大江英樹のレビュー一覧
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来年度(2022)から新年金制度が始まるというタイトルだったので本屋さんの店頭で手に取った本でした。
現在の年金制度について巷で流れている否定的な情報について丁寧に解説してあり、現在の年金制度はよく考えられて設計されている制度であることがよく分かりました。
年金未納者はほとんどいない(数%程度、p94)、65歳以下の人(支える人)と65歳以上(支えられる人)の割合で考えるのではなく、一人の就業者が何人の非就業者を養っているかで考えると、日本においてその割合は1970年(1.05人非就業者)から2040年(0.96人)変わらない(p103)は知っておくべき事実だと思いました。
以下は気にな -
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貯金、投資、保険、年金など、とても分かりやすくお金のことが書いてあった。
正直あまり真剣に考えてなかったというかあえて見ないようにしていた部分もあるけれど、やはり生きていく上でお金は必ず必要なもの!
たまたま手に取っただけだったけれど、この機会に読んで良かった。
保険、年金については、知らないと自分が困ることになるなと改めて実感。なんとなくの情報や常識とされるものに振り回されるのではなく、自分の頭で考え決められるようになりたい。
投資については、特に投資家になりたいわけではないけれど、それでも投資の種類や何故投資をするのか?その考え方の根本を知っているのと知らないのとでは人生の幅が変わるな -
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定年後の第二の人生を幸せに、楽しく過ごすための実用書的な内容でした。サラリーマンなら誰もが迎える定年後の生活で起きうる不安や間違った考え方を払拭できる内容で、とても参考になりました。
定年後に、まず最初に誰もが不安を抱く「お金」の問題。収支予測のやり方や、医療・介護にかかる費用の目安など、現実的且つ具体的なアドバイスが書かれていました。老後の他人との付き合い方、定年後の働き方、趣味の見つけ方・楽しみ方、勉強のススメ、などなど充実した第二の人生を送るためのヒントがたくさん載せられていました。
最後の章では、人生の先輩方の事例がいくつか紹介されていて、様々な職歴の方がどのような経緯で定年を迎え -
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あ~もっと早い時期にこの本を読んでおけば…
って2017年発行か…
老後破産とか老後貧乏とか
日々のニュースを騒がせていますが…
今後長く生きることを考えたら「お金」って大切
年金っていくらもらえるの?
あてにしていいの?
夫婦の場合夫の死後はどうするの?
独身女子のおひとりさまの家計は?
いやもうね、考えたら不安でしょうがないのよね
じゃあやったことないけど投資とかやってみようか?とか
外貨積み立てしてみようか?とか
海外モノの保険に入ってみようか?とかね
色々考えちゃう
この本はかなり具体的にシュミレーションしてくれているのでお金のことがわかりやすい!
「投資で死んだ人はいるけ -
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老後を考えたことがない人、老後の「健康」「お金」「孤独」に不安がある人はぜひ読んでください。不安がないという人もそれが「過信」ではないか問い直すために読んでください。読んだ結果、役に立たない可能性もありますが、読まずに公開するよりはいいと思います。
「45歳から始める」とありますが、「少なくとも45歳までに考えておいたほうがよい」だと思います。「まだ十分に時間がある」とか「制度変更の可能性がある」など、考えても無駄だと思うかもしれません。それでも就職、結婚、持ち家購入など、人生の節目節目で定年後、セカンドライフについて考えておくと、後悔のない人生を遅れると思います。
「金持ち老後」とありま -
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タイトルに一瞬イラっときたが、我慢して読んでみるとそこには自分が知らなかった行動心理学に基づく投資の真実があった。
①コストを下げることによる認知的不協和の解消(衝動的にナンピン買いしてしまう理由)
②確証バイアス(自分の判断を肯定してほしくて、ついつい証券セールスに同意を求めてしまう)
また、行動心理学の観点からだけではなく、下記に示す自分が知らなかった事実も発見できた!!
インフレに弱いのは預金ではなく、現金を保有すること。
昔は金利が高くて黙っててもお金が増えていたが、それ以上に消費者物価指数の上昇が大きかった(オイルショック時は、名目金利が7.75%だったが消費者物価指数は23% -
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難しいこと考えずに初心者は(証券会社がオススメの)投資信託を買いなさい、ってことをいってます。
前線バリバリの証券アナリストたちが投資のコツを解説した本。派手なテクニカル分析よりも、老後資産を構築するために、長期的にじっくり資産を作ることを目指す、すごく渋い本。
ダイヤモンドZAIのコラムっぽいな、と思ったし、序盤はしっかり読むほどでもないかな、と思っていたけど、第2章、第3章と進むにつれ、どんどん実践的になっていきました。
資産形成の大きな参考になります。
投資は短期的なものではなく、長期間、忍耐を持ってじっくり貯めるものというスタンスです。
ふーん、と思いつつ、この本のメインターゲッ -
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まさにタイトルに偽りなし!
最初から最後まで、難しい用語が出てこなかったのは狙い通りなのでしょう。
経済について、難しい用語を並べて難しい学問のように説明・解説するのはよく見られますが、この本書では、「経済に興味のある1年生」に向けて書いてあります。
もちろん、株式や経済について多少の知識がある人にも『この教え方は伝わりやすい!』と思える箇所がいくつも登場します。
【例】
(投資と投機の違い)
(為替からFXは儲かるのかについて)
(税金から国家破綻の可能性について)
38年間、3万人以上の顧客に相談やセミナーを通じてお金のアドバイスをしてきただけに、表現がうまいなぁ~と感じるのも多