マツコ・デラックスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幸せへの意思、孤独への覚悟。 「あまから人生相談」
レディースコミックにて連載されたマツコ・デラックスさんへの人生相談。
という一文だけでお腹いっぱい感のある本です。
初期のマツコさんはなんと、33歳。
そう思うと、20代でマツコさんは完成の域に至ってきていたのね・・・
と感慨深くなりました。
しかしながら、8年前の段階で、マツコさんに人生相談をしようとする
女性っていうだけで、もう、なんか一癖あるなと思ってしまうのが
正直なところ。
面白く拝読させて頂き、一部涙してしまいました。
全体通して伝えられているのは大きく下の2つ。
「幸せは自分の気持ち、自分の思いによって現れるもの」
「誰 -
Posted by ブクログ
久しくこのタッグから離れていたなぁ。
数年前のある期間すんげー読んでたけどな。とくにうさぎさん。
相変わらず、うんうん、って思えるところもあったけど、
少し、離れたなって、思うこともある。
めちゃハマったときには、わたしは自分の自意識の大きさに辟易としていたときだったかと思う。
自意識の大きさが変わったわけではないけれど、
「女から解放?された向かう先」を考えるうさぎさんを見て、
あ、わたしはまだ、この段階じゃないや。
わたしはまだ、考えなきゃいけないことがあるわ。
と思ったのではないかと思う。
この、「自分」というものが、ピクトグラムよろしくまっさら -
Posted by ブクログ
最初。ヘラヘラと軽い気持ちで読み始めた。やがて笑顔は凍りつき、読む手を休めながら目を閉じる事しばし。
重い本である。
獣道、人の痕跡なき道を歩くとはさも苦しいものなのだろうか。またそれが「裏道」なら尚更である。
本著はマツコデラックスと、中村うさぎ。二人の異色が「拝啓 マツコ様」「拝啓 うさぎ様」と書簡をやり取りする形式+対談といった構成になっている。テーマは多岐に渡るが一貫として語られるのは、哲学である。
その言葉は、やたらと刺さる。刺さって刺さって、毒にやられそうになる。特に私が刺されたのは以下。
「できれば、ネガティブな事だけ忘れて、大切な思いはリアルに覚えておきたいものだけど -
Posted by ブクログ
ネタバレ対談集。
『ホンマでっか!?TV』を殆ど見てないので、池田清彦先生を存じ上げなかった。
虫を追っかけたりとか、口調が江戸っ子だったりとか、
存在自体面白い方だなーと、この本を読んでみて思った。
どなたかのレビューに『池田先生は高田純次入ってる』と書かれてて、妙に納得。
震災を語るくだりを読んだときに、発売当時に読んでおくべきだったと思った。
逆に言うと、震災直後と現在では温度差があるってことに気づかされたともいえる。
その後はマイノリティーの生き方だったりとか存在意義だったりとか。
話題は各方面に亘るので個別の感想を言い出すときりがないけど
マツコ・デラックスという人は本人が言うよりだいぶま