大江英樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
老後不安というナラティブ(物語)に過剰に怯え、ひたすらお金を増やそうとして、お金を使わずにいた結果、死ぬ時に一番お金をたくさん持っていた。
この本は、こうならないようにお金を使って豊かになることに焦点を当てて、書かれている。
著者は、お金の使い方、減らし方につい、以下の4つの側面から考察している。
①自分の好きなことに使う
②思い出(コト消費)に使う
③人のために使う
④無駄を楽しむ
私は、この4つの中で、②の記述が一番納得できた気がする。
思い出となる体験はいつまでも忘れなし、価値あるものを生み出したり、優れた判断力を得るための手段となり、投資にもなる。
その方法として考えられるのが「人」、「本」、「旅」である。
また、③についても、自己投資でなく、他人への投資、「ギブファーストの精神」が大事であることは理解できた。
最後に書かれている「お金より大切なもの」は、日頃から感じている観点もあり、この本で、それを再認識させられた。それは以下の4つである。
①限られた時間(機会費用とみなす)
②信用(自営業では特に大事)
③健康(健康なうちにお金を使う)
④幸福感(自分の好きなことをする時、承認欲求が満たされる時に得られる)
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Posted by ブクログ
上司におすすめされて、お借りして読みました。この手の本を読むのは初めてだったのですが、とても勉強になりました。40代前半の今でも、これを読んでおいて良かったな〜と普通に思います。
全体の趣旨としては、定年後は時間も自由もあるのだから、会社に縛られずに、自分の身の丈に合わせて楽しんでいこうという内容。前半はそのためのお金の考え方、後半は仕事の考え方みたいな感じです。
お金は老後2000万円問題なんかが話題になりましたが、厚生年金サラリーマンであれば、身の丈に合った生活をすれば、年金だけでもそこまで貯金がなくても大丈夫みたいです。退職金は入院、介護などのための費用として残しておくべきなので、遊びのお金は貯金を崩したり、仕事で得たお金を使うのが良いです。ちなみに要介護状態となった場合の費用は一般的には800万円くらいとのことで、その費用は準備しましょう。
定年後の仕事は、転職、再雇用、独立の3つが大きく分けて考えられますが、現役世代と圧倒的に違うのは、年金をもらえるのでリスクを負っても大丈夫と言うことです。つまり、定年の時こそ、”やりたいこと”に挑戦するのが良いのでは?というのが響きました。
ただ、共感できなかったのは、著者は38年間、ずっと同じ証券会社で勤めているのですが、結構仕事の愚痴が多いです。僕はもちろん嫌なこともありますが、基本的には会社勤めを楽しんでいるので、著者のようなモチベーションは共感したくもないし、その辺りは、そんな感じだから定年後再雇用にならずに独立したんだろうな〜と思いました。
まあ、でも、誰にとっても関わりがあり、人生の中でものすごく大きなターニングポイントである定年に対する漠然とした不安やあまりよくイメージできていないところをクリアにしてくれた良書でした。 -
Posted by ブクログ
この本を5年前に読んでおりますが、この度2026年新制度に対応した改訂版が出されましたので、読むことになりました。最近では「年金が破綻する!」という過激なことを言う人も減ってきたように思いますが、5年前には心配しながら読んだ記憶があります。
あと3ヶ月すれば62歳の誕生日を迎えます、私は規則通り65歳から受給する予定にしていますが、新制度が実施されても、今の私の状況を考えると特に問題ないと安心できました。この本に書かれていた通りで、何歳から受給すべきなのかは、各人の様々な状況によって異なることも改めて理解しました。
以下は気になったポイントです。
・公的年金制度 自体は万全とは言えないものの健全であり、これまでの制度の改革や修正を繰り返しながら より良くなっていることは事実である。ファクトを 鍛錬に調べていけば そのことはよく理解できる(p7)
・貯蓄と保険とは全く異なる概念のものである、 貯蓄は「将来の楽しみのために自分で蓄えるもの」、 これに対して保険は「将来の不幸のためにみんなで備えるもの」である(p33)
・年金で大切なのは損か得ではなくて、何歳まで生きても生活することができるという安心感にある(P38) 30年後の物やサービスに対する請求権を持つということが 年金の本質の一つである(P49) いくら 物価が上昇しても 今と同じ価値のものやサービスを手に入れることができる 購買力である(P50)
・ 現在の高齢者が現役であった 昭和30から40年代は、 まだまだ私的な扶養のウェイトが高く、年金制度による「共助」はそれほど 機能していなかった(P69)
・ 厚生年金の支給開始年齢は1944年の時点では男女ともに55歳であった、 それが改正されたのは1954年で、この時は男性だけで55歳から60歳までを1957年から16年かけて引き上げた、この引き上げが完了してから16年後 1989年の改正で男女ともに支給開始年齢を65歳にすることが決まったが、実施時期はまだ決まらなかった。1994年にようやく 定額部分を2001年から12年かけて実施、 女性は2006年から12年かけて実施、 報酬比例部分 は2000年の改正で2013年から12年かけて、 女性の場合は2018年から12年かけて 65歳にすることが決まった。 要するに 復旧 開始年齢を引き上げるというのはそんなに短期間でできるものではない(P76)
・ 単に 年齢で切り分けてその比率を比べるのではなく、 働いている人が働いていない人を養っている割合が どれくらいかで考えるべきである。 2020年現在では1人が 0.88 人を支えている、 30年前の 1990年には1人で0.96人、 そして 半世紀前の1970年には1人が1.03という数字になっている。 なんとお神輿 型と言われていた 1970年よりも今の方が高齢者の数は増えているにもかかわらず、支えている 人数 自体はわずかですが 減っている。 20年後の2040年というのは 少子高齢化がピークを迎える頃 と言われているが、 その頃でも今とほとんど同じである(P106)
・日本だけではなく世界の多くの国も 当初 スタートする時は「積立方式」を指向したものの、 それでは持たないことにすぐに気づき 、いずれの国も早い時期に「 賦課方式」 に変更した、 もし 積立方式のままで運営していれば、その負担は大変なものになっていたことであろう(P117)
・2026年改正で大きく変わるのは、20代から50代で子供のいない 遺族が受け取る 遺族厚生年金である。 生活 激変 期の5年間は支援を行うが、 その後は継続的な給付を行わないという考え方に改めた(P178) すでに60歳になっている方や 施行日前に遺族厚生年金を受け取る 受給権が発生している方、 18歳未満の子供のいる 20代から50代の方に関しては 従来のルールが適用される(P180)
・厚生年金の 保険料と給付の算定に用いる「標準報酬月額」には現在は 65万円( 報酬 ベースでは66.5万円)の上限がある、 この上限 テーブルに該当している割合が男性では9.6%いる 。そこでこの月額 テーブルを68万円(2027年9月)71万円(2028年9月)75万円(2029年9月)と引き上げることで回答者には高い賃金に応じた保険料を負担してもらうことになった(P197)
・年金の受給を遅らせるのに特別な手続きが必要なわけではない、 65歳になる 3ヶ月前に日本年金機構から「年金請求書」が送られてくるが、 ここで何もしなければ自動的に受給時期は 繰り下げとなる、自分の好きな時に手続きをすればいい(P204)
・従業員 1000人以上の大企業の場合、 大卒で35年以上 勤続して 定年を迎えた人の平均退職一時金の金額は2037万円、 高卒だと1909万円、 大企業ではほぼ2000万円程度である(P219)
・老後のお金の使い道を3つに分け その使い道のためにお金を出ところ 別に分けるという考え方がある、1) 日常生活費については 公的年金や企業年金、2) 自己実現 費については働いて得る収入、 楽しむために働く、3) 医療介護施設入居費については 退職金や金融資産である (P223)
・年金について考える場合 5つの要素を頭に入れる、1)サラリーマンか自営か、 厚生年金や企業年金の有無があるので 極めて重要である、2) いつまで働くか、3) 自社に企業年金制度があるか、4) 現在 どれくらいの金融資産を持っているか、5)自分がどの制度を活用できる立場なのか、である(p238)
2025年12月31日読破
2025年12月31日作成 -
Posted by ブクログ
お金の増やし方に関する本が多い中、逆張りのタイトルがなんとなく気になって購入。
本作はお金に関しての初学的な本で、どちらかといえば概念的な記述が多かったかなという印象。
おそらく、ほとんどの人が「お金を増やしたい」と考えている。では、どうしてお金を増やしたいのか?と問われれば、「お金があった方が幸せになれるから!」と答えるだろう。しかし著者は、お金がいくらあっても決して幸せにはなれない、むしろ上手に使って減らした方が幸せになれるはずだと提唱している。
めちゃくちゃ新鮮な視点か?と問われればノーだけど、お金に関して勉強するなら一度はふれておくべき内容だと思った。というわけで⭐︎3つ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大手証券会社を退社後、起業。企業が大変では無く、選択肢として加えるべきとの論調
・アイデイアが出たとき、でも、しかし、だけどのバットマンにはならない事
・管理職のあなたの話を部下が聞くのは、評価権者だから。
だれも上司の話など聞きたいと思っていない。皆の悩みや話を聞く方がよっぽどいい。
・ギブアンドテイクというが、ギブ・ファーストからしか始まらない。
・相手に何かして貰ったら、それはツケと考える。
いつか返さないといけない。
・起業に当たり、本を出版することは効果的。
優良顧客に配布して、自分の会社を理解して貰う。
100万円掛けても高くはない。
・増大する社会保障費の解決方法 高齢者が長く働く
分母が大きくなり、分子が小さくなる -
Posted by ブクログ
要は、年金を月20 万近くもらえるのであれば90歳の時までに資産をほぼ使っていても生活できるよ。ということ。死ぬ前が1番資産を持っているというパターンが多い。生きてる内健康な内に自分が楽しいと思えることにお金を使おう!仕事を道楽に。努力の娯楽化が大事。
人からどう見られているかにお金を使うよりも、自分がどれぐらい楽しいかにお金を使った方が良いと思う。
篠田桃紅さん「人は用だけを済ませて生きていると真実を見落としてしまう。真実は暇膜の間にあると近松門左衛門が言っていたように求めているところにありません。しかし、どこかにある。雑談や衝動会など無駄なことを無駄だと思わないほうがいいと思っている。」
出口治明さん「人は賢くなる方法は人・本・旅に尽きる」旅は計画、最中、思い出の3つの楽しみがある。
自分が鍛錬して身につけたものは自分の物で決して奪われることがない一生の宝。しかしその宝は分かち与えるほどに輝きが増すものだ。