノリティ」と呼ばれる人(この本ではマツコ)が好きなのか、それは何を隠そう自分自身に「マイノリティである」という自覚があって、そういう意味でシンパシーを感じる人が活躍していたり自分の主張を展開していることが、単に嬉しい、若しくは勇気付けられるからだと思う。p144で池田氏が「エリート社員はマツコを見ても変だとしか思わない」と言っているが、社会の中心的存在で牛耳る側の人にマイノリティの存在は響いてこないのだろう。
なぜ他人に自分の生き方を押し付けるのか?人に迷惑をかけない範囲で自由に生きることができればいいのにと、この本を読んでそんなことを思った。 -
Posted by ブクログ
ネットや日本という国の在り方、個人主義やセクシュアリティーまで、2人の気の赴くままに進む往復書簡。個人的には特に2011.11.27-2012.6.10の部分が興味深い。
ここ何年か、何故だか中村うさぎの発言が気になるのは、恐らく彼女の思想が自分と似てる部分が多いから。p.87〜中村うさぎが珍しく政治について発言しているが、国家(日本)の「栄枯盛衰」の考えだったり、蓮舫の「一番じゃなきゃいけないんですか?」発言に対する理解だったり、これからの日本の在り方だったり、普段自分が漠然と考えていることほぼそのまま。p.94で日本は世界のリーダーとなる国民性ではないというのもまた然り。
テーマに偏りはあるが、冒頭に挙げたテーマについて考えるきっかけを得るために再読したい一冊。 -
Posted by ブクログ
言葉の定義をはっきりしないで、
薄ボンヤリした概念を共有するつもりで会話するじゃない?
それを許せないタイプの二人の
書簡のやり取り。
中村うさぎさんとマツコデラックスさん。
なので、
解釈やら、言葉の持つ意味について
突っ込んで話しています。
お互いの言いたいこと、
訂正と再確認を。
やー、お二人とも大好きですが
私にとって
かなり濃いです。
でも、確かに誰かと話していても
暗黙の了解とか
なんとなく伝わってるよね、
ってふんわりした空気があったりするけど
この往復書簡にはありません。
孤独、欲、自我、自由、
試行錯誤して格闘している言葉たち。
「色んなものを諦めることだけはやってきたけど、
何が欲しいのか、
何がやりたいのかっていう肝心なところを
突き詰めては来なかった気がする。」
「世間から愛されない自分を正当化するために、
世間を憎むのと同じ図式ね。」
誰にだってある
コンプレックスとか
言えない気持ちや出来事を
誰かに投影して
他者を攻撃すること。差別すること。
自分はそうならないように。
極力努力しなくちゃ。
そして、
自分がどうしたいのか
もっとストイックに考えたい。
考える行為をしようとしていたい。 -
Posted by ブクログ
自称「欲と悪徳にまみれた暴走ババ」である中村うさぎさんと、「デブでゲイの女装癖キワモノ」であるマツコ・デラックスさん。二人が隔週(?)で「サンデー毎日」で連載(意見交換)していたもの。女性政治家とフェミニズム、性とコンプレックス、本当の自分探しと女装癖、人生の意味と神様、などなどについて、お二人の赤裸々な考えやお互いに対する想いがすごい。
もうお二人は神の域に達しているかのように思えた。崇拝。
新宿の街に魅せられてハマってしまいそうになった後だったから、P194のご叱責が身にしみた(笑)もし東京に住んでたら…しばらくは通っちゃってたかもなぁ。ほんと居心地よかったんだもん。「女のはみ出し者」なんだろね、私。