あらすじ
8年にわたり時事とともに「いまのマツコ」を作った出来事を激語り。 「この業界に飛び込んでみて、自分がなんてつまらない人間なのかと愕然とした」など自身のこれまでを顧みたり、フェイスブックやツイッターへの悪ふざけ投稿が起これば「負のパワーはネットに吐き出さず、自分のためにぶつけてほしいわ」と社会への違和感を語る。さらに、現在、自らを電波芸者と名乗るマツコが、なぜテレビの住人になったのか、その意地と覚悟も赤裸々に! そんなストイックな姿の一方、マツコB面ともいうべきプライベートは超自堕落!「ビールを飲んでももう全く酔わない」など、知られざるマツコの姿も収録。極端なほどにふりきれた、「デラックスじゃない」刹那的なマツコの過去・現在・未来からは、8年を経て「変わらないマツコと変わるマツコ」の姿が見えてくる。文庫化に際して、2016年現在のマツコの思いも加筆収録。
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Posted by ブクログ
自叙伝といっていいのか?マツコさんの大ファンでこの作品はとても面白かった。特に空港に遅刻のエピソードはとても笑いました。マツコさんはコミュニケーション能力だけでなく文章の才能もある。
Posted by ブクログ
前書きのコンビニアイスの話、思わず共感してしまう。
ご自身がテレビでの立ち位置を勘違いしないようにということや昨今のアイドル業界、テレビ業界、SNS事情など幅広くマツコ節で語ってくれている。
Posted by ブクログ
社会についてもマツコさん自身についても俯瞰で見ることができる人なんだな。
そして言語化が上手。
そんな人が書くエッセイなんだから面白い。
矢口真里について書いた部分やそれも含めたモー娘。やAKB48のアイドル評。
特に矢口真里の部分は面白かったし、なるほどと思わされた。
テレビと活字媒体の比較やテレビとの付き合い方、テレビ業界の今後、ゴールデンタイム論なども自身がその中に身を置きながらよく考えている。
マイノリティの立場を自覚してそのポジションから物事を捉える。そして売れた立場になってもその感覚を忘れずに、考えて発信する。
だからこそ多くの人に受け入れられているのだろうな。
そんな事を感じさせられた著書でした。
Posted by ブクログ
面白かった!するすると読みやすい。
軽やかに文章を読めるが時々ハッとするような、心からうなづいてしまうような言葉がある。
マツコ・デラックスを少しだけ知った気になれる本だ。
読みやすい
マツコが感じる社会に対する違和感や諦め、自分自身の生き方などを知ることができた。テレビではわからないほど繊細な方だと知れて親近感が沸いた。とても面白い。
Posted by ブクログ
マツコさんが好きなのはどうしてだろう?と思っていたけど、たぶん 根っこにある 人としての品の良さ なんだろうな と思った。自分に厳し過ぎると思うけど(「孤独に生きることが(自分に)与えられた試練だ」とペットを飼わない等)、共感できるところ(ネットのデメリット等)や 目からウロコの内容(11時~が現在のゴールデンタイム等)も多かった。
Posted by ブクログ
最近マツコの番組をよく観る。物知りなことにまず感心するし、その上でコメントも面白い。そんなマツコの根底にある、テレビで聞かない価値観・考え方を知れた。
Posted by ブクログ
今やテレビで見ない日はないほどのマツコ・デラックスさん。テレビを見ていると誰の味方でもなく、自分をしっかり持っている印象だったので、本を読んでみることにした。
あまりにも自分を卑下している気がするけど、自分を客観的に見ていて、何が求められているのかをよく理解しているんだと思った。個人的には、アイドルの話と巻末のペットの話が面白かった。好きなアイスを求めてコンビニ巡りして迷子になる話も可愛らしいなぁと思った。
読んでみて、テレビとはまた違う一面を知ることができた。
Posted by ブクログ
くるくる廻るリズム。
なにかライトなものが読みたくて旅先でダウンロード。
テレビの語り口よりももう少し凝縮された小気味好い文体。モーツァルトのオーボエ協奏曲みたいなコロコロ感。
単なるしゃべり口調ではなくて、リズムはあるけど無駄がないソリッドといっても良い文体。語り口はオネエだけど構造は高村薫さんみたいなオッサン構造。
彼女の番組以外ほとんどテレビを見ないので、語られるテレビ論が的を得ているのかどうかは分からない。思ったのはその時々の自分に正直なヒトなんだなぁと。
電車のリズムに似ているのと、10行以内で序破急のリズムがある文体は旅行のお供に最適。
ただ、ここから更に掘り下げては読まないかもしれない。心地よいけど刺激はない。それは狙ったものだろう。
メンタルなハーレクインロマンスのようなエッセイ。ただし村上朝日堂より真面目。
Posted by ブクログ
マツコがやっぱり まっとう な人で、安心する。
肩ひじ張って生きなくてもいいんだな…と、安心する。
だけど、信念は曲げずに生きていこうと思う。